・オンスク.JPが向いている人
サブスクリプション方式の通信講座として注目されているのがオンスク.JP です。
宅建や行政書士、社労士など複数の講座が定額料金のみで受けられるので、「資格を取得したいけど、どれにするか決め切れない」という人を中心に人気になっています。
この記事では、オンスク.JPの口コミ評判について、宅建講座を例にして解説します。
オンスク.JPの宅建(宅地建物取引士)講座
オンスク.JPとは、サブスクリプション方式(サブスク)の通信講座です。
サブスクリプションというのは、商品やサービスを購入するのではなく、一定期間だけ使用することを条件に料金を支払う方式です。
オンスク.JPでは、月額料金を支払うことで、宅建や行政書士など複数の資格試験の講座を受講することができます。
単一資格の講座を購入するのが一般的な資格業界において、月額料金を支払うことで複数の資格講座を受講できるオンスク.JPは特殊なサービスです。
どの資格の勉強をするか迷っている人が「勉強する講座を決めるため」に受講したり、ダブルライセンスを目指す人が「学習コストを抑えるため」に受講したりするようになっています。
オンスク.JPの特徴
オンスク.JPと一般的な資格の通信講座の大きな違いは、料金体系と受講できる講座数です。
宅建講座 | オンスク.JP | 資格の通信講座 |
料金体系 | サブスク(月額) | 講座・コースを購入 |
受講できる講座数 | 46資格 | 1つ |
一般的な通信講座では、ある資格の単品講座やコースを購入します。
当然ですが、購入した商品以外の講義は視聴できません。
一方のオンスク.JPはサブスク方式なので、月額料金を支払えば、サービス内の全ての講義を視聴できます。
同じ資格の講義はもちろん、異なる複数の講座の講義も視聴可能です。
オンスク.JPが取り扱っている資格講座は40以上で、その全てが月額料金だけで視聴できるのです。
オンスク.JPの料金プラン
オンスク.JPには3つの料金プランがあります。
サブスク方式は共通していますが、それぞれ特徴が異なるので、個別に説明します。
ウケホーダイプラン
ウケホーダイプランは、全ての対象講座の講義視聴や問題演習の利用が可能になるプランです。
月額プランには「ウケホーダイ・ライト」と「ウケホーダイ・スタンダード」の2種類あり、利用できるサービスが異なります。
ウケホーダイ・ライト | ウケホーダイ・スタンダード | |
月額料金(税込) | 1,078円 | 1,628円 |
テキストダウンロード | 〇 | 〇 |
学習管理機能 | 〇 | 〇 |
講義視聴 | 〇 | 〇 |
講義音声ダウンロード | ― | 〇 |
講義動画キーワード検索 | ― | 〇 |
講義スライドダウンロード | ― | 〇 |
問題演習 (初級・中級・上級) |
〇 | 〇 |
問題演習 復習機能 | ― | 〇 |
問題演習 特別問題 | ― | 〇 |
みんなの学習ノート閲覧 マイノート投稿 |
△ マイノート投稿のみ |
〇 |
みんなの学習相談 | 〇 | 〇 |
学習カルテ | 〇 | 〇 |
ウケホーダイプランでは、月額料金を支払うだけで46講座が受講できます。
講座ごとに料金を支払う必要はなく、初期費用や入会金も不要です。
ウケホーダイ・スタンダードには6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月分を一括で支払うプランがあり、まとめて支払うほど料金がお得になります。
期間 | 料金(税込) |
6ヶ月 | 8,140円 16.6%off |
9ヶ月 | 11,880円 18.9%off |
12ヶ月 | 15,400円 21.1%off |
12か月プランにすると、通常のウケホーダイ・スタンダードプランを12ヶ月継続するより料金が21.1%もお得です。
資格別プラン
資格別プランは、勉強したい資格の対策講座だけを受講するプランです。
例えば、宅建試験の勉強をしたい場合に宅建の講座だけを受講することで、ウケホーダイプランより格安で利用できます。
資格別プランは、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の3つの料金体系があります。
期間 | 料金(税込) |
3ヶ月 | 4,378円 (4,884円) |
6ヶ月 | 6,578円 (9,768円) |
12ヶ月 | 11,880円 (19,536円) |
利用できる機能は、ウケホーダイ・スタンダードと同じです。
(カッコ内)はウケホーダイ・スタンダードを同期間申し込んだとき(一括無し)にかかる費用です。
利用する講座を限定するので、一般的な通信講座と同じく申し込んだ講座以外は利用できませんが、利用する期間が長くなるほどお得になります。
ビジネス英語プラン
ビジネス英語プランとは、ビジネス用の英語をオンラインで学べるプランです。
ウケホーダイの対象外のプランで、ビジネスシーンでよく使われる語句や表現を分かりやすく身に付けられます。
オンスク.JPの宅建講座の特徴
オンスク.JPの初学者向け宅建講座の特徴について、「価格」「運営会社」「実績」「講座の質」「オンライン」「サポート」に分けてまとめました。
対象講座
講座名 | 宅建(宅地建物取引士)講座 |
オンスク.JPの宅建講座は、「宅建(宅地建物取引士)講座」のみです。
初学者から学習経験者まで合格力を身につけられる内容となっています。
価格
価格 | ウケホーダイプラン ・ライト:1,078円/月 ・スタンダード:1,628円資格別プラン ・3ヶ月:4,378円 ・6ヶ月:6,578円 ・12か月:11,880円 |
オンスク.JPの宅建講座は、ウケホーダイプランと資格別プランで受講できます。
他の講座も気になる場合は複数講座が受講できるウケホーダイプラン、宅建試験の勉強をすると決めているなら資格別プランがお得です。
ただし、宅建試験の標準的な勉強期間は2~5ヶ月なので、ウケホーダイプランと資格別プランの料金に大きな差はありません。
ダブルライセンスなどを考えている場合は、ウケホーダイプランを利用し、宅建と他の資格の講座を同時に視聴するのも有効です。
運営会社
運営会社 | 株式会社オンラインスクール |
株式会社オンラインスクールは、通信講座などのオンラインコンテンツを提供している企業です。
企業規模も経営状態も問題は認められません。
実績
実績 | 非公表 |
オンスク.JPの宅建講座は、実績を公表していません。
新しい講座なので、公表できるだけの実績がない可能性があります。
また、サブスク形式で受講し、試験まで受けない人がいることも影響しているようです。
講座の内容は充実しているので、最後まで受講すれば合格力は身につくのですが、サブスク方式の利用が多く途中で受講を止める人もいます。
講座の質
講座の質 |
|
オンスク.JPの講座は、他の予備校や通信講座の講師が担当することが多くなっています。
宅建講座の担当は、TACの宅建講座で看板講師を務める佐藤信仁先生です。
フルカラーのWebテキストを使い、初学者向けの分かりやすい説明をしてくれます。
講義は通信講座用に収録されており、スライド+講師の説明というスマホ視聴に適した形式となっています。
1講義あたり10分前後で、スキマ時間でも視聴可能です。
ただし、他の通信講座と違ってテキストが、スライドのみとなっています。
講義時間は合計25時間、問題演習は612問と他講座に比べるとコンパクトです。
宅建の通信講座で人気のアガルートの半分以下なので、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
オンライン
オンライン |
|
オンスク.JPは、恩ら勲学習システムに力を入れています。
マルチデバイス対応はもちろん、学習サポート機能が充実しており、学習管理や復習、進捗管理などをシステム上で確認できるのが特徴です。
また、講義の音声やスライドをダウンロードできるので、いつでもどこでも学習できます。
サポート
サポート |
|
オンスク.JPには、「みんなの学習相談」という受講生同士で疑問や質問を解決し合うサービスがあります。
勉強で行き詰まったことを質問すれば、他の受講生が回答してくれます。
また、他の受講生の質問や回答も閲覧できるのも魅力です。
サポート体制の手厚さでは、アガルートの宅建士(宅地建物取引士)講座が有力な選択肢になります。
オンスク.JPの宅建(宅地建物取引士)講座の口コミ評判
オンスク.JPの宅建講座の口コミ評判を紹介します。
オンスク.JPの宅建講座の気になる口コミ評判
まずは気になる口コミ評判です。
テキストがない
大阪府:F・A(30代・女性)
オンスクにはテキストがありません。
通信講座でもWebテキストくらいは付属するのですが、オンスクではWebスライドだけです。
講義が分かりやすく、スライドの質も高いのですが、テキストなしの受験勉強というのは不安になります。
東京都:粟田(20代・男性)
オンスクで気になることと言えば、テキストが冊子版もWeb版も存在しないことです。
講義中にテキストを使わないというのは分かるのですが、復習用にも準備されていないのは驚きでした。
オンスク.JPにはテキストがありません。
冊子版だけではなく、Web版もです。
講義中にテキストを使わないスタイルはスタディングも同じですが、スタディングには復習用にWebテキストが付属します。
オンスク.JPにはテキストそのものがないので、予習や復習で使える教材がないと不安になる人が多いようです。
ただし、Webスライドはダウンロードできますし、講義内容が初心者向けの分かりやすいものなので、テキストがなくても講義内容の理解に問題はありません。
過去問が充実していない
千葉県:アダマン(20代・男性)
オンスクの宅建講座は月額1000円くらいで格安なのですが、過去問が少ないのは気になります。
宅建試験に合格するには10年分くらいの過去問をこなす必要があると言われているので、オンスクだけでは不十分ではないでしょうか。
東京都:O・S(40代・女性)
40の手習いで宅建にチャレンジしたのですが、いきなり口座に高いお金を払うのが不安で、オンスクのウケホーダイを利用しました。
講義の質の高さには驚かされたのですが、過去問がいささか少なく感じます。
宅建は解いた過去問量が合否を分ける試験なので、他に過去問集を購入するつもりです。
オンスク.JPの宅建講座には過去問数が少ないという口コミ評判が散見されます。
他の通信講座と比較すると確かに過去問の数が少なく、これだけでは不安に思う人もいるでしょう。
通信講座で過去問をたくさん解きたいという人は、スタディングやアガルートの講座が有力な選択肢になるはずです。
オンスク.JPの宅建講座の良い口コミ評判
次に、良い口コミ評判です。
価格が安い
東京都:時田(30代・女性)
オンスク.JPは月額980円で40以上の講座を受け放題という異次元の価格設定です。
低価格な通信講座と言えばスタディングが有名ですが、1講座あたりで比較するとオンスク.JPとは比べ物になりません。
広島県:Y・N(20代・男性)
オンスクの魅力は、何といっても破格の月額料金で複数講座を受講できるサブスク方式です。
月額980円から難関資格の講座が受け放題なんて、聞いたことがありません。
オンスク.JPの口コミで特に多いのが、価格の安さに関するものです。
月額980円(税込1,078円)で46講座が受け放題という通信講座は他にありません。
もちろん、利用期間が長くなるほど費用はかさみますが、それにしても破格の安さです。
また、1講座に絞って受講する資格別プランも格安設定です。
宅建試験の標準的な勉強期間が2~5ヶ月なので6ヶ月プランを申し込む人が多いのですが、税込8,140円と他講座とはけた違いに安くなっています。
通信講座で最安値のスタディングでさえ税込20,350円なので、1/2以下の価格です。
学習サポート機能が充実している
北海道:G・G(20代・男性)
オンスクは格安講座とは思えないくらいシステムが優秀です。
講義視聴だけでなく進捗管理や復習、マイノートなどの機能があり、オンライン上でほぼ全ての勉強ができてしまいます。
東京都:大谷(30代・男性)
オンスク.JPの学習サポート機能は、スタディングに負けるとも劣らない充実ぶりです。
オンスク.JPは通信講座のなかでも学習サポート機能が充実しています。
進捗管理やマイノート、キーワード検索など便利な機能が揃っており、オンラインで学習が完結します。
特に便利なのが進捗管理機能です。
受講した内容が自動でグラフ化されるので、スケジュール管理が苦手な人でも安心です。
モチベーションの維持にも役立ちます。
音声やスライドをダウンロードできる
東京都:E・B(20代・男性)
講義の音声をダウンロードできるので、オフライン環境でも利用できて便利です。
格安サブスク方式なのでダウンロードでお金撮るのかと思っていましたが、無料なので安心しました。
京都府:O・R(20代・女性)
講義スライドをダウンロードできるのが嬉しいです。
テキストがないのが不安でしたが、講義で使われているスライドをダウンロードしていつでも見れるので、復習用に使っています。
音声やスライドが無料でダウンロードできることをポジティブに評価する口コミも多いです。
通信講座のなかには有料で提供するところもあるので、良心的と言えます。
オンスク.JPの宅建(宅地建物取引士)講座が向いている人
口コミ評判を踏まえると、オンスク.JPの宅建講座が向いているのは次のような人です。
- 資格試験の勉強をしたいけど、どの資格にするか決めかねている人
- 宅建試験の勉強にかかるコストを減らしたい人
- 短期間で合格を目指している人
どの資格の勉強をするか迷っている人は、オンスク.JPで複数の講座を受講してみて、難易度や自分との相性を確認して目標を決めると良いでしょう。
また、オンスク.JPは月額980円(税込1,078円)から受講できるので、半年程度で合格を目指すなら学習コストを抑えられます。
こんな人には向いていない
- 過去問の充実した講座が良い人
- 勉強にテキストを使いたい人
- コストにこだわらない人
過去問が充実していてテキストの質が高い講座を受講したいなら、アガルートの宅建講座が向いています。
オンスク.JPで宅建講座に合格できるか
オンスク.JPは、格安で宅建講座を受講できる通信講座ですが、本気で合格を目指せるかというと疑問が残ります。
専門の講座と比べるとカリキュラムや教材が薄く、過去問も充実していません。
そのため、本気で宅建試験の合格を目指すなら、宅建専門の通信講座を受講することをおすすめします。
オンスク.JPの宅建(宅地建物取引士)講座の口コミ評判のまとめ
講座の特徴や口コミ評判を踏まえると、オンスク.JPのメリット・デメリットは次のとおりです。
オンスク.JP | 内容 |
メリット |
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デメリット |
|
メリット・デメリットを踏まえると、オンスク.JPの宅建講座が向いているのは次のような人です。
- 資格試験の勉強をしたいけど、どの資格にするか決めかねている人
- 宅建試験の勉強にかかるコストを減らしたい人
- 短期間で合格を目指している人
ただし、本気で宅建試験の合格を目指すなら、カリキュラムなどが充実した通信講座が向いています。
オンスク.JPでも合格は可能ですが、より可能性を高めたいならアガルートやスタディングの講座をおすすめします。
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