・あなたにピッタリの通信講座
アガルートと資格スクエアは、どっちも最短ルート合格を目指すカリキュラムが特徴のオンライン予備校です。
この記事では、アガルートと資格スクエアの司法試験・予備試験講座を9つの基準で比較します。
私は、2020年は資格スクエアの単品講座を利用し、2021年はアガルートの1年合格カリキュラムを利用して予備試験の勉強中です。
実際に講座を利用して感じたメリット・デメリットも記事内で紹介しています。
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2021年最新版【2022年合格目標】の司法試験・予備試験講座の情報です。
300名以上の受験生に答えてもらったアンケート結果や、各講座の受講生の意見や感想も、記事に盛り込みました。
【2020.12.26追記】
アガルート・資格スクエアユーザーの皆さんから寄せられた、講座の感想を記事内に掲載しました。
【2021.1.18追記】
講座の感想を追加しました。
※アガルートまたは資格スクエアを利用しているTwitterユーザー(フォロワー)さんからいただいた感想。
目次
アガルートと資格スクエアの予備試験講座【2021年最新】
まず、アガルートと資格スクエアの司法試験・予備試験講座の特徴を見ておきます。
アガルートの司法試験・予備試験講座
アガルートは、元LEC講師の工藤北斗(岩崎北斗)先生が2015年に立ち上げたオンライン予備校です。
高い実績やそれを支える質の高い講義やテキストが口コミで評判になり、今では伊藤塾と比較されるレベルになっています。
アガルートの予備試験講座は、コンパクトなインプット講義と充実したアウトプット対策、予備校以上に手厚いサポート体制が特徴です。
一方で、オンライン学習システムの性能が今一つという課題があります。
メリット | デメリット |
・講義と教材の質が高い ・論文式対策が予備校以上に充実している ・講師によるサポートが司法試験講座で最も手厚い |
・オンライン学習システムの性能が今一つ ・講座が豊富すぎて、どれを選んでよいか分かりにくい |
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安く受講する方法は、アガルートの割引クーポン・セール情報にまとめています。
資格スクエアの司法試験・予備試験講座
資格スクエアは、鬼頭政人先生が立ち上げた難関資格のオンライン予備校です。
2013年にスタートした新しいサービスですが、今では人気の司法試験予備校となっています。
予備試験講座は、効率特化のカリキュラムや優秀なオンラインシステムが人気です。
一方で、論文対策が初学者には難しいことや、音声ダウンロードが有料であることが課題として指摘されています。
メリット | デメリット |
・コスパが良い ・講師陣が優秀 ・オンライン学習システムが優秀 |
・音声ダウンロードが有料 ・論文講座の説明が難しい |
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オトクに利用する方法は、資格スクエアの割引クーポン・セール情報にまとめています。
アガルートと資格スクエアを比較
アガルートと資格スクエアの予備試験講座を、「9つの基準」で比較しました。
基準 | 内容 |
価格 | 講座の費用 |
運営会社 | 経営状態など |
実績 | 過去の合格者数など |
講師 | 人気講師や講師数 |
教材 | テキストや問題集の質 |
講座の利便性 | 講義の視聴性や学習サポート機能など |
カリキュラム | カリキュラムの特徴 |
サポート | サポート体制 |
人気度 | 受験生アンケート |
・◎:とても良い
・〇:普通
・△:イマイチ
アガルートと資格スクエア 比較①:価格
価格 | アガルート | 資格スクエア |
税込価格 (割引価格) |
932,800円 (652,960円) |
877,800円 |
評価 | ◎ | 〇 |
赤字は早割価格(30%off)。
価格を表示しているコースは次のとおり。
・アガルート:【2022年合格目標】予備試験1年合格カリキュラム(オプションなし)
・資格スクエア:【2022年合格目標】逆算プラン(7期)
※どっちも各予備校の基本コース。
税込定価では、資格スクエアの方が約5万円安くなっています。
ただし、アガルートは、10~30%OFFの割引セールを頻繁に開催しています。
割引セール中は、アガルートの方が約20万円も安く購入可能です。
例えば、2020年10月~2021年6月末までは早期申込割引で30%割引が実施されています。
アガルートの予備試験講座は、2022年度から導入予定の選択科目対策などが増えたので、2021年合格目標の講座より値上がりしています。
それでも、割引セールを利用すれば資格スクエアより安く受講できます。
上位・下位プランの比較
アガルートには上位プラン、資格スクエアには上位プランと下位プランが設定されています。
資格スクエア | アガルート | |
下位コース | 独学プラン 547,800円 |
― |
基本コース | 逆算プラン 877,800円 |
1年合格カリキュラム 932,800円 |
上位コース | 逆算プレミアム 987,800円 |
マネジメントオプション(通信) 1,845,800円 マネジメントオプション(ラウンジ) 1,922,800円 |
アガルートの上位プラン
アガルートは、上位コースとして「マネージメントオプション」を設定しています。
アガルートのマネージメントオプションは、基本コースより価格が高くなります。
でも、講師による進捗管理や答案指導など予備校以上に手厚いサポートを受けられるようになります。
2019年度試験では全国平均4.04%の4.4倍(17.7%)の合格率を叩き出し、サポート効果の高さを証明しています。
コスパ重視ならオプションなしの基本コース、サポートと実績重視ならマネージメントオプションが有力な選択肢です。
資格スクエアの上位プラン
資格スクエアのコースは、下位の「独学プラン」と上位の「逆算プレミアム」です。
資格スクエアの独学プランは、添削・答練やフォローアップがなく、講義と教材だけ入手して独学で勉強したい人向けです。
逆算プランプレミアムは、月2回合格者に電話で質問できる以外は逆算プランと変わりません。
そのため、法律初学者には基本コースの「逆算プラン」が人気です。
アガルートと資格スクエア 比較②:運営会社
運営会社 | アガルート | 資格スクエア |
会社 | 株式会社アガルート | 株式会社サイトビジット |
評価 | 〇 | 〇 |
株式会社アガルートは、工藤北斗(岩崎北斗)先生が代表を務める会社です。
オンライン予備校のアガルートアカデミーの他、士業転職エージェント「アガルートキャリア」などを手がけています。
業績は好調で、事業拡大にも積極的です。
株式会社サイトビジットは、鬼頭政人先生が代表を務める会社です。
資格スクエア以外に転職エージェント「Legal Engine」などを運営しています。
経営状態に大きな問題は見られません。
アガルートと資格スクエア 比較③:実績
実績 | アガルート | 資格スクエア |
合格実績 | 2019年度最終合格者は29名以上 合格率17.7%(全国平均の4.4倍) |
2019年度の最終合格者は147名 |
評価 | 〇 | ◎ |
アガルートは、司法試験の合格者数を公表しています。
予備試験については、2019年度試験の合格率が17.7%(全国平均の4.4倍)と公表されています。
合格者数は非公表ですが、公式ページの合格者の声を確認すると、29名分の感想があります。
資格スクエアは、有料講座から累計200名以上が予備試験に合格していると公表しています。
確認したところ、2019年度の最終合格者は147名でした。
資格スクエアとアガルートは公表している実績が違うので、単純比較はできません。
ただし、合格者数では資格スクエアが一歩リードしていると言えます。
アガルートと資格スクエア 比較④:講師
講師 | アガルート | 資格スクエア |
人気講師 | 工藤北斗 | 高野泰衡 |
講師数 | 11名 | 4~5名 |
評価 | ◎ | 〇 |
アガルートの予備試験講座は、伊藤塾の16名に次ぐ11名の講師が担当しています。
メイン講義を担当するのは、LECの人気講師だった工藤北斗先生。
合格に必要な情報だけを無駄なく説明する講義は、幅広い受講生から支持されています。
工藤先生の講義については、「説明が分かりにくい」という口コミもあります。
これは、アガルートのカリキュラムは段階的に知識を身につける構成になっており、各講座の説明レベルは学習段階によって異なるからです。
例えば、最初に受講するインプット講座の「総合講義300」では、工藤先生は、初学者にも分かりやすい説明をしています。
一方で、少し知識を身につけた人向けの重問や論文答案の「書き方」講座になると、少し難しめの説明も増えていきます。
そのため、完全な初学者が総合講義300以外の単品講座だけ視聴すると、最初は「分かりにくい」という感想を抱くことがあるわけです。
実際のところ、「分かりにくい」という口コミの多くは、単品講座の受講生によるものです。
カリキュラムを受講していれば総合講義300から学習を始めるので、分かりにくさを感じることはほぼありません。
「講師の数が多いだけで工藤先生頼みだ」という口コミもありますが、現在は解消されています。
例えば、一部の答練や過去問解析講座は、丁寧な受講相談で人気の谷山政司先生や、司法試験総合4位合格の渡辺悠人先生など実力派講師が担当です。
「型」講座で知られる石橋侑大先生や「耳で覚える総合講義1問1答」が人気の渥美雅大先生、弁理士講座も担当する丸野悟史先生なども個別指導などを担当しています。
資格スクエアは、メイン講師の高野泰衡先生が人気です。
伊藤塾やLECでの指導経験が長い実力派講師で、講師目当てで資格スクエアを受講する人も少なくありません。
難解な法律知識を、図表を使いながらかみ砕いて説明するスタイルは、初学者を中心に高く評価されています。
ただし、6期の人気講師だった吉野勲先生が7期には参加しておらず、他に人気講師が見当たらないのはネックです。
「高野先生さえいればOK」という人もいますが、全ての講義を高野先生が担当するわけではありません。
また、添削指導などを担当するのが知らない講師というのも、不安要素と言えます。
アガルートと資格スクエア 比較⑤:教材
教材 | アガルート | 資格スクエア |
テキスト | フルカラー 講師自作 オリジナル 冊子 |
2色刷り オリジナル 冊子・Web |
問題集 | 2色刷り オリジナル 冊子 |
2色刷り オリジナル 冊子 |
評価 | ◎ | 〇 |
出典:アガルート
アガルートのテキストは、講義を担当する講師がフルカラーで手作りしています。
講師が責任をもって、司法試験・予備試験に出題される情報だけを厳選して掲載し、最新の判例や学説も頻繁に追加しているのが最大の特徴です。
また、講義や他の教材とリンクするよう工夫されており、効率的に知識を定着させられるのもメリットと言えます。
余白を多めにとってあるので、講義を視聴しながら書き込みやすいです。
一冊一冊が薄いので、予備校の分厚いテキストのような圧迫感もありません。
論文答案の作成に必要な知識を文章化した「論証」がコンパクトにまとまった「論証集」も使い勝手が良いです。
テキストや講義ともリンクしているので、基礎知識→論証→答案作成というステップで実践力を上げるのに役立ちます。
また、論証の観点から基本知識を復習するのにも効果的です。
出典:資格スクエア
資格スクエアのテキストも、合格に必要な情報だけが厳選して掲載されています。
ただし、講座を企画するスタッフが主に作成しており、実際に使ってみると、講義や他の教材とかみ合わないと感じる部分が見つかりました。
資格スクエアは、テキスト以外の3つのカリキュラム教材が人気です。
- 合格読本:講義や教材の使い方が書いてある教材
- 合格ロードマップ:科目ごとの学習順序を視覚化した教材
- レベル別学習シート:講義や教材の使用順序を視覚化した教材
講義と教材の使い方や順序が見て分かるようになっているので、「今日は何を勉強しようかな」と迷うことがありません。
資格スクエアは、論証集も評価が高いです。
アガルートと同じくテキストとリンクしているので、基本知識と論証を関連付けて効率的に学習できます。
アガルートと資格スクエア 比較⑥:利便性
講義 | アガルート | 資格スクエア |
講義画面 | 〇 | ◎ |
倍速機能 | ◎ 0.5~3.0倍まで8段階 |
◎ 1.0~3.0倍まで21段階 |
学習サポート機能 | △ 無 |
◎ 進捗管理など(後述) |
音声ダウンロード | ◎ 無料 |
〇 有料 |
USBメモリオプション | ◎ 有 |
△ 無 |
スマホアプリ | △ 無 |
◎ 有 |
評価 | 〇 | ◎ |
評価項目が多いので、個別に見ていきます。
講義画面、音声ダウンロード、倍速機能
講義の見やすさは、実際に講義画面を見ると分かりやすいです。
まずは、アガルートの講義画面。
出典:アガルート
講師の説明画面とテキストが表示され、どちらか一方の画面を大写しすることができます。
チャプター一覧をクリックすれば、好きなところから視聴可能です。
次に資格スクエアの講義画面。
出典:資格スクエア
画面には講義動画とオンラインレジュメが表示されます。
オンラインレジュメには書き込みやライン引きができるので、ノートのように使用可能です。
また、講義画面からは次のような学習サポート機能を利用できます。
- 条文リンク:1クリックで関連条文を表示
- マイレジュメ:オリジナルレジュメを作成・保存
- 単語帳:オリジナル単語帳を作成・保存
- 音声のみに切り替え:音声のみ再生
- 質問:講義に関する疑問質問を送信
続いて、スマホで視聴した場合です。
アガルートのスマホ画面。
出典:アガルート
パソコン画面では表示されていたテキストが表示されなくなります。
ヨコ画面にすると講義画面はよく見えますが、テキストが表示されないのがネックです。
資格スクエアの講義画面。
出典:資格スクエア
画面には講義動画とオンラインレジュメが表示されています。
レジュメが大写しされているので、スマホ画面でも快適に視聴できるのが特徴です。
ただし、書き込みやライン引き、条文リンクなどの機能は使用できません。
倍速機能
アガルートにも資格スクエアにも倍速機能が搭載されています。
アガルートは0.5~3.0倍まで0.5刻みで8段階、資格スクエアは1.0~3.0倍まで0.1刻みで21段階です。
小刻みに調節できるのは資格スクエアですが、大きな差ではありません。
学習サポート機能
アガルートのオンライン学習システムには、講義視聴以外の機能はありません。
資格スクエアには、次の機能が搭載されています。
- 単語帳:オリジナル単語帳を作る機能
- 問題演習アプリ:Web上で問題演習ができる機能
- 学習進捗・ランキング機能:進捗状況やライバルとの差が分かる機能
講義の視聴だけでなく、進捗管理や問題演習まで搭載されているので、学習のほぼ全てがWeb上で完結します。
音声ダウンロード
音声ダウンロードは、講義の音声データをダウンロードしておく機能です。
例えば、地下鉄や飛行機などのオフライン環境で勉強したいときに役立ちます。
また、講義動画には視聴期限がありますが、ダウンロードしたデータはずっと聴き続けられます。
アガルートは、音声ダウンロードを無料で利用できます。
スマホだとテキストが表示されないので、通勤電車の中など移動中の勉強には講義データを聴く方が快適です。
一方の資格スクエアは、税込55,000円の有料オプションです。
ただし、無料で利用できる方法があります。
詳しくは、資格スクエアのオンライン説明会にまとめています。
USBメモリオプション
USBメモリオプションは、講義データの入ったUSBメモリがもらえるアガルートの有料オプションです。
音声だけでなく、講義の閲覧専用データを入手できます。
音声データと同じく、視聴期限がなく、オフライン環境でも自宅以外にある端末でも視聴できるのがメリットです。
資格スクエアには、USBメモリオプションがありません。
スマホアプリ
資格スクエアは、短答アプリをリリースしています。
スマホ一つあれば、スキマ時間にどこでも問題演習ができるアプリです。
AIと脳科学を利用した最新技術により、利用者の学習レベルに応じて出題されるので、効率的に苦手ポイントを克服できます。
アガルートと資格スクエア 比較⑦:カリキュラム
カリキュラム | アガルート | 資格スクエア |
講義時間 | 約763時間 | 約520時間 |
評価 | 〇 | ◎ |
アガルートのカリキュラムは、「インプット講義はコンパクトに、アウトプット対策は手厚く」が特徴です。
法律基本7科目のインプットは、「総合講義300」で約300時間という短時間で完成させます。
単元ごとに基本知識の習得→応用・横断的知識の習得→過去問と3周することで、段階的に知識を定着させていきます。
また、インプットと並行して論文対策に着手します。
早い時期から答案作成や添削指導を開始し、インプットとアウトプットの繰り返すことで実践的な実力をつけていくのが特徴です。
ただし、講義時間が予備校並みに長くなっており、「ボリュームがありすぎる」という人もいます。
資格スクエアは、効率に特化したカリキュラムを組んでいます。
講義時間が約520時間とアガルートより200時間以上短く、働く人でも短期間の勉強で合格を狙える内容です。
インプット講義は約300時間とアガルート並みで、早い段階からアウトプット学習を開始できます。
論文対策もコンパクトですが、論文答案の書き方から過去問対策・答練まで、合格に必要な内容は網羅しています。
また、講義時間の短さや優秀なシステムもあり、スキマ時間に勉強を積み重ねて合格したい人にピッタリの講座です。
アガルートと資格スクエア 比較⑧:サポート
サポート | アガルート | 資格スクエア |
質問サポート | ◎ | ◎ |
添削指導 | ◎ | 〇 |
定期サポート | ◎ | ◎ |
個別指導 | ◎ | 〇 |
進捗管理 | ◎ | △ |
評価 | ◎ | 〇 |
アガルートと資格スクエアのサポートは、大きく5種類に分けられます。
アガルートのサポート体制は次のとおり。
比較 | アガルート | ||
予備試験1年合格カリキュラム | |||
オプションなし | あり (通信) |
あり (ラウンジ) |
|
税込価格 (割引価格) |
932,800円 652,960円 |
1,845,800円 1,292,060円 |
1,922,800円 1,345,960円 |
質問 サポート |
Facebookグループ | Facebookグループ Skype |
Facebookグループ Skype ラウンジ |
添削指導 | 100通程度 | 150通程度 | 150通程度 |
定期サポート | カウンセリング 月1回・30分程度 対応:講師 |
ー | ー |
講師による 個別指導 |
ー | 週1回・1時間程度 方法:Skype |
週1回・1時間程度 方法:Skype・ラウンジ |
講師による 進捗管理 |
ー | 有 | 有 |
資格スクエアのサポート体制は次のとおり。
比較 | 資格スクエア | ||
独学プラン | 逆算プラン | 逆算プランプレミアム | |
税込価格 (割引価格) |
547,800円 | 877,800円 | 987,800円 |
質問 サポート |
メール | メール | メール 電話 |
添削指導 | ー | 全200通 | 全200通 |
定期サポート | ー | フォローアップ 月1回・15分程度 対応:スタッフ |
フォローアップ 月1回・15分程度 対応:スタッフ |
講師による 個別指導 |
ー | ー | 月2回・15分程度 方法:電話 |
講師による 進捗管理 |
ー | ー | ー |
質問サポート
サポート | アガルート | 資格スクエア |
質問サポート | Facebookグループ | 質問フォーム(メール) |
アガルートと資格スクエアの共通点は次のとおりです。
- 回数制限なし
- オンラインで質問
- 質問から2~3日で回答
違うのは、質問の方法と回答の担当者です。
アガルートは、受講生限定のFacebookグループを利用し、質問には講師が回答してくれます。
また、他の受講生の質問や、それに対する講師の回答も閲覧可能です。
資格スクエアは、講義画面の質問フォームから質問できます。
講義中に疑問を持ったところをタイムリーに聞けるのが特徴です。
添削指導
サポート | アガルート | 資格スクエア |
添削指導 | オプションなし:100通 オプションあり:150通 |
全200通 |
アガルートは、マネージメントオプションなしだと100通、ありだと150通程度の添削を受けられます。
添削指導は講師が担当し、対象答案だけでなく、他科目の理解度や個人のクセまで踏まえて添削してくれるのが特徴です。
添削クオリティーの高さはSNSを中心に口コミで広まり、アガルート生以外が添削目的で講座を受講することもあります。
資格スクエアの添削通数は全200通で、初学者向けコースでは最多です。
ただし、添削内容は「解説冊子を見れば分かる内容だった」という口コミもあり、必ずしも評価は高くありません。
また、添削担当のスタッフが公表されていないのも気になるところです。
定期サポート
サポート | アガルート | 資格スクエア |
定期サポート | 定期カウンセリング 月1回・30分程度 講師が担当 |
フォローアップ 月1回・15分程度 専門スタッフが担当 |
アガルートの基本コースでは、1ヶ月に1度、希望した日時に講師によるカウンセリングを受けられます。
講師が学習の進捗状況を聴き取り、必要に応じて質問に答えたりアドバイスをくれたりするサポートです。
講義や添削指導を担当する講師が定期的にサポートしてくれるので、モチベーション維持や学習のペースメーカーとして役立ちます。
資格スクエアは、希望すれば1ヶ月に1度、専門スタッフによるフォローアップを受けられます。
1回15分と短いですが、ペースメーカーとして利用可能です。
質問サポートの回答には2~3日かかるので、タイミングが合えば学習上の悩みをフォローアップで相談しても良いでしょう。
個別指導
サポート | アガルート | 資格スクエア |
個別指導 | 週1回・1時間程度 方法:Skype・ラウンジ |
月2回・15分程度 方法:電話 |
個別指導は、アガルートと資格スクエアの上位コース限定サポートです。
アガルートは、マネージメントオプションを利用することで、講師による個別指導を受けられます。
週1回1時間程度、講師がマンツーマンで学習や答案指導などをしてくれるサポートです。
オプションには「通信指導」と「ラウンジ指導」の2種類あり、それぞれ指導方法が異なります。
- 通信指導:Skype
- ラウンジ指導:Skypeとラウンジを選択可能
マネージメントオプションは基本コースより高額です。
でも、他の予備校で週1回の個別指導を受けると、それだけで年間150万円くらいはかかるので、実はかなりコスパの良いオプションと言えます。
資格スクエアは、逆算プランプレミアムを申し込むと、合格者による個別指導を受けられます。
ただし、各回15分と短く、実際は指導というより合格者に2、3質問できる機会に過ぎません。
「合格者と話したい!」という強い希望がなければ、基本コースで十分でしょう。
進捗管理
サポート | アガルート | 資格スクエア |
進捗管理 | 有 | ー |
講師による進捗管理は、アガルートのマネージメントオプションを申し込んだときのみ利用できるサポートです。
講師が、基本的な学習スケジュールを踏まえて受講生ごとのスケジュールを作成し、定期的に進捗を管理します。
予備試験1年合格カリキュラムは、多くの受験生が最短ルート合格を目指せるスケジュールです。
でも、学習レベルや進捗には個人差があるので、講師がオプション生一人ひとりに応じて調整してくれます。
資格スクエアとアガルート 比較⑨:人気
サポート | アガルート | 資格スクエア |
評価 | 〇 | △ |
「資格スクエアとアガルートってどっちが人気なの?」と気になる人もいるでしょう。
そこで、Twitterで2つのアンケートを取りました。
予備校選び中の受験生へのアンケート
選択肢の続きです。
— こもり (@comoli_ve) September 13, 2020
- 投票数:313票
- アガルート:97票
- 資格スクエア:23票
予備校利用中の受験生へのアンケート
https://twitter.com/comoli_ve/status/1296411162167447554
- 投票数:201票
- アガルート:43票
- 資格スクエア:33票
司法試験・予備試験講座の予備校選びをしている人も、受講中の人もアガルートの方が多いという結果でした。
母数が少ないので、参考程度に見ておいてください。
アガルートと資格スクエアはどっちがおすすめ?
資格スクエアとアガルートの予備試験講座を「9つの基準」で比較した結果をまとめました。
講座 | アガルート | 資格スクエア |
価格 | ◎ | 〇 |
運営会社 | 〇 | 〇 |
実績 | 〇 | ◎ |
講師 | ◎ | 〇 |
教材 | ◎ | 〇 |
講座の利便性 | 〇 | ◎ |
カリキュラム | 〇 | ◎ |
サポート | ◎ | 〇 |
人気度 | 〇 | △ |
- 講師や教材、サポート体制を重視→アガルート
- 実績や講座の利便性、カリキュラムを重視→資格スクエア
アガルートがおすすめな人
アガルートの予備試験講座がおすすめなのは、次のような人です。
・講師による手厚いサポートを受けたい人
・基本知識から論文式対策まで充実した講座が良い人
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資格スクエアがおすすめな人
資格スクエアの予備試験講座がおすすめなのは、次のような人です。
・効率重視でコンパクトに勉強したい人
・スキマ時間の勉強の積み重ねで合格したい人
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合格しやすいのはどっち?
比較結果だけを見れば、受講生の合格率が高く、講義やテキストの質も高いアガルートが合格しやすいと言えます。
ただし、資格スクエアとアガルートの予備試験講座はそれぞれ向き不向きがあります。
そのため、興味のある予備校の無料講義やサンプルテキストをチェックし、自分に合う講座を選んでください。
「資格スクエアもアガルートもしっくりこないな」と思ったら、他の予備校もチェックしてみましょう。
講座の比較については、司法試験・予備試験の予備校・通信講座を比較にまとめています。
ユーザーの声:アガルートと資格スクエア
資格スクエアとアガルートのユーザーに、受講している講座のおすすめポイントと気になるポイントを聞きました。
私からTwitterで声をかけて感想を送ってもらった人、この記事を読んで感想を書いてくれた人の両方の意見です。
約30名からもらった回答のうち、一部を紹介させていただきます。
この記事への意見や感想も含みます。
アガルートユーザーの意見
評価: 5.01年目2年目と伊藤塾を利用して不合格になり、3度目のチャレンジでアガルートを選びました。
結果は見事合格です。
勝因は、マネージメントオプションを利用したことにつきます。
週1で講師が1時間つきっきりで個別指導してくれる講座なんて他にありません。
学習の進捗管理から些細な悩みへのアドバイス、答案指導ととにかく親身に相手をしてくださいました。
伸び悩んで挫折しかけた時期には、うまくハッパをかけてモチベーションを高めてもらい、その後はメキメキと実力が伸びていきました。
とにもかくにも、マネージメントオプションがなければ私の合格はあり得なかったです。
伊藤塾でも個別指導を受けていましたが、アガルートほどの頻度も密度も熱意も感じられませんでした。
評価: 4.0アガルートのカリキュラムは予備校並みにボリューミーで、最初は圧倒されました。
働きながらの勉強だったので、教材が届いたときには「この量を仕事の合間にこなすのは無理だ」とも思いました。
でも、実際に勉強を始めるとサクサク進み、まったく苦になりませんでした。
理由は色々ありますが、最も大きな理由は効率的に知識を定着させられたことです。
講義とテキスト・問題集が密にリンクしているので、インプットとアウトプットの繰り返しで学んだことをグングン身につきました。
他の講座は同じ講義や教材を何度も繰り返して身につけますが、アガルートはその回数が少なくて済むので、トータルの勉強時間はそれほど長くなりません。
評価: 3.5オンライン予備校と呼ばれているだけあって、オンラインの利便性を期待したのですが、イマイチでした。
確かに講義視聴はスマホでも快適でしたが、他に目立った機能がありません。
強いて挙げれば倍速機能と音声ダウンロードがありますが、進捗管理や問題演習などは見当たりません。
前年度は資格スクエアを利用していてシステムの便利さに慣れていたので、驚きました。
代わりに、講師による手厚いサポートが受けられているので学習に大きな支障はありませんが、自宅以外での学習がメインになる人は使いにくいと思います。
資格スクエアユーザーの意見
評価: 4.5逆算プランプレミアムを利用しています。合格者(講師)と直に話すことができ、学習の進捗を聞いてもらったり、助言をもらえたりする画期的なサービスです。
1回の時間が短いという意見もありますが、個人的には必要十分だと感じています。月2回なので進捗は数分で済みますし、毎回深刻な悩みを抱えているわけでもないからです。
予備校レベルに講師と近い関係を築きたい人ならともかく、通信講座で学ぶ人には今の内容で足りるかと思います。
評価: 5.0高野先生の講義は、丁寧で分かりやすいだけでなく面白いので、飽きることなく視聴できます。
言葉による説明だけでなく、図表を用いて視覚的に訴えかける工夫も秀逸で、動画を視聴しているだけで内容が理解できる講義は圧巻です。
重要論点は非常に細かく、そうでもないところは軽く流すあたりの緩急つける感じも好印象です。
私はWセミナー→伊藤塾→資格スクエアと渡り歩いていますが、高野先生ほど分かりやすい講義をされる講師にはお会いしたことがありません。
なお、6期に高野先生と2枚看板を貼られていた吉野先生は7期に参加されないようですが、正直言って大きな影響はないと思います。
吉野先生は、以前から学習経験者向けの講義が高く評価されていた人で、初学者向けの講義なら高野先生がしっかりやってくれるはずです。
評価: 3.0資格スクエアといえば高野講師、これは現在の常識です。
元伊藤塾のカリスマ講師で、資格スクエアに移られてからは吉野先生と2人で講座を支えてこられました。
少し心配なのが、高野講師頼みになっていること。
資格スクエアの7期が発表されましたが、吉野講師は参加されないようですし、他に名前をあげられるような人気講師はいないようです(講師欄が「高野泰衡先生ほか」になっている)。
高野講師はたしかに優秀な講師ですが、1人の講師に頼りきりになるのは、講座としてはどうかという気がします。
7期はひとまず安泰でしょうが、来年以降が不安です。
アガルートと資格スクエアの比較まとめ
アガルートと資格スクエアを9つの基準で比較し、各予備校が向いている人を紹介しました。
アガルートが向いている人 | 資格スクエアが向いている人 |
・講義やテキストの質を重視したい人 ・講師による手厚いサポートを受けたい人 ・基本知識から論文式対策まで充実した講座が良い人 |
・人気講師の講義を受けたい人 ・効率重視でコンパクトに勉強したい人 ・スキマ時間の勉強の積み重ねで合格したい人 |
高い合格率を支える講義や教材、講師による手厚いサポートを重視するなら、アガルートが向いています。
インプットとアウトプットを同時並行で繰り返して効率的に知識を定着させるカリキュラムは、ゼロから勉強を始める初学者にピッタリです。
また、論文対策は司法試験講座でもトップレベルに充実しており、他の予備校で補強する必要が一切ありません。
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効率性や時間・場所に縛られない学習スタイルを重視するなら、資格スクエアが向いています。
アガルートの2/3程度の講義時間で合格に必要な知識を漏れなく学習できるのは、忙しい人には大きなメリットです。
論文対策はやや手薄ですが、答練・添削指導をやり込めば実践力は身についていきます。
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