土地家屋調査士の予備校と言えば、東京法経学院とLECの2強でした。
でも、アガルートが講座をリリースしたことで、自宅で学習できる選択肢が生まれました。
「通信講座で合格できるの?」と思うかもしれませんが、2019年度試験では、全国平均の3.52倍にあたる合格率34.1%を叩き出しています。
この記事では、アガルートの土地家屋調査士講座の口コミ・評判を紹介します。
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目次
アガルートの土地家屋調査士講座
アガルートの土地家屋調査士講座の特徴を見ていきます。
アガルートのカリキュラム一覧
アガルートのカリキュラムには、初学者向けと中上級者向けがあります。
初学者向け
講座 | 内容 | 価格(税込) |
入門総合講義 (午前免除資格者向け) |
初学者向けのインプット講義 | 184,800円 |
入門総合カリキュラム (午前免除資格者向け) |
初学者がゼロから合格を目指すためのカリキュラム ・入門総合講義 ・択一式過去問解析講座 ・記述式過去問解析講座 ・新・定規の使い方講座 ・[中山式]複素数計算 |
272,800円 |
入門総合カリキュラム (午前免除資格者向け) USBメモリオプション |
上記カリキュラムの講義データが入ったUSB付き | 359,700円 |
ダブル合格カリキュラム | 測量士補のカリキュラムとのセットコース | 305,800円 |
ダブル合格カリキュラム USBメモリオプション |
上記の講義データが入ったUSB付き | 414,700円 |
基本コースは、入門総合カリキュラムです。
インプット講義だけでよければ「入門総合講義」、測量士補と土地家屋調査士のダブルライセンスを狙うなら「ダブル合格カリキュラム」が選択肢に入ります。
各カリキュラムには、講義データが入ったUSBメモリが付属するオプションを選択可能です。
・測量士
・測量士補
・一級建築士
・二級建築士午前の部の試験は難易度が高く、体力的・精神的にも不利になるので、ほとんどの人が午前の部を回避しています。
例えば、2019年度試験で午前の分を受けたのは、約4000人の受験者中31人だけでした。現在は、測量士補の試験に合格して午前免除資格を得たうえで、土地家屋調査士試験に臨むのがセオリーとなっています。
中上級者向け
講座 | 内容 | 価格(税込) |
演習総合講義 | 中上級者向けのインプット講義 | 184,800円 |
演習総合カリキュラム | 中上級者が合格を目指すための講座がセットになったカリキュラム ・総合演習講義 ・択一式過去問解析講座 ・記述式過去問解析講座 ・書式ひな形対策講座 ・新・定規の使い方講座 ・[中山式] 複素数計算 ・実践答練全6回 |
272,800円 |
演習総合カリキュラム USBメモリオプション |
上記カリキュラムの講義データが入ったUSB付き | 327,800円 |
学習経験のある中上級者向けには、インプット講座のみの「総合演習講義」とアウトプットを含む「総合演習カリキュラム」があります。
カリキュラムを選ぶ場合、講義データがもらえるUSBオプションも選択可能です。
合格ゼミ
講座 | 内容 | 価格(税込) |
添削あり | 講師のオリジナル問題で実践的な知識を身につけるゼミ。 答案の添削あり。 |
66,000円 |
添削なし | 同上・ 答案の添削なし。 |
33,000円 |
アガルートの土地家屋調査士講座には、講師オリジナルの択一式・記述式問題を使って実践的な知識を身につけられるゼミ型講座があります。
主な内容は次のとおりです。
- 課題問題の取り組み・提出
- 課題問題の添削(添削ありの場合のみ)
- 講義動画の視聴
- 座談会(添削なしの場合は一部のみ)
最大の特徴は座談会。
講義では話されない「ぶっちゃけた内容」や「最新情報」について、非収録・非配信、その場限りで講師が話してくれます。
また、予備校のように講師と意見交換ができる貴重な機会でもあります。
アガルートの価格
価格 | ・入門総合カリキュラム:272,800円 ・演習総合カリキュラム:272,800円 |
アガルートの土地家屋調査士の価格は、他講座と比較すると安く設定されています。
予備校 | 東京法経学院 | LEC | アガルート |
価格 | 380,600円 | 320,100円 | 272,800円 |
実績と知名度のある東京法経学院・LECの講座と比較すると、5~10万円程度安くなっています。
測量士補とのダブルライセンスを目指すカリキュラムも、税込305,800円です。
また、アガルートは頻繁に割引セールを実施しているので、期間中はよりお得に利用可能です。
合格者返金制度は、次の条件を満たすことで講座費用を全額返金してもらえる制度です。
・合否通知書・成績通知書のコピー提出
・合格体験記の提出
・受講レビューの提出
・テキスト等教材の返却
アガルートの運営会社
運営会社 | 株式会社アガルート |
アガルートの運営会社は、次のようなサービスを提供・運営しています。
- アガルートアカデミー
- アガルートキャリア
- アガルートメディカル
- アガルートAIコモン
いずれも運営状態は良好で、会社の経営状態に問題はありません。
アガルートの実績
実績 | 2019年度試験の合格率34.1% (全国平均の3.52倍) |
アガルートは、2019年度の合格率が34.1%だったと公表しています。
合格率の全国平均9.68%の3.52倍にあたる数値です。
合格率を公表している講座が他にないので単純比較はできませんが、受講生の約3人に1人が合格しているというのは魅力的です。
アガルートの講座の質
講座の質 |
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アガルートの土地家屋調査士講座を担当するのは、3名の講師です。
メイン講義を担当するのは、試験を総合1位で突破した中山祐介先生。
合格に必要な知識を分かりやすく伝えるスキルに加え、[中山式]複素数計算などの最新テクニックも人気です。
教材は、中山先生が講義に合わせて手作りしているフルカラーテキスト。
表やグラフを多用して、視覚的に分かるようになっているのが特徴です。
必要な情報だけが漏れなく掲載してあるので、効率的に知識を得ることができます。
講義は、ホワイトボードやテキストに書き込みながら講師が説明するオーソドックススタイルです。
講義画面にテキストが表示できるので、外出先でテキストがなくても視聴できます。
1講義の時間が短いので、スキマ時間に集中して講義を視聴するのにもピッタリです。
カリキュラムは、合格に必要な知識だけを習得して最短ルートで合格を目指せる内容です。
無駄を削ぎ落した講座がアガルートの特徴ですが、土地家屋調査士講座でも効率的な学習で合格を目指せます。
アガルートのオンライン
オンライン |
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アガルートは、マルチデバイス対応です。
講義画面にテキストを表示できるので、いつでもどこでも端末のみで学習できます。
また、講義音声を無料でダウンロードできるので、オフライン環境でも学習可能です。
アガルートのサポート
サポート |
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アガルートのサポートは、質問サポート、添削、フォローアップの3つに分けられます。
質問サポート
アガルートでは、受講生限定のFacebookグループで質問できます。
回数制限なく学習上の疑問や悩みを相談でき、講師が回答をくれるサポートです。
自分以外の受講生がした質問や講師の回答をまとめて閲覧できるので、Q&Aとして活用することもできます。
添削指導
ゼミ(添削あり)を受講した場合、オンライン添削を受けられるようになります。
答案作成のクセや課題が浮き彫りになるので、実践力アップには欠かせない指導です。
カウンセリング
アガルートでは、毎月1回、講師によるカウンセリングを受けられます。
学習の進捗を聞き取ってもらい、必要に応じて疑問や悩みに応えてもらえるサポートです。
学習のペースメーカーやモチベーション維持に役立つとして、受講生の間で評判になっています。
アガルート土地家屋調査士講座の口コミ・評判(デメリット)
アガルートの気になる口コミ・評判を見ていきます。
- 講座が新しい
- eラーニングが充実していない
講座が新しい
岐阜県:B・A(30代・男性)
土地家屋調査士講座と言えば、東京法経学院かLECだと思います。
新興のアガルートは確かに注目されていますが、運営実績が短いので信頼して良いのか不安です。
東京都:D・D(20代・男性)
アガルートは人気の通信講座だけど、土地家屋調査士講座は新しいから不安が残ります。
アガルートは、2015年にスタートした新しい通信講座です。
土地家屋調査士講座がスタートしたのは2019年で、東京法経学院やLECと比較すると歴史がありません。
そのため、「新しいもの」に抵抗がある人は、受講に不安を感じることがあるようです。
eラーニングが充実していない
東京都:E・T(30代・男性)
「いつでもどこでも」がメリットの通信講座ですが、アガルートはeラーニングで特筆すべきところがありません。
強いて言えば、テキストが講義画面に表示されることくらいです。
もう少し充実させてほしいところですね。
広島県:W・O(30代・女性)
アガルートは通信講座ですが、eラーニングは簡素です。
資格スクエアやスタディング並みの学習サポート機能が付いていればいいのですが…
アガルートは、eラーニングシステム(オンライン学習システム)が充実しているとは言えません。
外出先でも講義は視聴できますが、問題演習や進捗管理などは全てオフラインです。
アガルート土地家屋調査士講座の口コミ評判(メリット)
アガルートの良い口コミ・評判を見ていきます。
- サポートが手厚い
- 価格がリーズナブル
- アウトプット学習が充実している
サポートが手厚い
東京都:N・G(20代・男性)
通信講座はサポート体制が手薄なのが心配でしたが、アガルートは違いました。
Facebookグループでいつでも質問できるし、定期カウンセリングでフォローアップもしてもらえるので、勉強の行き詰まりやモチベーションの低下を感じることなく勉強できました。
福岡県:A・R(20代・女性)
講師が定期的に直接カウンセリングしてくれるなんて、予備校でもあまりないサービスです。
アガルートは、通信講座のなかでも特にサポート体制が手厚いことで知られています。
いつでもどこでも質問でき、定期的にフォローアップしてもらえる通信講座は他にありません。
予備校の通信コースでも、アガルートほどのサポート体制は整備されていません。
価格がリーズナブル
宮城県:O・O(30代・男性)
東京法経学院やLECを考えていたのですが、価格の高さがネックでした。
アガルートは、オールインワンパックで他の予備校より安かったので、ほぼ即決しました。
東京都:S・K(20代・男性)
アガルートは複数のコースがありますが、どれも予備校より安いです。
割引セール期間中はさらにお得になるので、学習コストを抑えたい人にはピッタリですね。
アガルートの土地家屋調査士講座は、他の予備校より価格が低く設定されています。
定価では5~10万円程度の差ですが、10~30%の割引セール中ならさらに価格差が開きます。
割引制度も充実しているので、うまく使えば、学習コストを予備校の半額程度に抑えることも可能です。
アウトプット学習が充実している
大阪府:M・D(30代・男性)
アガルートの土地家屋調査士講座は、アウトプット学習が予備校並みに充実しています。
通信講座でアウトプットは期待できないと思っていましたが、ゼミを申し込めば添削まで受けることができて大満足です。
東京都:A・A(20代・女性)
演習総合カリキュラムを受講しました。
基本知識の再インプットはサクサク進み、比較的早い段階からアウトプット学習に移行できたことが、合格につながったと思っています。
1年目は予備校を利用してインプット学習に終始しましたが、今回はアガルートにして本当に良かったです。
アガルートは、「インプットはコンパクトに、アウトプットは手厚く」が基本スタンスの通信講座です。
アガルートの司法試験・予備試験講座が特にその傾向が強いのですが、土地家屋調査士講座もアウトプット重視のカリキュラムが組まれています。
特に、新・定規の使い方講座や[中山式]複素数計算は、受講生に高い人気があります。
アガルート 土地家屋調査士講座が向いている人
講座の特徴や口コミ・評判を踏まえると、アガルートの土地家屋調査士講座が向いているのは、次のような人です。
- 学習コストを抑えたい人
- 質の高い講義と教材を使いたい人
- 手厚いサポートを受けて学習したい人
予備校より価格が安いので、コストを抑えたい人にはピッタリです。
高い合格率を叩き出している質の高い講義やテキストも、アガルートを選ぶ大きなメリットと言えます。
また、土地家屋調査士講座のなかでトップクラスのサポート体制に魅力を感じる人にもおすすめです。
アガルートが向いていない人
次のような人には、アガルートの土地家屋調査士講座は向きません。
- 予備校で勉強したい人
- 運営実績の長い講座で勉強したい人
- 時間とお金をかけてじっくり勉強したい人
通信講座が苦手な人や、運営実績が長い講座を選びたい人には向きません。
また、時間とお金をかけて網羅的に学習したい人にも、効率特化のアガルートのカリキュラムは合わないでしょう。
アガルート 土地家屋調査士講座の口コミ・評判 まとめ
アガルートの土地家屋調査士講座の口コミ・評判(メリット・デメリット)をまとめました。
アガルート | 内容 |
メリット |
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デメリット |
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講座の特徴や口コミ・評判を踏まえると、アガルートの土地家屋調査士講座が向いているのは、次のような人です。
- 学習コストを抑えたい人
- 質の高い講義と教材を使いたい人
- 手厚いサポートを受けて学習したい人
講座選びでは、自分に合うかどうかを最も重視することが大切です。
アガルートの講座に興味を持ったら、講義やテキストをチェックして、「アガルートの講座で勉強を続けられそうか」検討してください。
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