アガルートと資格スクエアは、どちらも司法試験予備試験に短期合格できるカリキュラムを提供しているオンライン予備校です。
でも、講義、テキスト、サポート、学習システム、添削などのコンテンツには大きな違いがあります。
この記事では、アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめか、9つの基準で比較します。
アガルートと資格スクエアを比較
まず、アガルートと資格スクエアの司法試験・予備試験講座の特徴を見ておきます。
アガルート
アガルートは、元LEC講師の工藤北斗(岩崎北斗)先生が2015年に立ち上げたオンライン予備校です。
高い実績やそれを支える質の高い講義やテキストが口コミで評判になり、今では伊藤塾と比較されるレベルになっています。
アガルートの司法試験・予備試験講座は、コンパクトなインプット講義と充実したアウトプット対策、予備校以上に手厚いサポート体制が特徴です。
一方で、オンライン学習システムの性能が今一つという課題があります。
アガルート | 特長と課題 |
---|---|
メリット | ・教材・テキストの質が高い ・個別指導が手厚い ・社会人受験生が勉強しやすい |
デメリット | ・費用が高い ・オンラインがイマイチ ・講師の説明が聞きづらい |
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【2025・2026年合格目標】司法試験 予備試験最短合格カリキュラム/ライト | 822,800円 740,520円(売切セール価格) |
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資格スクエアの司法試験・予備試験講座
資格スクエアは、株式会社レアジョブが運営している難関資格のオンライン予備校です。
2013年に鬼頭政人さんが経営する株式会社サイトビジットのサービスとして始まりましたが、その後、株式会社資格スクエアに交代し、現在はさらに別会社が運営しています。
司法試験予備試験講座は、効率特化のカリキュラムや優秀なオンライン学習システムが人気です。
一方で、書籍の剽窃問題が発覚したり、カリスマ人気講師が他校に移籍したりとネガティブなニュースが流れてくることがあります。
資格スクエア | 特長と課題 |
---|---|
メリット | ・効率特化のカリキュラム ・人気講師の分かりやすい講義 ・オンライン学習システムが使いやすい |
デメリット | ・合格者への質問時間が短い ・論文講座の説明が難しい ・合格実績が不明 |
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アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめ?9項目で徹底比較
アガルートと資格スクエアの予備試験講座はどっちがおすすめか、「9つの基準」で比較しました。
- 価格:口座にかかる費用・コスト
- 運営会社:経営状態など
- 実績:過去の合格者数や合格率
- 講師:人気講師や講師数
- 教材:テキストや問題集の質
- 講座の利便性:講義の視聴性や学習サポートなど
- カリキュラム:カリキュラムの特長
- サポート:受講生サポートの手厚さ
- 人気度:受講生アンケート
300名以上の受験生に答えてもらったアンケート結果や、各講座の受講生の意見や感想も、記事に盛り込みました。
アガルートと資格スクエアのどっち比較①:価格
価格 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
税込価格 | 998,800円 | 759,000円 |
評価 | ○ | ◎ |
税込定価では、資格スクエアの方が10万円以上も安いです。
ただし、アガルートは割引セールやクーポン発行を頻繁に実施しており、割引を併用すると資格スクエアに近い価格帯で申し込むことができます。
また、アガルートについては当サイトの限定特典キャンペーンを併用することで公式割引に加えて35000円分のアマゾンギフトコードがもらえます。
詳細は、当サイト限定特典キャンペーンの案内をご確認ください。
アガルートの個人別マネージメントオプション
アガルートにはマネオプの愛称で知られるマネージメントオプションがあります。
1回1時間、プロ講師による個別指導を受けられるオプションで、毎回2通の答案添削、学習の進捗管理、ラウンジ利用などVIP待遇を受けることができます。
2022年版は約400万円まで高騰して批判されましたが、2023年版及び2024年版は価格が抑えられて利用しやすくなりました。
ただし、高額なオプションではあることに変わりはありませんし、オプションなしでも多くの受講生が合格しているため、利用を検討する場合は受講相談を受けて慎重に決めてください。
アガルートと資格スクエアのどっち比較②:運営会社
運営 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社アガルート | 株式会社レアジョブ |
評価 | ◎ | ◎ |
株式会社アガルートは、工藤北斗(岩崎北斗)先生が代表を務める会社です。
オンライン予備校のアガルートアカデミーの他、士業転職エージェント「アガルートキャリア」などを手がけています。
業績は好調で、事業拡大にも積極的です。
株式会社レアジョブは、中村岳が代表を務める会社です。
個人法人向けの英会話やALT派遣など英語を起点としたサービスを展開している企業で、資格スクエアを起点に資格業界にも参入しています。
アガルートと資格スクエアのどっち比較③:実績
実績 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
合格実績 | 司法試験 合格者の声641名 予備試験 合格率:20.29% | 予備試験 合格率:25.9% |
評価 | ◎ | 〇 |
アガルートは、利用者合格率が20.29%(2020年、マネオプ利用者)と公表しています。
合格率の全国平均が4.16%だったので、実に4.9倍です。
予備試験講座シェア最大手の伊藤塾さえ上回る実績で、一躍注目の的となりました。
また、司法試験の合格者数と合格者占有率も公表しています。
2022年度の司法試験合格者のうち約半数がアガルートを利用していることが分かります。
一方の資格スクエアは、令和5年度司法試験予備試験の合格率を25.9%と公表しており、数値だけ見るとアガルートより高いどころか司法試験予備試験の予備校でNo.1の実績です。
ただし、伊藤塾に並ぶ人気校となったアガルートより規模が小さく母数が少ない可能性は否定できず、合格率だけで評価するのは相当とは言えません。
アガルートと資格スクエアのどっち比較④:講師
講師 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
人気講師 | 工藤北斗 | 樋田早紀 |
講師数 | 23名 | 4名 |
評価 | ◎ | ○ |
アガルートの予備試験講座には23名もの講師が在籍しており、全員が新司法試験合格者です。
メイン講義を担当する元LEC人気講師の工藤北斗先生は、合格に必要な情報を無駄なく説明する講義が人気を博しています。
工藤講師の講義については、「説明が分かりにくい」という口コミもあります。
実はこれ、アガルートのカリキュラムは段階的に知識を身につける構成になっており、各講座の説明レベルは学習段階によって異なるからです。
例えば、最初に受講するインプット講座の「総合講義300」では、工藤先生は、初学者にも分かりやすい説明をしています。
一方で、少し知識を身につけた人向けの重問や論文答案の「書き方」講座になると、少し難しめの説明も増えていきます。
完全な初学者が総合講義300以外の単価講座から視聴すると、「分かりにくい」という感想を抱くことがあるわけです。
実際のところ、「分かりにくい」という口コミの多くは、単品講座の受講生によるものです。
カリキュラムを受講していれば総合講義300から学習を始めるので、分かりにくさを感じることはほぼありません。
「講師の数が多いだけで工藤先生頼みだ」という口コミもありますが、現在は解消されています。
例えば、一部の答練や過去問解析講座は、丁寧な受講相談で人気の谷山政司先生や、司法試験総合4位合格の渡辺悠人先生など実力派講師が担当です。
「型」講座で知られる石橋侑大先生や「耳で覚える総合講義1問1答」が人気の渥美雅大先生、弁理士講座も担当する丸野悟史先生なども個別指導などを担当しています。
また、2027年合格目標からは基幹講座の講師が変更になり、石橋先生や谷山先生が各自の得意科目を担当することが決まっています。
資格スクエアは、樋田早紀先生、斉藤伸明先生、佐々木一彦先生、宮武広先生がメイン講師です。
以前は伊藤塾やLECでの指導経験が長い高野泰衡先生が講義担当でしたが加藤ゼミナールに移籍され、9期以降は上記4名に切り替わりました。
- 樋田早紀(予備試験短答1位):民法、民事訴訟法
- 斉藤伸明(司法試験短答3位):刑法、刑事訴訟法、
- 佐々木一彦(予備試験論文1位):商法
- 宮武広(東大法科大学院卒業):憲法、行政法
いずれも新司法試験や予備試験の上位合格者、難関法科大学院の卒業者です。
当初は高野先生の実績が高すぎるだけに新講師に不安の声もありましたが、いずれの講師も得意分野を分かりやすく効率的に指導してもらえると評判になっています。
特に、SNS上では樋田先生と斉藤先生の人柄や講義のうまさを評価する口コミが増えている印象です。
アガルートと資格スクエアのどっち比較⑤:教材
教材 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
テキスト | フルカラー 講師自作 オリジナル 冊子/デジタルブック | 2色刷り オリジナル 冊子・Web |
問題集 | 2色刷り オリジナル 冊子 | 2色刷り オリジナル 冊子 |
評価 | ◎ | ○ |
アガルートのテキストは、講義を担当する講師が手作りしています。
講師が責任をもって、司法試験・予備試験に出題される情報だけを厳選して掲載し、最新の判例や学説も頻繁に追加しているのが最大の特徴です。
また、講義や他の教材とリンクするよう工夫されており、効率的に知識を定着させられるのもメリットと言えます。
余白を多めにとってあるので講義を視聴しながら書き込みやすく、一冊一冊が薄いので持ち運びも簡単です。
論文答案の作成に必要な知識を文章化した「論証」がコンパクトにまとまった「論証集」も使い勝手が良いです。
テキストや講義ともリンクしているので、基礎知識→論証→答案作成というステップで実践力を上げるのに役立ちます。
また、論証の観点から基本知識を復習するのにも効果的です。
資格スクエアのテキストも、合格に必要な情報だけが厳選して掲載されています。
ただし、講師が作成しているわけではなく、講義や他の教材とかみ合わないと感じるケースもあるようです。
アガルートと資格スクエアのどっち比較⑥:利便性
オンライン | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
講義画面 | ○ | ◎ |
倍速機能 | ◎ 0.5~3.0倍まで8段階 | ◎ 1.0~3.0倍まで21段階 |
学習サポート | 〇 無 | ◎ 進捗管理など(後述) |
音声ダウンロード | ◎ 無料 | ◎ 無料 |
スマホアプリ | △ 無 | ◎ 有 |
評価 | 〇 | ◎ |
評価項目が多いので、個別に見ていきます。
講義画面、音声ダウンロード、倍速機能
講義の見やすさは、実際に講義画面を見ると分かりやすいです。
まずは、アガルートの講義画面。
出典:アガルート
講師の説明画面とテキストが表示され、どちらか一方の画面を大写しすることができます。
チャプター一覧をクリックすれば、好きなところから視聴可能です。
資格スクエアの動画講義画面にはオンラインレジュメが表示され、書き込みやライン引きができます。
また、講義画面からは次のような学習サポート機能を利用できます。
- 条文リンク:1クリックで関連条文を表示
- マイレジュメ:オリジナルレジュメを作成・保存
- 単語帳:オリジナル単語帳を作成・保存
- 音声のみに切り替え:音声のみ再生
- 質問:講義に関する疑問質問を送信
ハッキリと利便性に差が出るのはスマホ学習時です。
アガルートはパソコン画面では表示されていたテキストが表示されなくなるのがネックですが、資格スクエアにそうした問題はありません。
レジュメが大写しされているのでスマホ画面でも快適に視聴できるのが特徴です。
ただし、書き込みやライン引き、条文リンクなどの機能は使用できません。
倍速機能
アガルートにも資格スクエアにも倍速機能が搭載されています。
アガルートは0.5~3.0倍まで0.5刻みで8段階、資格スクエアは1.0~3.0倍まで0.1刻みで21段階です。
小刻みに調節できるのは資格スクエアですが、大きな差ではありません。
学習サポート機能
資格スクエアには、次の機能が搭載されています。
- 単語帳:オリジナル単語帳を作る機能
- 問題演習アプリ:Web上で問題演習ができる機能
- 学習進捗・ランキング機能:進捗状況やライバルとの差が分かる機能
講義の視聴だけでなく、進捗管理や問題演習まで搭載されているので、学習のほぼ全てがWeb上で完結します。
アガルートは、2022年版まではオンライン学習システムが充実していませんでしたが、2023年版以降はWeb短答テストの導入をはじめとしてシステム面の改善がなされています。
資格スクエアの利便性に及ばない部分もありますが、差は確実に縮まっています。
音声ダウンロード
音声ダウンロードは、講義の音声データをダウンロードしておく機能です。
例えば、地下鉄や飛行機などのオフライン環境で勉強したいときに役立ちます。
講義動画には視聴期限がありますが、ダウンロードした音声データはずっと聴き続けることができる点もメリットです。
資格スクエアは税込55,000円の有料オプションでしたが、9期以降は自由に利用できるようになってアガルートとの差はなくなりました。
スマホアプリ
資格スクエアは、短答アプリをリリースしています。
スマホ一つあれば、スキマ時間にどこでも問題演習ができるアプリです。
AIと脳科学を利用した最新技術により、利用者の学習レベルに応じて出題されるので、効率的に苦手ポイントを克服できます。
アガルートにもブラウザ版ですがWebテストは導入されています。
アガルートと資格スクエアのどっち比較⑦:カリキュラム
カリキュラム | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
講義時間 | 892時間+α | 約520時間 |
評価 | ○ | ◎ |
アガルートのカリキュラムは、「インプット講義はコンパクトに、アウトプット対策は手厚く」が特長です。
法律基本7科目のインプットは、「総合講義300」で約300時間という短時間で完成させます。
単元ごとに基本知識の習得→応用・横断的知識の習得→過去問と3周することで、段階的に知識を定着させていきます。
また、インプットと並行して論文対策に着手します。
早い時期から答案作成や添削指導を開始し、インプットとアウトプットの繰り返すことで実践的な実力をつけていくのが特徴です。
予備校以上に論文式対策が充実しており、論文式合格を見据えて勉強したい人にピッタリのカリキュラムと言えます。
資格スクエアは、効率に特化したカリキュラムを組んでいます。
講義時間が約520時間とアガルートより300時間以上短く、働く人でも短期間の勉強で合格を狙える内容です。
インプット講義は約300時間とアガルート並みで、早い段階からアウトプット学習を開始できます。
論文対策もコンパクトですが、論文答案の書き方から過去問対策・答練まで、合格に必要な内容は網羅しています。
また、講義時間の短さや優秀なシステムもあり、スキマ時間に勉強を積み重ねて合格したい人にピッタリの講座です。
基礎から論文対策まで万全にしたい人はアガルート、効率重視の人は資格スクエアが向いています。
アガルートと資格スクエア 比較⑧:サポート
サポート | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
質問 | ◎ | ◎ |
答案添削 | ◎ | ◎ |
動画サポート | ◎ | - |
個別指導 | ◎ | △ |
進捗管理 | ◎ | △ |
カウンセリング | ◎ | 〇 |
評価 | ◎ | ○ |
アガルートのサポート体制は次のとおり。
- 導入ガイダンス
- ホームルーム
- 学習カウンセリングチューター
- 質問サポートKIKERUKUN
- オンライン自習室
- 答案添削(111通~123通+α)
- 論文マンスリーゼミ
- 短答セルフチェックWebテスト
資格スクエアのサポート体制は次のとおり。
- 質問サポート
- 答案添削(205通)
- フォローアップ
- 短答クエスト(アプリ)
答案添削の通数では資格スクエアが2倍程度も多くなっています。
一方で、オンライン動画配信サポート「ホームルーム」、学習カウンセリングチューター、論文マンスリーゼミなどオンラインでのサポートの手厚さはアガルートが群を抜いています。
質問回数に制限が設けられるなど改悪された部分もありますが、それでも司法試験予備試験業界でトップクラスのサポート態勢です。
質問サポート
質問サポート | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
システム | KIKERUKUN | 質問フォーム |
アガルートと資格スクエアの共通点は次のとおりです。
- オンラインで質問
- 質問から最短1日で回答
違うのは、質問の方法と回答の担当者です。
アガルートは質問サポート「KIKERUKUN」で質問することで、講師や合格者から丁寧な回答が得られます。
以前は受講生限定のFacebookグループで質問する形式で、質問や解答が他の受講生に見られていましたが、KIKERUKUNは自分と回答者のマンツーマンのやりとりです。
資格スクエアは、講義画面の質問フォームから質問するスタイルで、講義中に疑問を持ったところをタイムリーに聞くことができます。
添削指導
答案添削 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
答案通数 | 111~123通 マネオプで+2通×回数 | 205通 |
添削者 | 講師(添削担当) | スタッフ |
アガルートは、オプションなしだと111通(ライト)~123通(フル)、マネージメントオプションを利用すれば1回2通の答案添削がプラスされます。
添削指導は講師が担当し、対象答案だけでなく、他科目の理解度や個人のクセまで踏まえて添削してくれるのが特長です。
添削クオリティーの高さはSNSを中心に口コミで広まり、アガルート生以外が添削目的で講座を受講することもあります。
資格スクエアの添削通数は基本プランで全205通となっており、アガルートのマネオプを除けば最多です。
ただし、添削内容は「解説冊子を見れば分かる内容だった」という口コミもあり、必ずしも評価は高くありません。
また、添削担当のスタッフが公表されていないのも気になるところです。
動画サポート(ホームルーム)
アガルートの基本コースでは、1ヶ月に1度、講師が動画を配信するホームルームというサポートを実施しています。
講師が受講生アンケートの内容に答えたり、学習方法についてアドバイスをくれたりするサポートです。
講義や添削指導を担当する講師が配信しているので、モチベーション維持や学習のペースメーカーとして役立ちます。
資格スクエアは、希望すれば1ヶ月に1度、専門スタッフによるフォローアップを受けられます。
1回15分と短いですが、ペースメーカーとして利用可能です。
質問サポートの回答には2~3日かかるので、タイミングが合えば学習上の悩みをフォローアップで相談しても良いでしょう。
個別指導
個別指導は、アガルートのオプション限定サポートです。
個人別マネージメントオプションは1回1時間、プロ講師から個別で指導を受けることができます。
20回で660,000円(1回33,000円)と高額ですが、苦手分野などピンポイントで利用すれば、トップレベルの講師の指導で効率的な学力アップを見込めます。
進捗管理
講師による進捗管理は、アガルートのオプションを申し込んだときのみ利用できるサポートです。
講師が、基本的な学習スケジュールに基づいて定期的に進捗を管理します。
予備試験最短合格カリキュラムは、多くの受験生が最短ルート合格を目指せる内容ですが、より受講生一人ひとりに合った調整をしてもらえるのが特長です。
資格スクエアとアガルートのどっち比較⑨:人気
予備校 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
人気 | ◎ | △ |
「資格スクエアとアガルートってどっちが人気なの?」と気になる人もいるでしょう。
そこで、Twitterで2つのアンケートを取りました。
予備校選び中の受験生へのアンケート
- 投票数:313票
- アガルート:97票
- 資格スクエア:23票
予備校利用中の受験生へのアンケート
- 投票数:201票
- アガルート:43票
- 資格スクエア:33票
司法試験・予備試験講座の予備校選びをしている人も、受講中の人もアガルートの方が多いという結果でした。
実際のところ、アガルートはここ数年で伊藤塾に並ぶ受講者数を獲得し、司法試験予備試験業界のトップ予備校に躍り出ています。
【結論】アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめ?
資格スクエアとアガルートの予備試験講座を「9つの基準」で比較した結果をまとめました。
予備校 | アガルート | 資格スクエア |
---|---|---|
価格 | ◎ | ◎ |
運営会社 | ◎ | ○ |
実績 | ◎ | ○ |
講師 | ◎ | ○ |
教材 | ◎ | ○ |
利便性 | ○ | ◎ |
カリキュラム | ○ | ◎ |
サポート | ◎ | ○ |
人気 | ◎ | △ |
アガルートがおすすめな人
アガルートの予備試験講座がおすすめなのは、次のような人です。
- 働きながら学習したい人
- 手厚いサポートを受けたい人
- 基本から論文式まで充実した講座が良い人
資格スクエアがおすすめな人
資格スクエアの予備試験講座がおすすめなのは、次のような人です。
- 学習コストを抑えたい人
- 効率重視でコンパクトに勉強したい人
- スキマ時間の勉強の積み重ねで合格したい人
合格しやすいのはどっち?
合格実績、教材やテキストの質、講師のサポート体制などが充実しているアガルートが合格しやすいと言えます。
ただし、それぞれ向き不向きがあるため興味のある予備校の無料講義やサンプルテキストをチェックし、自分に合う講座を選んでください。
「資格スクエアもアガルートもしっくりこないな」と思ったら、他の予備校もチェックしてみましょう。
講座の比較は司法試験予備試験の予備校おすすめ比較にまとめています。
【受講生】アガルートと資格スクエアどっちがおすすめ?
資格スクエアとアガルートのユーザーに、受講している講座のおすすめポイントと気になるポイントを聞きました。
私からTwitterで声をかけて感想を送ってもらった人、この記事を読んで感想を書いてくれた人の両方の意見です。
約30名からもらった回答のうち、一部を紹介させていただきます。
この記事への意見や感想も含みます。
アガルートユーザーの意見
1年目2年目と伊藤塾を利用して不合格になり、3度目のチャレンジでアガルートを選びました。
結果は見事合格です。
勝因は、マネージメントオプションを利用したことにつきます。
週1で講師が1時間つきっきりで個別指導してくれる講座なんて他にありません。
学習の進捗管理から些細な悩みへのアドバイス、答案指導ととにかく親身に相手をしてくださいました。
伸び悩んで挫折しかけた時期には、うまくハッパをかけてモチベーションを高めてもらい、その後はメキメキと実力が伸びていきました。
とにもかくにも、マネージメントオプションがなければ私の合格はあり得なかったです。
アガルートのカリキュラムは予備校並みにボリューミーで、最初は圧倒されました。
働きながらの勉強だったので、教材が届いたときには「この量を仕事の合間にこなすのは無理だ」とも思いました。
しかし、実際に勉強を始めるとサクサク進み、まったく苦になりませんでした。
理由は色々ありますが、最も大きな理由は効率的に知識を定着させられたことです。
講義とテキスト・問題集が密にリンクしているので、インプットとアウトプットの繰り返しで学んだことをグングン身につきました。
他の講座は同じ講義や教材を何度も繰り返して身につけますが、アガルートはその回数が少なくて済むので、トータルの勉強時間はそれほど長くなりません。
オンライン予備校と呼ばれているだけあって、オンラインの利便性を期待したのですが、イマイチでした。
確かに講義視聴はスマホでも快適でしたが、他に目立った機能がありません。
強いて挙げれば倍速機能と音声ダウンロードがありますが、進捗管理や問題演習などは見当たりません。
前年度は資格スクエアを利用していてシステムの便利さに慣れていたので、驚きました。
代わりに、講師による手厚いサポートが受けられているので学習に大きな支障はありませんが、自宅以外での学習がメインになる人は使いにくいと思います。
資格スクエアユーザーの意見
逆算プランプレミアムを利用しています。
合格者(講師)と直に話すことができ、学習の進捗を聞いてもらったり、助言をもらえたりする画期的なサービスです。
1回の時間が短いという意見もありますが、個人的には必要十分だと感じています。月2回なので進捗は数分で済みますし、毎回深刻な悩みを抱えているわけでもないからです。
予備校レベルに講師と近い関係を築きたい人ならともかく、通信講座で学ぶ人には今の内容で足りるかと思います。
高野先生の講義は、丁寧で分かりやすいだけでなく面白いので、飽きることなく視聴できます。
言葉による説明だけでなく、図表を用いて視覚的に訴えかける工夫も秀逸で、動画を視聴しているだけで内容が理解できる講義は圧巻です。
重要論点は非常に細かく、そうでもないところは軽く流すあたりの緩急つける感じも好印象です。
私はWセミナー→伊藤塾→資格スクエアと渡り歩いていますが、高野先生ほど分かりやすい講義をされる講師にはお会いしたことがありません。
なお、6期に高野先生と2枚看板を貼られていた吉野先生は7期に参加されないようですが、正直言って大きな影響はないと思います。
吉野先生は、以前から学習経験者向けの講義が高く評価されていた人で、初学者向けの講義なら高野先生がしっかりやってくれるはずです。
資格スクエアといえば高野講師、これは現在の常識です。
元伊藤塾のカリスマ講師で、資格スクエアに移られてからは吉野先生と2人で講座を支えてこられました。
少し心配なのが、高野講師頼みになっていること。
資格スクエアの7期が発表されましたが、吉野講師は参加されないようですし、他に名前をあげられるような人気講師はいないようです(講師欄が「高野泰衡先生ほか」になっている)。
高野講師はたしかに優秀な講師ですが、1人の講師に頼りきりになるのは、講座としてはどうかという気がします。
7期はひとまず安泰でしょうが、来年以降が不安です。
アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめ?比較まとめ
アガルートと資格スクエアを9つの基準で比較し、各予備校が向いている人を紹介しました。
高い合格率を支える講義や教材、講師による手厚いサポートを重視するなら、アガルートが向いています。
論文対策は司法試験講座でもトップレベルに充実しており、他の予備校で補強する必要が一切ありません。
初学者はもちろん、2回目以降の受験で合格を目指す学習経験者も満足できる講座です。
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効率性や時間・場所に縛られない学習スタイルを重視するなら、資格スクエアが向いています。
アガルートの2/3程度の講義時間で合格に必要な知識を漏れなく学習できるのは、忙しい人には大きなメリットです。
論文対策はやや手薄ですが、答練・添削指導をやり込めば実践力は身につきます。
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