「司法試験・予備試験は大手予備校で勉強する」という時代は終わり、近年はオンラインで学習する人が増えています。
法試験予備試験の通信講座には合格実績が評判のアガルート、システムが優秀な資格スクエアがありますが、近年注目されているのがスタディング(STUDYing)。
スマホ一つで学習できる手軽さと低価格が話題になり、社会人を中心として申し込みを検討する人が増えています。
この記事では、スタディング(STUDYing)の司法試験予備試験講座の評判と受講生の口コミを紹介します。
\最安値で申し込む/
スタディングの評判は?
スタディング(STUDYing)は、資格試験の対策講座を抵抗しているオンライン通信講座です。
2008年に「通勤講座」としてスタートしたとおり、主なターゲット層は働きながら資格取得を目指す社会人です。
現在は「スタディング」に改称されましたが、リーズナブルな価格設定と、スキマ時間にスマホ一つで学習できるスタイルは継続しています。
スタディングのすごさは、圧倒的な低価格にもかかわらず合格実績を確実に伸ばしていることです。
しかも、趣味的な資格ではなく、社労士、行政書士、宅建など仕事に役立つ難関資格試験の合格者を多数輩出しています。
また、難関資格の対策予備校ほどオンライン化が進んでいないのですが、スタディングは全講座共通で業界トップレベルのオンライン学習システムを採用しています。
スタディングの評判(良い口コミ)
スタディング(STUDYing)受講生の口コミや評判から分かるメリットは6つあります。
- 料金が圧倒的に安い
- スマホだけで学習できる
- スライド形式で見て分かる
- Webテキストなので手ぶら
- スキマ時間を有効活用できる
- 効率化やモチベーション維持に役立つ機能が豊富
スタディングの評判①:料金が安い
スタディング最大のメリットは、他の予備試験講座と比べて料金が圧倒的に安いことです。
スタディングには予備試験を受講する人向けの対策コースが2つ、法科大学院生向けの対策コースが1つありますが、いずれもとにかく価格設定が低く抑えられています。
基礎コース
基礎コースは、法学の基本をインプットとアウトプットの繰り返しで知識を定着させる、法学初心者向けのコースです。
基礎コースには次のコンテンツが含まれています。
- 法律基本7科目のオンライン講義(190時間、webテキスト)
- スマート問題集(一問一答形式で復習ができる短答演習1612問)
- セレクト過去問(実際の試験と同じ形式の短答演習719問)
総合コース
総合コースは、予備試験の合格を目指すための基本コースです。
総合コースには基礎コース+次のコンテンツが含まれます。
- 法律実務基礎科目のオンライン講義(12時間、webテキスト)
- 論文対策講座基本フォーム編(73時間/35問)
- 論文対策講座予備実践編(67時間/48問)
スタディングは本当に安いのか?
スタディングが本当に安いのか調べるために、他校の料金と比較しました。
予備校 | 税込価格(割引価格) | 分割払い |
---|---|---|
スタディング | 128,000円 | 有(最大36回) |
資格スクエア | 759,000円 | 有 |
アガルート | 【2022年版】 ・通常版:768,460円(691,614円) ・ライト版:657,800円(592,020円) 【2023年版】 ・通常版:932,800円(839,520円) ・ライト版:822,800円(740,520円) | 有(最大60回) 12回払いまで手数料0円 |
伊藤塾 | 1,182,700円~ | 有(最大60回) |
LEC | 1,062,870円~ | 有(最大36回) |
辰已法律研究所 | 835,300円 | 有(最大60回) |
Wセミナー | 439,000円~ | 有(最大36回) |
加藤ゼミナール | 657,800円 | 有(最大24回) |
スタディングは総合講座でも税込134,200円で、伊藤塾の予備試験講座とは約8倍の差があります。
アガルートと資格スクエアはコスパ重視のオンライン予備校ですが、それでもスタディングの方が圧倒的に安いです。
スタディングの評判②:スマホだけで学習できる
スタディングの予備試験講座は忙しい人向けに設計されており、スマホ一つあればいつでもどこでも予備試験の学習ができます。
参考書や六法を持ち歩く必要はなく、PCやタブレットさえ必要ありません。
「スマホ視聴なら資格スクエアやアガルートでもできるじゃないか。」と思うかもしれません。
でも、他のオンライン予備校の講義はスマホだと見にくいです。
資格スクエアの講義画面はPCだと優秀ですが、スマホだと画面が小さくなって使い勝手が悪くなります。
座って視聴する前提で作ってあるからです。
スタディングは違います。
忙しい人が通勤中や家事の合間に視聴することをイメージして設計されているので、スマホ画面でも快適に視聴・操作できます。
タブレットやパソコンなどスマホ以外の端末でも快適に操作可能できますし、「勉強しよう」と思ったときに手元にある端末ですぐ勉強できるのが魅力です。
スタディングの評判③:講義がスライド形式
スタディングの講義は、情報の見せ方にも工夫がされています。
通勤・通学中でも目と耳で効率的に知識を吸収できるよう、専用のスライドを用いて講義が進行します。
講師の分かりやすい説明に合わせてスライドは入れ替えられるので、ユーザーはスライドを見ながら講義を聴いているだけでOKです。
スマホさえあればテキストも六法も不要です。
必要な情報だけがスライドに表示されて説明されるので、余計な情報も寄り道もなく効率的に知識が身につきます。
講師が淡々と話をしたり、がむしゃらに板書したりする昔ながらの講義スタイルとは根本的に違います。
スライドを見ているだけで自然に必要な情報が頭に入るのが大きな魅力です。
スタディングの評判④:Webテキストあり
スタディングの講義はスライド形式で進行するので視聴するだけで十分ですが、Webテキストも閲覧できます。
Webテキストは、効率化を徹底しているスタディングらしく必要な情報がコンパクトにまとめてあり、初学者でも馴染みやすいです。
Webテキストは重要キーワードのチェック機能が充実しているので、使い慣れると冊子版のテキストには戻れなくなります。
スタディングのWebテキストを使うのは、講義を聴き終わって問題集を解いた後の復習時がメインです。
動画で復習するのは再生箇所を探すのがなかなか面倒くさいので、Webテキストで気になる箇所だけ読み返すのが効率的です。
アガルートや資格スクエアにもWebテキストはありますが、講義を視聴しながら読む前提で作られています。
復習に特化して作られているWebテキストはスタディングくらいです。
スタディングの評判⑤:スキマ時間を活用できる
「忙しい方こそ、もっと活躍して頂きたい」という理念に基づき、忙しい人がスキマ時間で学習しやすい工夫がされています。
- 講義時間が短い
- 音声ダウンロードできる
講義時間が短い
スタディングのオンライン講義は1つ30分前後です。
大手予備校だと1講義あたり2時間30分程度はあるので、スキマ時間に視聴するのは難しく、分けて視聴すると内容を忘れてしまいます。
でも、1講義あたり30分前後のスタディングの講義なら、仕事の昼休みや子供の昼寝中などのスキマ時間でも視聴できます。
途中で中断しても、30分程度の短い内容なら中断前の内容を覚えておきやすいです。
講義中はスライドを見て講師の説明を聴いていればよく、テキストもいらないので文字通り「いつでもどこでも」気軽に勉強できます。
音声をダウンロードできる
スタディングのオンライン講義は音声をダウンロードしてオフライン再生できます。
最近はやりの「本を聴くオーディオブック」のように、移動中や家事中に音声だけ聞いて勉強することが可能です。
また、オンライン講義は視聴期限が決まっていて、期限を過ぎると改めて購入する必要がありますが、ダウンロードすれば半永久的に視聴できます。
スタディングの評判⑥:機能が豊富
Webテキストや音声ダウンロードについて書きましたが、それ以外にもスタディングの講座には学習に役立つ機能が充実しています。
検索
スタディングの検索機能は、講座、テキスト、問題などをキーワードで検索できる機能です。
例えば、講義の中に聞き覚えのないキーワードが出てきたときに利用すれば、そのキーワードが記載されているテキストなどの場所が表示されます。
机上学習の場合はテキストの索引を調べたり六法を紐解いたりする必要がありますが、スタディングなら検索機能ですぐ調べられます。
「講座、ビデオ、問題、冊子、WEBテキスト、メモ」の6項目から絞り込みを書けることも可能です。
予備試験や司法試験で覚えるキーワードって膨大な量があるので、一発検索できるのは学習の効率化に役立ちます。
メモ
スタディングのメモ機能は、講座に貼り付けて情報を書き込んでおける機能です。
画像のように付せん形式になっていて、気になったことなどを自分の言葉で書きこんでおけます。
重要なキーワードや理解不足の内容などを書いておけば、後で見返して復習できます。
最大3つまで作って保管しておくことができますし、修正や削除も簡単にできます。
オンラインなので、ペンも紙も不要です。
マイノート
スタディングのマイノートとは、講座を視聴しながらオンライン上でまとめを作ることができる機能です。
受講中や問題集を解いている最中に気になったことを書き留めておき、後から調べるのに役立ちます。
クラウド型なので、同期した複数の端末で同じノートを閲覧することができます。
ファイルごとにまとめておけるので整理が簡単で、後で見返したいときもすぐに探せて便利です。
受講中に呼び出すことも可能なので、「あ、この話は前にも聞いてノートにしておいたはず」と思ったときにすぐ確認できます。
マイノート機能は、講義の視聴期間が過ぎてもスタディングを退会しない限り使い続けられるのも特徴です。
スマート問題集
スタディングのスマート問題集は、講義で得た知識をアプトプットすることで定着度を確認できる機能です。
- 練習モード:問題と解答が交互に表示される
- 本番モード:制限時間が設定されて本番さながらの緊張感が出る
- 復習モード:前回間違った問題だけが出題される
スマート問題集を利用すると「問題データ欄」に過去最高得点や「全受講者の平均」が表示されるので、比較すると自分のレベルを知ることができます。
問題に関連する講義へのリンクも表示されるので、復習も簡単です。
問題横断復習
問題横断復習とは、複数の講義で勉強した内容をまとめて復習できる機能です。
復習機能は以前からありましたが、1講義ごとに復習することしかできませんでした。
横断復習機能を利用すると、問題復習機能で複数の講義の内容が出題されるようになります。
しかも、「前に間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」だけを選んで出題させることも可能で、効率的に復習することが可能です。
スキマ時間で苦手なところだけ復習したいときに重宝します。
合格者には、最終調整のために利用したという人も少なくありません。
暗記ツール
スタディングの暗記ツールは、外出先でもスマホ一つで暗記学習ができる機能です。
スタディングの暗記ツールがあれば、単語帳や書籍を持ち歩く必要がなくなります。
暗記ツールを開くと、重要なキーワードやテキストが赤枠で隠されて表示されます。
まず自分で赤枠内の内容をイメージし、クリックして枠を消して内容を確認するというのが基本的な使い方です。
ワンタッチで起動できてすぐ暗記学習ができるので、電車の待ち時間などわずかなスキマ時間を活用できます。
学習フロー
スタディングの学習フローとは、あなたに最適な学習の順番を自動で示してくれる機能です。
机上学習だと「さて今日は何を勉強しようかな」と考える一手間がかかりますが、スタディングなら学習フローに従って進めるだけで効率よく知識が身につきます。
基本は講義受講によるインプットと問題解答によるアウトプットがセットになっています。
問題については、基礎的なところから入って実践的な演習に取り組むといったフローも準備されています。
学習レポート
学習レポートとは、スタディングでの学習の進捗状況をグラフ化できる機能です。
自動的に集計された学習時間や進捗がグラフ化されて表示されるので、モチベーション維持や学習の習慣化に役立ちます。
資格別、コース別、講座別などで細かく確認できるのも魅力です。
勉強仲間
スタディングの勉強仲間とは、学習の時間や内容を投稿したり、仲間を作って交流したりすることができる機能です。
いいねやコメントのやりとりを通して仲間意識を深め、一緒にガンバルことでモチベーションを高めることができます。
予備試験の勉強は孤独な戦いなので、勉強仲間機能で「頑張ってるのは一人じゃない」と思えることは大きなメリットです。
スタディングのひどい評判は?
評判や口コミから分かるデメリットも見ていきます。
- 実績が非公表
- 講義時間が少ない
- 講師に質問できない
- 論文問題の添削指導がない
- スタディング講座以外に費用がかかる
スタディングの悪い評判①:実績が非公表
予備試験や司法試験の予備校の多くは、過去の合格者数を公式サイトで公開しています。
例えば、アガルートアカデミーは公式サイトに毎年の実績を掲載します。
社会人向けの予備試験講座を提供している資格スクエアも、合格者数を公開しています。
でも、スタディングは、合格率も合格者数も未公表です。
公式サイト内の「合格者の声」を見ると予備試験に合格した人の「声」が掲載されていますが、正確な合格者数は不明です。
スタディングの悪い評判②:講義時間が少ない
他講座と比較して講義時間が少ないという口コミ評判もあります。
基礎講座だけで500時間を超える伊藤塾は、講義時間が長すぎて非効率と言われていますが、スタディングは逆に短すぎるという口コミが多いです。
通信講座のアガルートや資格スクエアと比べても1/2程度しかなく、「これだけで大丈夫なのか」と不安になる人もいます。
ただし、受講時間が短い=合格できないということではありません。
スタディング公式サイトの「合格者の声」というページには合格者の感想が掲載されています。
講義時間が短くても、やり方次第で合格することは可能ということです。
短答式試験については、スタディングで合格できたという口コミ・評判は見かけます。
ただし、論文式試験となると、カリキュラムの手薄さがネックになるようです。
スタディングの悪い評判③:質問できない
スタディングの予備試験講座には、質問サポート機能がありません。
予備試験講座を開講している予備校の多くは、メールやSNSで講義やテキストについて質問可能です。
勉強で行きづまったときに質問窓口があることは難関資格の勉強の時ほど心強く、他校は予備校・通信講座問わず質問サポートがあります。
アガルートは、Facebookグループ内で回数制限なく質問でき、必ず講師が回答をくれるという手厚さです。
でも、スタディングでは講師に質問できるサービスがありません。
そのため、勉強に行きづまっても、自力でテキストを読んだり講義を聴きなおしたりして解決することになります。
図解や解説が初心者向けで分かりやすいので復習すれば理解できないことはほぼありませんが、「いざという時に質問できる」という安心感が得られないのはネックです。
スタディングの悪い評判④:添削指導がない
スタディングの予備試験講座には、他の予備校や通信講座の初学者向けコースには必ず含まれる論文式試験の答練・添削がありません。
添削を有料オプションにしている予備校もありますが、アガルートなら100通以上の添削がオプションなしで利用できます。
スタディングの悪い評判⑤:費用がかかる
スタディングの予備試験講座は講義時間が短く、質問サポートや添削指導のサービスもありません。
そのため、勉強中に生じた疑問を自力解決できず、答えを求めてスタディング以外のテキストや講座を購入する人もいます。
テキストくらいなら誤差の範囲ですが、別の講座に入りなおすと相当な費用がかさみます。
他の講座を検討するなら、最初からスタディング以外を選択した方がコストを抑えられます。
スタディング(STUDYing)が向いている人・向いていない人
スタディング(STUDYing)で予備試験の勉強をするのに向いているのは、次のような人です。
- 学習コストを抑えたい人
- まとまった学習時間を取りにくい人
- オンライン学習で効率的に合格を目指したい人
本気で司法試験や予備試験に合格したいけど忙しくて時間がとれない人にとっては、スキマ時間を活用できるスタディングはピッタリです。
再受験者など法学の知識がすでにある人が、復習やアウトプットのために受講するのにも向いています。
スタディング(STUDYing)とアガルートの併用
上に書いたとおり、スタディングの予備試験講座には論文問題の答練や添削がありません。
予備試験の突破には論文問題の点数を伸ばすことが不可欠なので、「スタディングを受講したいけど、答練や添削を受けられないのは不安」という人もいるでしょう。
その場合は、答練と添削については他の予備校の演習講座を申し込む方法があります。
論文の答練・添削講座が充実しているのがアガルートアカデミーです。
初学者向けの総合カリキュラムを受講していなくても、論文式対策講座で添削指導を受けられます。
また、論文対策講座も豊富なので、スタディングで足りないと感じた部分を補強することも可能です。
もちろん、個別相談や答練・添削など手厚いサポートを受けたい人は、最初からアガルートに申し込むのもありです。
スタディングの評判と受講生の口コミまとめ
スタディング予備試験講座のメリットとデメリットを整理しました。
メリット | 料金が圧倒的に安い スマホだけで学習できる スライド形式で見て分かる Webテキストなので手ぶら スキマ時間を有効活用できる 効率化やモチベーション維持に役立つ機能が豊富 |
デメリット | 実績が非公表 講義時間が少ない 講師に質問できない 論文問題の添削指導がない スタディング講座以外に費用がかかる |
興味がある人は、スタディングの公式サイトに無料登録し、スタッフに相談してみてください。
\最安値で申し込む/
コメント