・フォーサイトが向いている人
宅建(宅地建物取引士)試験の通信講座で有名なのがフォーサイト(foresight)。
高い合格実績と業界トップレベルのeラーニングシステムが口コミで評判の通信講座です。
でも、気になる口コミ・評判もあるので、利用するか悩む人もいます。
この記事では、フォーサイトの宅建(宅地建物取引士)講座の口コミ評判とメリット・デメリットについて解説します。
フォーサイトの宅建講座を受講する
フォーサイトの宅建(宅地建物取引士)講座
フォーサイトとは、宅建講座を含む資格試験の対策講座を開講している通信講座です。
合格実績をローデータまで包み隠さず公表している信頼性の高い講座で、どの講座も毎年たくさんの受験生が受講しています。
eラーニングシステムの「道場破り」と「ManaBun」の使い勝手も評判になっており、忙しい社会人を中心に高い人気を誇ります。
フォーサイトの宅建講座は、全国平均の4.21倍という驚異の合格率を誇ります。
「母数が少ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、フォーサイトの公式サイトでは合格者数と不合格者数を公開しており、数値のごまかしがありません。
また、eラーニング「道場破り」「ManaBun」は宅建講座の中でトップレベルの性能を誇り、高く評価されています。
フォーサイトの宅建講座一覧
フォーサイトでは次のような宅建講座を開講しています。
講座 | 内容 | 価格 |
バリューセット1 | 基礎+過去問 | 62,480円 (56,800円) |
バリューセット2 | 基礎+過去問+直前対策 | 73,480円 (66,800円) |
バリューセット3 | 基礎+過去問+直前対策+過去問演習+過去問演習システム | DVDなし 89,980円(81,800円) DVDあり 98,120円(89,200円) |
初学者が宅建試験を一から勉強して合格を目指したいなら、基礎講義から過去問演習まで全て揃ったバリューセット3を選びます。
バリューセット3限定で利用できる過去問演習システムは、試験前に実践力を向上させるのに役立ちます。
まずは基礎を学びたいならバリューセット1、直前対策まで受講したいならバリューセット2です。
基礎講座、過去問講座、直前対策講座、過去問演習講座は全て単品でも受講できますが、2つ以上受講するならセットの方がお得です。
- 基礎講座:47,080円(42,800円)
- 過去問講座:47,080円(42,800円)
- 直前対策講座:21,560円(19,600円)
- 過去問演習講座:21,780円(19,800円)
・法改正・統計資料対策編
・択一対策編
1講座の受講だと10,780円(9,800円)/講座です。
表示価格は税込(カッコ内は税抜)です。
フォーサイト宅建講座の価格
フォーサイトの価格は、通信講座やオンライン講座の中では高めですが、大手予備校と比較すると安くなっています。
予備校 | スタディング | 資格スクエア | フォーサイト | アガルート | クレアール | LEC | TAC |
価格 | 20,350円 | 77,000円 | 89,980円 | 32,780円 | 71,600円 44,252円 |
181,500円 | 147,000円 |
いずれも初学者が一から学んで合格力を身につけるための講座
税込定価(赤字は割引価格)を表示
最安値のスタディング税込20,350円(製本テキスト込みだとアガルートの32,780円)と比較すると約2倍の価格です。
ただし、スタディングやアガルートの宅建士講座には直前対策や過去問演習講座が付属しておらず、講座の充実度という点ではフォーサイトが優秀と言えます。
大手予備校と比較すると、フォーサイトの講座はかなりお得です。
全国展開しているLECと比較すると半額以下で受講できます。
他の記事では、フォーサイトの講座価格を安いと評価しているものがあります。
詳しく読むと分かりますが、バリューセット1の価格を表示しているからです。
直前対策や過去問演習のないスタディングやアガルートの講座と比較するならバリューセット1でも問題ありません。
でも、初心者が一から合格を目指すための講座となると、フォーサイトはバリューセット3を選ぶのが一般的で、そうすると他の講座と比べて安いとは言えません。
セールやクーポンを利用するとさらにお得に
フォーサイトは、セールやクーポン配布をよくする通信講座で、これらを利用すれば講座をお得に受講できます。
例えば、2020年8月には、社労士講座の価格が最大8,000円引きになるクーポンを発行していました。
・バリューセット2:5,000円割引
・バリューセット3:8,000円割引
宅建講座は、新講座のリリース時や試験まで一定期間を切った時期にセールが開催されます。
クーポンはセール価格からさらに値引きしてもらえるので、配布中は受講のチャンスです。
クーポンは公式サイトを開くと画面右下に表示されます(スマホだと画面下部)。
新講座がリリースされる時期は、毎年表示されています。
全額返金保証制度を活用しよう
フォーサイトには、宅建試験に不合格なら講座費用が全額返金される制度があります。
合格ではなく、不合格だった場合に全額返金です。
アガルートの宅建講座には合格したら全額キャッシュバック制度がありますが、フォーサイトは不合格だったら全額キャッシュバックです。
つまり、フォーサイト受講者の進む道は「合格する」か「不合格で全額キャッシュバック」しかありません。
対象講座はバリューセット3のみです。
不合格特典を考えてもバリューセット3を選択するメリットは大きいと言えます。
もし不合格でも費用が戻ってくれば、講座を再受講してもう一度頑張ろうという気になれりやすいはずです。
教育訓練給付金制度
教育訓練給付金制度とは、国が指定している講座を一定条件を満たして修了した人に、ハローワークから給付金を支給もらえる制度です。
出典:厚生労働省
講座を受講するときは費用を支払い、修了後にハローワークで申請して費用の20%分の給付金を受け取るわけです。
セールやクーポン利用で講座を購入した後に精度を利用すれば、結果的に講座価格をより低く抑えられます。
対象となるのはバリューセット1とバリューセット2で、バリューセット3は対象外です。
バリューセット3の不合格時の全額返金か、バリューセット1とバリューセット2の教育訓練給付か選択することになります。
制度を利用したい場合は、受講する前に公式サイトで条件を確認しておきましょう。
フォーサイト宅建講座の合格率
フォーサイトは合格実績を公開している通信講座として有名です。
宅建講座も合格率を公開しており、なんと全国平均の4.21倍の71.5%です。
「母数が少ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
フォーサイトの合格率は受講生のアンケート結果に基づいて算出されているのですが、公式サイトではアンケート結果が全て公表されています。
出典:フォーサイト
2019年度にフォーサイト宅建講座を受講した人のうちアンケート回答者が937人、そのうち合格者は656人で合格率が71.5%となっています。
講座によっては合格率だけ公表して母数を非公開というところもありますが、フォーサイトは全て公表しているので信頼度が高いです。
フォーサイトの宅建講座の気になる口コミ評判
フォーサイト宅建講座の気になる口コミ評判ですが、これといったものが実は見当たりませんでした。
- 合格点ギリギリを狙いすぎている
- 講義はテキストを読み上げているだけ
- 暗記重視のカリキュラム
合格点ギリギリを狙いすぎている
ブログ
フォーサイトのカリキュラムは合格点を取ることを目標にしているので、無駄がありません。
無駄はないのですが、ギリギリを狙いすぎている感じがして安心して勉強しにくいです。
ツイッター
宅建試験2回目に向けてフォーサイトを受講したんだけど、とにかく内容がコンパクト。
独学でやってた頃よりテキストは少ないし、講義の内容もあっさりしているので、これで大丈夫かと言いたくなるレベル。
「満点を取る必要はありません。」と公式サイトに書いてあるとおり、フォーサイトの宅建講座は満点を取ることを目的としていません。
過去の試験では50問中35問くらい正答すれば合格できていることを踏まえ、合格点を目指して勉強するカリキュラムが組まれています。
「学習すべきところ」だけをピックアップしてカリキュラムを構成しているので、驚くほど講座の内容はコンパクトです。
効率的に学習できるという点はメリットなのですが、独学や他講座での学習経験のある人からすると、「これだけの勉強で大丈夫なのか」と思ってしまうレベルのコンパクトさです。
「合格点を狙うということは、カリキュラムの内容は暗記レベルで覚える必要があるということなので、安心して勉強に取り組めない」というデメメリットを指摘する人もいるほどです。
ただし、フォーサイトと他講座のカリキュラム・過去問を見比べると分かるのですが、過去に良く出題されている問題やそれに関連する知識は網羅したカリキュラムになっています。
そのため、コンパクトでも合格に必要な知識は全て得られます。
予備校は網羅的なカリキュラムが多いので、予備校からフォーサイトに乗り換えた人はギャップに驚くようです。
でも、限られた時間で効率的に合格を目指したいなら、予備校のカリキュラムは「無駄が多い」と言わざるを得ません。
フォーサイトの宅建講座はまさに忙しい人向けのカリキュラムで、スキマ時間の学習でも十分合格を狙うことが可能です。
この中の656人が合格しているので、働きながらでも十分合格を狙える講座であることが分かります。
講義はテキストを読み上げているだけ
ブログ
宅建講座の講義は驚くほど淡々と進行します。
内容は間違っていないのですが、テキストを読み上げてるんじゃないかと思うくらい抑揚がなく、すぐ眠くなってしまいます。
ツイッター
予備校の講義ってもっと熱があって聴いているだけでやる気が出たんだけど、フォーサイトの講義はそういう効果はないね。
フォーサイトの口コミで多いのが、「講義中に講師がテキストを読み上げる場面が多い」というものです。
実際に講義を視聴すると、確かにテキストを読み上げていますし、読み上げ時間も長めな講義が多くなっています。
ただ、他講座の講義でも講師はテキストを読み上げており、フォーサイトの講義が特別長いというわけではありません。
また、フォーサイトのテキストは合格に必要な情報しか掲載されていないので、事例など必要なところは講師が分かりやすい解説を入れてくれます。
「テキスト読み上げ時間ってどれくらいなんだろう」と思ったら、公式サイトで無料動画を視聴してみてください。
私も口コミを見て気になったので視聴しましたが、気になりませんでした。
暗記重視のカリキュラム
ブログ
フォーサイトの宅建講座は、暗記することがとにかく多いです。
講義は視聴するものの暗記メインの勉強になりやすく、「もう少しやりようがないか」と思うこともあります。
ツイッター
フォーサイトの講座って暗記重視してる?
宅建ってこんなに覚えることあるの?
フォーサイトの宅建講座の口コミの中には、「暗記が多い」という評判もあります。
これにはフォーサイトのテキストの作り方が影響しています。
フォーサイトのテキストは、徹底的に効率化されたカリキュラムに沿って厳選された情報だけが掲載されています。
例えば、事例について、ある結果に至った詳しい説明がないケースも散見されます。
そのため、テキストを読み込むだけでは内容を暗記する学習になりがちです。
ただし、テキストの説明が少ない部分については講義で解説されているので、暗記だけというわけではありません。
また、他の講座でも宅建試験については暗記するところが多くなっています。
そのため、暗記重視なのは確かですが、合格のために必要だからあえて重視していると言えます。
難関資格になるほど暗記が必要な知識が増えるのは当然です。
また、他講座のテキストや講義と比較して、フォーサイトが過度に暗記重視というわけではありません。
あくまで、必要な範囲で暗記をするにとどまっています。
フォーサイトの宅建講座の良い口コミ評判
フォーサイト宅建講座の良い口コミ評判は、次のとおりです。
- 合格率が高い
- 図解が多いフルカラーテキストが分かりやすい
- eラーニングシステムが秀逸
合格率が高い
ブログ
フォーサイト宅建講座は合格率を公表しています。
2018年度の合格率は全国平均の4.51倍と高く、大手と肩を並べるレベルです。
ツイッター
宅建講座はフォーサイトにした。
理由は合格率とか合格者数を全て公開してるから。
実績を隠さず明らかにしてる講座はやっぱり信頼できる。
フォーサイトは、数ある宅建講座の中でも高い合格率を誇ります。
2019年の合格率は全国平均の4.21倍の71.5%(合格者数656人)で、宅建の通信講座の中ではトップレベルです。
合格実績を公表していない講座もある中で、合格率や合格者数などを包み隠さず公表しいることは、受験生の間でも高く評価されています。
フォーサイトの宅建講座は、オリコンで2年連続1位を獲得しています。
・オリコン宅建通信講座ランキング第1位(2018年)
・オリコン顧客満足度調査「通信講座 宅建」第1位(2019年)
図解が多いフルカラーテキストが分かりやすい
ブログ
2019年度にフォーサイトの宅建講座を受講し、試験に一発合格しました。
講座を受けて最も良いと思ったのは、テキストの分かりやすさです。
フルカラーテキストで図や表が多く、難しいテーマが見て分かるのはありがたかったです。
ツイッター
フォーサイトはテキストが見やすい。
フルカラーだし表も多いから、文章だけのテキストより覚えやすい。
フォーサイトのテキストは、フルカラーで「見て分かる」と評判です。
出典:フォーサイト公式サイト
フルカラーテキストを採用した当時は、宅建の通信講座では初だったので注目されました。
今はフルカラーを採用する講座が増えてきましたが、図表を使った事例や重要ポイントの解説は「見て分かる」と高い評価を受けています。
法律の勉強をしたことがない場合、難しい理論や事例を文字で説明されても理解しにくいですが、図解なら簡単に理解することが可能です。
eラーニングシステムが秀逸
ブログ
フォーサイトのeラーニングは宅建講座で最高レベルです。
講座の見やすさはもちろん、学習をサポートする機能が満載で、全ての勉強がネット上でできます。
ツイッター
フォーサイトの「道場破り」が使いやすすぎる!
講義は見やすいし、問題はゲーム感覚で解けるし、何よりスマホでも操作できるのが便利。
フォーサイトのeラーニングシステム「道場破り(~2020年)」「ManaBun(2021~)」は、業界で最高レベルです。
こだわりの専用スタジオや機器で撮影された講義は画質・音質共に他講座より高く、マルチデバイスなのでスマホでも快適に視聴できます。
また、eラーニングシステムには多くの学習サポート機能がついており、受講生は勉強に集中することが可能です。
- 学習スケジュール
- 進捗管理
- 質問機能
- 確認テスト
- 単語カード(暗記用)
- 過去問演習(ManaBunのみ)
オンライン予備校でも、フォーサイトと同じレベルのeラーニングシステムを備えているのはスタディングくらいです。
場所を選ばず勉強できるので、社会人にはありがたいシステムです。
講義はテキスト不要
フォーサイトの講義は、スライド(電子ホワイトボード)に表示された情報を見ながら講師の説明を聴くスタイルです。
そのため、テキストを開く必要がありません。
通勤時間や家事育児の合間でも、講義を聴いて勉強することが可能です。
フォーサイトの宅建士講座が向いている人
口コミ評判を踏まえると、フォーサイトの宅建講座が向いているのは次のような人です。
- 忙しくても宅建試験に合格したい
- 通信講座でいつでもどこでも宅建試験の勉強がしたい
- 宅建講座でトップレベルのeラーニングシステムを利用したい
フォーサイトは通信講座で、eラーニングシステムを利用すれば時と場所を選ばずスキマ時間で学習が可能です。
仕事が忙しくて勉強時間を確保しにくい人でも、フォーサイトなら短い時間の学習の積み重ねで合格を狙えます。
こんな人には向いていない
フォーサイトの宅建講座が向いていないのは、次のような人です。
- eラーニングが苦手な人
- 一人ではモチベーション維持が難しい人
- 網羅的に知識を得て宅建講座で満点を狙いたい人
フォーサイトではeラーニングシステムを利用して学習することになるので、ペンとノートで勉強したい人には向いていません。
また、講座視聴を含めて独学が基本なので、勉強のモチベーションを維持するのが苦手だと途中で挫折するリスクがあります。
満点を狙いたい人も、合格点を取ることを目指すフォーサイトのカリキュラムには合っていません。
フォーサイトの宅建講座のまとめ
フォーサイト宅建講座のメリット・デメリットは次のとおりです。
フォーサイト | 内容 |
メリット |
|
デメリット |
|
メリットとデメリットを踏まえ、フォーサイトの宅建志向が向いているのは、次のような人です。
- 忙しくても宅建試験に合格したい
- 通信講座でいつでもどこでも宅建試験の勉強がしたい
- 宅建講座でトップレベルのeラーニングシステムを利用したい
ただし、口コミ評判だけで講座を選ぶのはおすすめできません。
いくら評判が良くても自分に合わない可能性があるからです。
まずはフォーサイト公式サイトにアクセスして、無料講義の視聴やテキストサンプルの閲覧をしてみてください。
そのうえで選んだ講座なら、宅建試験合格の大きな力になるはずです。
フォーサイトの宅建講座をリサーチする
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