「司法試験・予備試験は大手予備校で勉強する」という時代は終わり、近年はオンラインで学習する人が増えています。
8つある司法試験予備試験の予備校・通信講座のなかでも注目度の高いのがスタディング。
スマホ一つで勉強できる手軽さと低価格が口コミで評判になり、社会人を中心に多くの受験生が申し込む人気講座になっています。
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・働きながら予備試験の勉強ができる講座を探している人
・スタディング(STUDYing)予備試験講座の受講を検討している人
1年間スタディングの予備試験講座を受講した経験を踏まえて書いています。
目次
スタディング(STUDYing、旧通勤講座)とは
スタディング(STUDYing)とは、予備試験をはじめとする資格の対策講座を取り扱っているオンライン通信資格講座です。
スタディング(STUDYing)の初学者向け講座の特徴
スタディングの初学者向け講座について、6つの基準で特徴を紹介します。
対象講座
講座名 | 予備試験合格コース(総合)[2021年+2022年試験対応] |
スタディングが提供している初学者向け講座は、「予備試験合格コース(総合)「2021年プラス2022年試験対応」」です。
2021年と2022年の2回の試験に対応している講座で、1年で合格する自信がない人でも安心して受講できます。
価格
価格(税込) | 142,780円 |
スタディングの講座は、予備試験講座で最も安い税込142,780円です。
業界大手の伊藤塾の講座が安くても100万円くらいかかることを考えると、文字通りけた違いの安さと言えます。
他の通信講座と比較しても1/5程度の価格です。
運営会社
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
KIYOラーニング株式会社は、スタディング(STUDYing)や社員教育のクラウドサービスエアコース(AirCourse)を運営しています。
いずれのサービスも順調に成長しており、経営状態は良好です。
実績
実績 | 非公表(合格者の声に5名) |
スタディングは、講座の実績を公表していません。
予備試験に限らず他の講座も同じです。
合格者の声は掲載されていますが、正確な合格者数や合格率は分かりません。
講座の質
講座の質 |
|
スタディングの講師は、基本講座と論文対策講座で短答が違います。
基本講座は小村先生、論文対策は小倉先生で、どちらも好き嫌いが生じにくいオーソドックスな講義です。
スライドを見ながら講師の説明を聞くという講義スタイルで、テキストは復習用となっています。
また、テキストも問題集もeラーニングシステムを利用し、冊子版はありません。
1つ30分前後とスキマ時間での勉強に向いた講義時間と、約340時間というコンパクトなカリキュラムがスタディングの魅力です。
800時間をゆうに超える伊藤塾と比較すると半分程度となっており、効率的に合格するための知識を身につけられます。
オンライン
オンライン |
|
スタディングのeラーニングは、予備試験講座で最も優秀です。
スマホでも動画講義の視聴性が損なわれないことはもちろん、講義視聴から問題演習、進捗管理までスマホ一つで完結できます。
パソコンなしで学習の全てをまかなえるのは、スタディングのシステムくらいです。
音声ダウンロードも無料なので、オフライン環境でも気にせず勉強できます。
サポート
サポート | なし |
スタディングは、残念ながらサポート機能が充実していません。
優秀なシステムで学習のほぼ全てをカバーできるので大きな問題はありません。
でも、質問サポートもないので行きづまったときに自力解決する必要があります。
スタディング(STUDYing)のデメリット(口コミ評判)
まずはデメリットからです。
スタディング(STUDYing)を受講してみて気になっているデメリットは5つです。
- 実績が非公表
- 講義時間が少ない
- 講師に質問できない
- 論文問題の添削指導がない
- スタディング講座以外に費用がかかる
オンライン予備校のアガルートや資格スクエアも、予備試験合格者に占める資格スクエア利用者の割合などを公開しています。
でも、スタディングは合格率も合格者数も未公表です。
公式サイト内の「合格者の声」を見ると予備試験に合格した人の「声」が掲載されていますが、正確な合格者数は不明です。
口コミ評判
東京都:T・Y(20代・男性)
予備試験も司法試験も人生かけて挑む試験なので、講座を選ぶときは合格実績を一つの指標としています。
そのため、実績が非公表だとどうしても不安になり、他の講座に目移りします。
福岡県:R・I(20代・女性)
公式サイトに合格実績が掲載されていないのは気になりました。
受講してみると、講義もテキストもしっかりしているし、やり込めば合格を目指せるカリキュラムだと思いましたが、実績がないと躊躇してしまう人もいると思います。
講義時間が少ない
他講座と比較して講義時間が少ないという口コミ評判もあります。
基礎講座だけで500時間を超える伊藤塾は、講義時間が長すぎて非効率と言われていますが、スタディングは逆に短すぎるという口コミが多いです。
通信講座のアガルートや資格スクエアと比べても1/2程度しかなく、「これだけで大丈夫なのか」と不安になる人もいます。
ただし、受講時間が短い=合格できないということではありません。
スタディング公式サイトの「合格者の声」というページには合格者の感想が掲載されています。
講義時間が短くても、やり方次第で合格することは可能ということです。
短答式試験については、スタディングで合格できたという口コミ・評判は見かけます。
ただし、論文式試験となると、カリキュラムの手薄さがネックになってきますね。
口コミ評判
神奈川県:W・K(20代・男性)
大手の予備校と比べて圧倒的に講義時間が短く、「こんなに短くて大丈夫なの」と心配になりました。
講義や学習スタイルが自分向けだったので受講したところ、無駄を省いているから短いことに気づきましたが、受講してみないと分からないところかと思います。
宮城県:A・R(30代・女性)
スタディングの講義時間が短いのは効率化しているからでしょうが、あまりに短いので不安になります。
講師に質問できない
スタディングの予備試験講座には、質問サポート機能がありません。
他の予備校・通信講座と見比べてみましょう。
予備校 | LEC | 伊藤塾 | アガルート | 資格スクエア | スタディング | 辰已法律研究所 | 資格スクール大栄 | Wセミナー |
学習サポート | 有 ・教えてチューター ・教えてメイト ・進捗率 ・カレンダー ・カウントダウン | 有 ・短答式過去問題演習 ・基礎力確認演習 ・重要判例学習 | 有 ・テキスト表示 ・Webテキスト | 有 ・オンラインレジュメ ・条文リンク ・問題演習 ・質問機能 ・論証集 ・単語帳 | 有 ・スマート問題集 ・セレクト過去問集 ・学習フロー ・学習レポート ・Webテキスト ・マイノート機能 ・検索機能 ・暗記ツール機能 ・問題横断復習機能 ・勉強仲間機能 | 無 | 資格スクエアと同じ | 有 ・短答必修アプリ |
全て初学者向けのコースを選んだ場合です。
予備試験講座を開講している予備校の多くは、メールやSNSで講師に個別質問できるサービスがあります。
勉強で行きづまったときに聞ける相手がいるというのは、とても心強くありがたいことです。
通学メインのLECや伊藤塾では、手厚い質問対応を受けることができます。
オンライン予備校の資格スクエアやアガルートでも、基本プランに講師への相談サービスがついています。
アガルートはFacebookグループ内で回数制限なく質問でき、必ず講師が回答をくれるという手厚さです。
でも、スタディングでは講師に質問できるサービスがありません。
そのため、勉強に行きづまっても自力でテキストを読んだり講義を聴きなおしたりして解決することになります。
図解や解説が初心者向けで分かりやすいから、テキスト読み返したり講義を見返したりすれば理解できるんだけどね。
「いざという時に質問できる」という安心感が得られないのはしんどいかな。
口コミ評判
鹿児島県:I・E(30代・男性)
個別質問こそ講座を受講する大きな理由の一つなのに、それがないのはツラいです。
安いと言っても10万以上はかかるので、回数制限ありでも質問サポートは欲しいですね。
東京都:E・T(20代・女性)
困ったときに講師に質問できないのでは、完全独学と大差ありません。
論文問題の添削指導がない
スタディングの予備試験講座には、他の予備校や通信講座の初学者向けコースには必ず含まれる論文式試験の答練・添削がありません。
予備校 | スタディング | 資格スクエア | アガルート | LEC | 伊藤塾 |
添削 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
論文式試験の答練・添削がないことは、スタディングの予備試験講座で最も大きなデメリットといえるでしょう。
予備試験合格のカギになるのが論文式試験の問題の添削指導です。
予備試験では論文問題の配点比率が高く、論文問題の得点を伸ばさないと合格できません。
難しい論文問題の添削を受けるために予備校に通う人もいるくらい重要です。
他の予備校では100~200通前後の添削を受けることができますが、スタディングには添削サービスがありません。
論文の書き方指導講座はオンラインで受講できるし、模範解答を見ながら解答の作り方は学べるよ。
でも、司法試験や予備試験の勉強で添削指導がないっていうのは不安になるよね。
私も添削指導がないことが不安でスタディングの受講を迷いましたが、基本講座はスタディング、添削・答練指導は他の通信講座という選択をしました(1年目)。
複数の講座を受講しても50万円以下で、他の予備校や通信講座の初学者向けコースよりリーズナブルだったからです。
口コミ評判
大阪府:Z・B(20代・女性)
予備試験用なのに答練や添削がないのは正直しんどいです。
でも、eラーニングの使いやすさが抜群でスキマ時間に勉強できるのも魅力なのでスタディングを受講し、答練添削だけ別の講座を受けることにしました。
群馬県:大槻(20代・男性)
答練や添削目的で予備校を申し込もうと思っているので、スタディングでは目的を達成できません。
しかし、効率特化のカリキュラムとか学習サポート機能は魅力なので迷います。
スタディング講座以外の費用がかかる
スタディングの予備試験講座は講義時間が短く、質問サポートや添削指導のサービスもありません。
そのため、勉強中に生じた疑問を自力解決できず、答えを求めてスタディング以外のテキストや講座を購入する人もいます。
テキストくらいなら誤差の範囲ですが、別の講座に入りなおすと相当な費用がかさみます。
私も最初のうちは不安で、伊藤塾のテキストを何冊か購入しました。
合計で1万5,000円くらいだったので、トータルだと他の予備校に申し込むよりずっと安いですが、出費には違いありません。
口コミ評判
神奈川県:鈴木留美(20代・女性)
圧倒的な安さに惹かれて勢いで申し込みました。
スキマ時間を使った勉強ははかどりましたが、勉強するほど「これだけで合格できるのか」と不安になり、他の予備校のテキストを買い込みました。
ただ、スタディングの講座を視聴するだけで模擬の成績が伸びたので、購入したテキストは使っていません。
京都府:O・K(20代・男性)
講座自体は非常に分かりやすいのですが、「合格レベルの知識が得られているのか」と不安になることはありました。
結局、追加で教材を購入したり、別の予備校の単体講座に申し込んだりして10万円くらいかかりました。
それでも他の予備校と比べると安く済んでいるんですが…
スタディング(STUDYing)の予備試験講座のメリット(口コミ評判)
スタディング(STUDYing)を受講していて「コレは良い」と感じているメリットは6つあります。
- 料金が圧倒的に安い
- スマホだけで学習できる
- スライド形式で見て分かる
- Webテキストなので手ぶら
- スキマ時間を有効活用できる
- 効率化やモチベーション維持に役立つ機能が豊富
料金が圧倒的に安い
スタディング最大のメリットは、他の予備試験講座と比べて料金が圧倒的に安いことです。
スタディングには予備試験を受講する人向けの対策コースが2つ、法科大学院生向けの対策コースが1つありますが、いずれもとにかく価格設定が低く抑えられています。
スタディングの料金 | 予備試験合格コース | 司法試験対策コース | |
基礎 | 総合 | ||
価格 | 90,750円 | 142,780円 | 120,780円 |
基礎コース
基礎コースには次のコンテンツが含まれています。
- 法律基本7科目のオンライン講義(190時間、webテキスト)
- スマート問題集(一問一答形式で復習ができる短答演習1612問)
- セレクト過去問(実際の試験と同じ形式の短答演習719問)
法学の基本についてインプットとアウトプットを繰り返して知識を定着させる、法学初心者向けのコースです。
総合コース
総合コースには基礎コース+次のコンテンツが含まれます。
- 法律実務基礎科目のオンライン講義(12時間、webテキスト)
- 論文対策講座基本フォーム編(73時間/35問)
- 論文対策講座予備実践編(67時間/48問)
予備試験の合格を目指すコースです。
実践的な内容を含みますが、法学初心者にも分かりやすく解説されているのでサクサク視聴できます。
基礎コースと総合コースの関係
基礎コースと総合コースの関係を図で確認しておきましょう。
出典:スタディング
スタディングの料金だけ見ても安さが実感できないので、他の予備校の料金と比較してみましょう。
予備校 | LEC | 伊藤塾 | アガルート | 資格スクエア | スタディング | 辰已法律研究所 | 資格スクール大栄 | Wセミナー |
価格 | 1,062,870円 | 1,114,900円~ | 932,800円 652,960円 | 877,800円 | 142,780円 | 835,300円 | 896,170円 | 649,000円 |
いずれも初学者が一から学んで合格力を身につけるための講座の価格です。
税込定価(赤字は割引価格)です。
スタディングは総合口座でも税込142,780円で、予備試験予備校の老舗であるLECや伊藤塾とは約8倍の差があります。
アガルートと資格スクエアはコスパ重視の新興オンライン予備校ですが、それでもスタディングの方が圧倒的に安いです。
口コミ評判
東京都:U/M(20代・男性)
とにかく安いし、不合格でも後悔しないと思ってスタディングに決めました。
他の予備校は料金が高すぎて、不合格だった時のショックが大きそうなので手が出ませんでした。
福井県:加藤(30代・男性)
他の予備校も検討しましたが、料金が高くスキマ時間では勉強しにくそうなのでスタディングにしました。
安かろう悪かろうを心配しましたが、講義はとても分かりやすくコンテンツも充実していてコスパ抜群です。
スマホだけで学習できる
スタディングの予備試験講座は忙しい人向けに設計されており、スマホ一つあればいつでもどこでも予備試験の学習ができます。
参考書や六法を持ち歩く必要はなく、PCやタブレットさえ必要ありません。
「スマホ視聴なら資格スクエアやアガルートでもできるじゃないか。」と思うかもしれません。
でも、他のオンライン予備校の講義はスマホだと見にくいです。
資格スクエアの講義画面はPCだと優秀ですが、スマホだと画面が小さくなって使い勝手が悪くなります。
座って視聴する前提で作ってあるからです。
スタディングは違います。
忙しい人が通勤中や家事の合間に視聴することをイメージして設計されているので、スマホ画面でも快適に視聴・操作できます。
タブレットやパソコンなどスマホ以外の端末でも快適に操作できます。
「勉強しよう」と思ったときに手元にある端末ですぐ勉強できるのがスタディングの大きな魅力です。
口コミ評判
大阪府:A・H(20代・女性)
スマホにアプリをインストールするだけで、いつでもどこでも勉強できる手軽さが良いです。
スタディングを始めてスマホが勉強するツールになりました。
通勤中も、音楽を聴くの止めて講義を視聴しています。
福岡県:S・W(20代・男性)
スマホで勉強って簡単な問題集くらいだと思っていましたが、本格的な講義を受講できて驚きました。
法律の重要ポイントなどが図表で分かりやすく整理されているので、とても分かりやすくし記憶に残りやすかったです。
学習するのにテキストもペンもいらないというのは本当に便利です。
スライド形式で見て分かる
スタディングの講義は、情報の見せ方にも工夫がされています。
通勤・通学中でも目と耳で効率的に知識を吸収できるよう、専用のスライドを用いて講義が進行します。
講師の分かりやすい説明に合わせてスライドは入れ替えられるので、ユーザーはスライドを見ながら講義を聴いているだけでOKです。
スマホさえあればテキストも六法も不要です。
必要な情報だけがスライドに表示されて説明されるので、余計な情報も寄り道もなく効率的に知識が身につきます。
講師が淡々と話をしたり、がむしゃらに板書したりする昔ながらの講義スタイルとは根本的に違います。
口コミ評判
北海道:Y・Y(20代・男性)
去年は別の講座を受講したんだけど、スタディングのオンライン講義と比べると月とスッポンです。
「なぜ最初からスタディングを選ばなかった?」と過去の私を問い詰めたい今日この頃。
東京都:土屋稔(20代・男性)
予備試験の勉強なのに、見ているだけでサクサク情報が頭に入ってくるのは本当に新鮮です!
学校の授業でもここまで分かりやすいことはなかったように思います。
Webテキストなので手ぶら
スタディングの講義はスライド形式で進行するので視聴するだけで十分ですが、Webテキストも閲覧できます。
Webテキストは、効率化を徹底しているスタディングらしく必要な情報がコンパクトにまとめてあり、初学者でも馴染みやすいです。
Webテキストは重要キーワードのチェック機能が充実しているので、使い慣れると冊子版のテキストには戻れなくなります。
スタディングのWebテキストを使うのは、講義を聴き終わって問題集を解いた後の復習時がメインです。
動画で復習するのは再生箇所を探すのがなかなか面倒くさいので、Webテキストで気になる箇所だけ読み返すのが効率的です。
アガルートや資格スクエアにもWebテキストはありますが、講義を視聴しながら読む前提で作られています。
復習に特化して作られているWebテキストはスタディングくらいです。
口コミ評判
東京都:F・N(20代・女性)
スタディングのWebテキストには重要キーワードにリンクがついているので、知りたいキーワードをすぐ調べられて便利です。
東京都:秋保(30代・男性)
Webテキスト使ったら紙のテキストには戻れません。
スキマ時間を有効活用できる
「忙しい方こそ、もっと活躍して頂きたい」という理念に基づき、忙しい人がスキマ時間で学習しやすい工夫がされています。
- 講義時間が短い
- 音声ダウンロードできる
講義時間が短い
スタディングのオンライン講義は1つ30分前後です。
大手予備校だと1講義あたり2時間30分程度はあるので、スキマ時間に視聴するのは難しく、分けて視聴すると内容を忘れてしまいます。
でも、1講義あたり30分前後のスタディングの講義なら、仕事の昼休みや子供の昼寝中などのスキマ時間でも視聴できます。
途中で中断しても、30分程度の短い内容なら中断前の内容を覚えておきやすいです。
講義中はスライドを見て講師の説明を聴いていればよく、テキストもいらないので文字通り「いつでもどこでも」気軽に勉強できます。
人の集中力が持続する時間は90分が限界ですが、90分の間でも15分ごとに集中力の切れ目があります。
30分の講義なら丁度15分×2単位で収まるので、集中して講義を視聴できますね。
人の集中力については諸説あります。
最近は15分ごとに集中力の切れ目があるという考え方が主流で、学校の授業なども15分を単位にしてカリキュラムや1限の時間が決められています。
一方で、25分を単位とするポモドーロ・テクニックという考え方もあります。
音声をダウンロードできる
スタディングのオンライン講義は音声をダウンロードしてオフライン再生できます。
最近はやりの「本を聴くオーディオブック」のように、移動中や家事中に音声だけ聞いて勉強することが可能です。
また、オンライン講義は視聴期限が決まっていて、期限を過ぎると改めて購入する必要がありますが、ダウンロードすれば半永久的に視聴できます。
音声ダウンロードは端末に十分な空き容量が必要です。
あらかじめスマホの容量を確認しておきましょう。
口コミ評判
愛知県:M・T(20代・男性)
スタディングのオフライン再生が便利です。
オーディブルみたいな感じで講義を聴けるから通勤中や料理中に大活躍しています。
秋田県:相馬(30代・男性)
スタディングならインプットもアウトプットもスマホでできます。
演習問題の自動採点が地味に便利です。
効率化やモチベーション維持に役立つ機能が豊富
Webテキストや音声ダウンロードについて書きましたが、それ以外にもスタディングの講座には学習に役立つ機能が充実しています。
検索
スタディングの検索機能は、講座、テキスト、問題などをキーワードで検索できる機能です。
例えば、講義の中に聞き覚えのないキーワードが出てきたときに利用すれば、そのキーワードが記載されているテキストなどの場所が表示されます。
机上学習の場合はテキストの索引を調べたり六法を紐解いたりする必要がありますが、スタディングなら検索機能ですぐ調べられます。
「講座、ビデオ、問題、冊子、WEBテキスト、メモ」の6項目から絞り込みを書けることも可能です。
メモ
スタディングのメモ機能は、講座に貼り付けて情報を書き込んでおける機能です。
画像のように付せん形式になっていて、気になったことなどを自分の言葉で書きこんでおけます。
重要なキーワードや理解不足の内容などを書いておけば、後で見返して復習できます。
最大3つまで作って保管しておくことができますし、修正や削除も簡単にできます。
マイノート
スタディングのマイノートとは、講座を視聴しながらオンライン上でまとめを作ることができる機能です。
受講中や問題集を解いている最中に気になったことを書き留めておき、後から調べるのに役立ちます。
クラウド型なので、同期した複数の端末で同じノートを閲覧することができます。
ファイルごとにまとめておけるので整理が簡単で、後で見返したいときもすぐに探せて便利です。
受講中に呼び出すことも可能なので、「あ、この話は前にも聞いてノートにしておいたはず」と思ったときにすぐ確認できます。
スマート問題集
スタディングのスマート問題集は、講義で得た知識をアプトプットすることで定着度を確認できる機能です。
- 練習モード:問題と解答が交互に表示される
- 本番モード:制限時間が設定されて本番さながらの緊張感が出る
- 復習モード:前回間違った問題だけが出題される
スマート問題集を利用すると「問題データ欄」に過去最高得点や「全受講者の平均」が表示されるので、比較すると自分のレベルを知ることができます。
問題に関連する講義へのリンクも表示されるので、復習も簡単です。
問題横断復習
問題横断復習とは、複数の講義で勉強した内容をまとめて復習できる機能です。
復習機能は以前からありましたが、1講義ごとに復習することしかできませんでした。
横断復習機能を利用すると、問題復習機能で複数の講義の内容が出題されるようになります。
しかも、「前に間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」だけを選んで出題させることも可能で、効率的に復習することが可能です。
スキマ時間で苦手なところだけ復習したいときに重宝しますよ。
合格者の中には、最終調整のために利用したという人もいます。
暗記ツール
スタディングの暗記ツールは、外出先でもスマホ一つで暗記学習ができる機能です。
スタディングの暗記ツールがあれば、単語帳や書籍を持ち歩く必要がなくなります。
暗記ツールを開くと、重要なキーワードやテキストが赤枠で隠されて表示されます。
まず自分で赤枠内の内容をイメージし、クリックして枠を消して内容を確認するというのが基本的な使い方です。
ワンタッチで起動できてすぐ暗記学習ができるので、電車の待ち時間などわずかなスキマ時間を活用できます。
学習フロー
スタディングの学習フローとは、あなたに最適な学習の順番を自動で示してくれる機能です。
机上学習だと「さて今日は何を勉強しようかな」と考える一手間がかかりますが、スタディングなら学習フローに従って進めるだけで効率よく知識が身につきます。
基本は講義受講によるインプットと問題解答によるアウトプットがセットになっています。
問題については、基礎的なところから入って実践的な演習に取り組むといったフローも準備されています。
学習レポート
学習レポートとは、スタディングでの学習の進捗状況をグラフ化できる機能です。
自動的に集計された学習時間や進捗がグラフ化されて表示されるので、モチベーション維持や学習の習慣化に役立ちます。
資格別、コース別、講座別などで細かく確認できるのも魅力です。
勉強仲間
スタディングの勉強仲間とは、学習の時間や内容を投稿したり、仲間を作って交流したりすることができる機能です。
いいねやコメントのやりとりを通して仲間意識を深め、一緒にガンバルことでモチベーションを高めることができます。
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スタディング(STUDYing)の予備試験講座が向いている人
スタディング(STUDYing)で予備試験の勉強をするのに向いているのは、次のような人です。
- 学習コストを抑えたい人
- まとまった学習時間を取りにくい人
- オンライン学習で効率的に合格を目指したい人
本気で司法試験や予備試験に合格したいけど忙しくて時間がとれない人にとっては、スキマ時間を活用できるスタディングはピッタリです。
再受験者など法学の知識がすでにある人が、復習やアウトプットのために受講するのにも向いています。
法学初学者でもOK
スタディングの予備試験講座は方角初学者には向いていないという意見もあります。
でも、スタディングの講義は初学者でも分かりやすく、一から知識を身につけることができます。
講義時間が短いですが、徹底した効率化とコスパを追求した結果であって、講義内容をしっかり理解すれば合格レベルの力を身につけることは可能です。
スマホ視聴時の使い勝手が抜群なので、スマホ視聴が中心になる人には特におすすめです。
スタディング(STUDYing)とアガルートの併用
上に書いたとおり、スタディングの予備試験講座には論文問題の答練や添削がありません。
予備試験の突破には論文問題の点数を伸ばすことが不可欠なので、「スタディングを受講したいけど、答練や添削を受けられないのは不安」という人もいるでしょう。
その場合は、答練と添削については他の予備校の演習講座を申し込む方法があります。
論文の答練・添削講座が充実しているのが、アガルートの予備試験1年合格カリキュラムです。
初学者向けの総合カリキュラムを受講していなくても、論文式対策講座で添削指導を受けられます。
また、論文対策講座も豊富なので、スタディングで足りないと感じた部分を補強することも可能です。
もちろん、個別相談や答練・添削など手厚いサポートを受けたい人は、最初からアガルートに申し込むのもありです。
スタディング(STUDYing)予備試験講座の評判のまとめ
スタディングの予備試験講座について、口コミ評判と私自身の体験に基づいてメリットとデメリットをまとめました。
スタディング(STUDYing) | 内容 |
メリット |
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デメリット |
|
こうしたメリットとデメリットを踏まえると、スタディングをおすすめできるのは次のような人です。
- 司法試験の勉強のきっかけを得たい人
- お金をかけずに勉強したい人
- スキマ時間を活用したい人
興味がある人は、スタディングの公式サイトに無料登録してスタッフに相談してみてください。
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スタディングの無料講義やWebテキストをチェックしてみて「物足りない」と感じたら、アガルートも検討する余地があります。
同じ通信講座で効率性を重視したカリキュラムですが、合格に必要な実力をより身につけやすく、論文式対策も充実しています。