近年の行政書士試験は難易度が上がって独学での合格が厳しくなり、予備校や通信講座を利用するのが一般的になっています。
働きながら勉強したい社会人に注目されているのがスタディング。
この記事では、スタディング行政書士講座の評判と口コミ、向いている人を紹介します。
\低コスト&スマホ一つで学習完結/
スタディング行政書士の評判は?
スタディングは、難関資格の試験対策講座を提供しているオンライン学習サービスです。
中小企業診断士講座を扱う「通勤講座」として2008年にサービスを開始し、現在はスタディングに改称しています。
2021年には受講者合計が10万人を突破し、さらに人数を伸ばし続けている注目のサービスです。
スタディングの特長は「価格の安さ」と「スマホ一つで学習が完結する手軽さ」。
行政書士講座の通信講座はたくさんありますが、スタディングほど低価格の講座は見当たりませんし、スマホ視聴の快適さやインターフェイスの見やすさも抜群です。
スタディング行政書士の講座一覧
スタディング行政書士講座のコースは3つです。
合格コース | 税込価格 |
---|---|
ミニマム | 34,980円 |
スタンダード | 44,000円 |
プレミアム | 59,400円 |
スタディング行政書士講座にはミニマム、スタンダード、プレミアムの3種類ありますが、初学者向けなのはプレミアムコースです。
出典:スタディング公式サイト
ミニマムは基礎講座だけで答練や模試がなく、スタンダードはアウトプットは答練や模試が含まれません。
法律初学者がゼロから合格を目指すなら、インプットもアウトプットも含まれるプレミアムコースがピッタリです。
スタディング行政書士講座の気になる評判・口コミ(デメリット)
スタディング行政書士講座の気になる口コミ評判は次のとおりです。
- 質問サービスがない
- 講義時間が他の講座より短い
- 効率化を徹底しすぎてインプットが少ない
- スマホ学習メインだとWi-Fiやバッテリーが不可欠
スタディング行政書士の悪い評判①:質問サービスがない
スタディングの行政書士講座には質問サービスがありません。
質問サービスというのは、講義や自習中に気になった点や疑問を持った点を講師に質問できるサービスで、大手予備校のパックコースには標準でついています。
士業の資格試験はいずれも難関ですし、法律の概念は初学者には難しいものが多いので、困ったときに質問できるというのは受験生の大きな支えになります。
疑問をすぐ解消できるというメリット以上に、「行きづまっても質問できる」という安心感を感じながら勉強できるのが大きいです。
そのため、質問サービスがないことをスタディングのデメリットとして挙げる人は少なくありません。
でも、スタディングの講義は法律初学者にも分かりやすいように作られています。
重要項目がスライドに表示されるので、それを見ながら講師の分かりやすい説明を聞くだけで自然に知識が身につきます。
特に、行政書士講座のメイン講師を務める竹原先生の講義は、初学者にも「とにかく分かりやすい」と人気が高いです。
また、オンライン講義なので何度でも視聴できますし、復習用のWebテキストも要点がコンパクトにまとまっています。
そのため、質問しないと答えが出ないことはほとんどありません。
サポート体制が充実した講座が良いなら、口コミで評判のアガルートの行政書士講座が有力な選択肢です。
講師が回数制限なしに質問に答えてくれるので、安心して学習を進められます。
スタディング行政書士の悪い評判②:講義時間が他の講座より短い
スタディングの講座は、講義時間が他のオンライン学習や通信講座と比べて短いです。
予備校 | カリキュラム |
---|---|
アガルート | 約315時間 |
フォーサイト | 約67時間 |
クレアール | 約260時間 |
スタディング | 約83時間 |
LEC | 約218時間 |
伊藤塾 | 約183時間 |
資格スクエア | 約100時間 |
問題演習機能のない資格スクエアを除くとダントツの短さです
基本講座や記述式講座など必要な講義を全て含めて約83時間で、最も長いアガルートと比較すると1/4程度しかありません。
でも、講義時間が短いのは内容が不足しているからではなく、合格に必要な情報だけ厳選しているからです。
スタディングの講座は「忙しい人でもスキマ時間で勉強できるように」設計されており、短時間で効率よく合格力が身につくよう学習内容が絞りに絞ってあります。
スタディング行政書士の悪い評判③:インプットが少ない
スタディングは、短い受講時間でも分かるように徹底した効率化を目指しており、そのために重視しているのがインプットとアウトプットをワンセットで繰り返すことです。
短期間で合格するには、基礎をすばやくインプットし、その後に問題や過去問を使ってアウトプット練習を十分に行うことが重要です。分かりやすい動画講座とスマートフォンを使ってどこでも問題練習ができますので、効率的に学習を進められます。
引用:スタディング公式サイト
アウトプットは他の予備校並みに充実しているのですが、インプットは少なめです。
この点を「インプットが少ない」と指摘する人がいます。
少ないインプットでも合格力は身につくのですが、多くの受講生を悩ませているのが「これだけで合格できるの?」という不安です。
他の講座なら基本だけで100時間近くあるので「勉強している実感」が得られますが、スタディングではそれが難しくなっています。
必要な情報は全て盛り込まれていますが、インプットする情報量が少なく不安になるかもしれません。
そんな時は、追加でテキストや参考書を数冊購入してみても良いでしょう。
スタディングの行政書士講座は非常に低価格なので、追加で教材を買っても他校の講座を受講するより学習コストを抑えられます。
スタディング行政書士の悪い評判④:Wi-Fiやバッテリーが不可欠
スタディングはスマホ特化のオンライン学習サービスで、「スマホ一つで学習が完結する」と評判になっています。
でも実際は、スマホでスタディングの講義を受講するにはスマホ以外に2つ必要なものがあります。
- ポケットWi-Fi
- モバイルバッテリー
まず、動画講義をスマホのネットで視聴すると膨大な通信量になって費用がかさむので、ポケットWi-Fiは必須です。
バッテリーも急速に減るのでモバイルバッテリーの備えも欠かせません。
最近は防災の観点から持ち歩く人も増えていますが、ないなら揃えておきましょう。
スタディング行政書士講座の良い評判・口コミ
スタディング行政書士講座の良い口コミ評判は次のとおりです。
- 圧倒的な低価格
- 効率化が徹底されている
- スマホ一つで学習が完結する
- スマホ学習に特化した講義画面
- Webテキストなどの機能が便利
- スキマ時間でも無理なく学習できる
- アウトプット学習で効率的に合格力が身につく
スタディング行政書士の良い評判①:圧倒的な低価格
予備校 | 税込価格 |
---|---|
アガルート | 261,800円 |
フォーサイト | 157,800円 |
クレアール | 169,000円 |
スタディング | 59,400円 |
LEC | 255,000円 |
伊藤塾 | 228,000円 |
資格スクエア | 165,000円 |
スタディング行政書士講座の価格は、他の講座よりも安く設定されています。
プレミアムコースでも税込54,900円で、通信講座・オンライン予備校で最高値のアガルートと比べると1/4程度です。
また、独学で行政書士試験の勉強した場合にかかる費用の平均7万円も下回っており、製本テキストや参考書を購入したとしても他校より費用を抑えられます。
「講座時間が短いからだ」と思うかもしれませんが、短時間で合格力が身につく設計なので問題はありません。
費用を抑えて合格したいならスタディングは有力な選択肢です。
スタディング行政書士の良い評判②:合格お祝い金
スタディングには合格お祝い金制度があります。
スタディングの行政書士講座を受講して試験に合格した場合、1万円がキャッシュバックされます。
合格特典や割引制度については、スタディングの割引セール・クーポン情報が参考になります。
スタディング行政書士の良い評判③:効率化が徹底されている
スタディング講座のターゲットは、ズバリ忙しい人です。
「仕事や家事育児で忙しい人でも無理なく勉強できるように」というコンセプトなので、他の講座よりも効率化が徹底されています。
受講時間の短さも、1つ15~30分程度の短い講義も、スマホ学習に特化していることも全て効率化のたまものです。
気になる口コミ評判で書いたとおり、受講時間の短さを指摘する人もいます。
でも、効率化の結果として短くなっただけで、中身が薄いわけではありません。
スタディング行政書士の良い評判④:スマホ一つで学習が完結する
スタディングはスマホ学習の利便性を追求しており、スマホ利根と環境さえあればいつでもどこでも学習できます。
法律系資格の勉強と言えばテキスト・参考書・六法を持ち歩くのが常識でしたが、スタディングならスマホ一台あればOKです。
「テキストくらい必要でしょう」と思うかもしれませんが、スタディングの講義は画面に表示されたスライドを見ながら講師の説明を聴くのが基本スタイルです。
受講中はスライドを見れば必要な情報が全て分かりますし、講師が分かりやすく説明してくれるのでテキストを見て確認する必要もほぼありません。
スタディング行政書士の良い評判⑤:スマホ学習に特化した講義画面
スタディングはマルチデバイス対応なので、スマホでも視聴しやすさや操作性が大きく変わりません。
行政書士のオンライン講義でスタディングと並んで評価が高いのが資格スクエアですが、こちらはスマホ表示だと見にくくなり、操作性も悪くなります。
スマホ学習でも便利な機能がたくさん搭載されており、スマホメインで学習するならスタディング以上の講座はありません。
スタディング行政書士の良い評判⑥:Webテキストなどの機能が便利
スタディングの行政書士講座には、学習効率を高める機能が満載です。
- キーワード検索
- Webテキスト
- メモ
- ノート
- スマート問題集
- 問題横断演習
- 暗記学習
- 学習フロー
- 学習レポート司
- 仲間機能
キーワード検索
キーワード検索とは、あるキーワードをスタディングのサービス内から検索する機能です。
検索スペースに知りたいキーワードを入力するだけで、関連する講座やWebテキストの箇所が表示されます。
次の場所ごとに表示されるので、好きな情報にすぐアクセスできます。
Webテキスト
スタディングの講義はスライド+講師の説明で進行しますが、Webテキストも準備されています。
オンラインで閲覧することができ、講義中にWebテキストを見ながら講義を聴くことも可能です。
いつでもどこでも見れますし、重要なキーワードをチェックできる機能もあるので製本テキストよりも使い勝手が良いです。
ただし、スタディングのWebテキストは講義用というより復習用で、講義後に内容を確認するために見るのが一般的な使い方となっています。
もちろん講義中に見てもOKですが、講義中はスライドを見ていた方が効率的に知識を吸収できます。
メモ
スタディングのオンライン講義では、講義中にメモを作成できます。
講義中に気になる用語や書き留めておきたい内容が出てきた場合、ボタン一つでメモを起動して書き残しておけます。
付せんにメモするとはがれてなくすリスクがありますが、スタディングのメモはオンラインで保存しておけるのでなくすリスクがありません。
ノート
スタディングにはメモ以外に自分だけのノートを作れる機能があります。
通常のノートと同じように書き込むことができて、オンラインで保存しておけます。
同期さえすれば、PC、タブレット、スマホなど異なる端末で使用することも可能です。
学習のポイントや気になったところを書いておけば、後で見返したときの参考になります。
スマート問題集
スタディング講座は、講義でインプットしたら速攻でアウトプットするのが基本です。
講義後にはスマート問題集でアウトプットするのですが、問題集には3つの種類があります。
- 練習モード:問題と解答が交互に表示
- 本番モード:制限時間内に連続して出題(本番を意識した内容)
- 復習モード:設定した範囲内で出題
スマート問題集が優れているのは、複数の講座や単元にまたがってまとめて復習できることです。
問題横断演習
通常の学習では1講座の範囲についてテストで確認し、その後、別の講義を聴いてまたテストを受けるのが基本です。
でもスタディングの場合、複数範囲の問題をまとめて出題させられます。
「科目」以外にも「前回間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」から範囲を選択することができます。
この機能を利用すれば、克服しておきたい問題を重点的に解答することが可能です。
独学する場合も、苦手分野は重点的に復習するでしょう。
問題横断復習を利用すれば、システムが苦手分野の問題を優先的に出題してくれるので、効率的に復習して苦手を克服できます。
暗記学習
学生時代、試験前に単語やフレーズをしましたよね。
単語帳やポケット参考書などを赤いフィルターで隠し、赤字部分を思い浮かべたり口に出したりする学習方法です。
スタディングにはオンライン暗記機能も搭載されており、手軽に暗記学習ができるようになっています。
スマホで利用できるので単語帳などを持ち歩く必要もなく、動画視聴のように通信量やバッテリーもそれほど気にせず学習できます。
学習フロー
学習フローとは、ガイドに沿って学習を勧めるだけで効率的に学習できる機能です。
独学の場合、「今日は何を勉強しよう」とか「この分野はどれくらい勉強しよう」と考えるところから始める必要があります。
でもスタディングならインプット→アウトプットという学習フローが組んであるので、講義視聴→基礎問題→実践的な演習と効率的に学習できます。
学習レポート
行政書士試験に合格するには自分のレベルを把握しながら知識を増やし、苦手分野を克服して合格力をつける必要があります。
スタディングの学習レポート機能を使えば、学習期間や時間、終了した講座数などが自動的にグラフで表示されます。
進捗状況を把握して学習計画を立てられますし、モチベーションの維持・向上への効果も絶大です。
仲間機能
仲間機能とは、同じ試験の合格を目指す仲間とつながってやりとりできる機能です。
行政書士試験に合格するには半年~1年くらい勉強を続けることになりますが、一人でコツコツ続けるのは簡単ではありません。
でも、一緒に合格を目指す仲間がいれば、モチベーションを維持して頑張ることができます。
通学タイプの予備校なら講義に出るだけで簡単に仲間ができますが、オンライン学習サービスの場合はそうはいきません。
仲間機能を使えば、行政書士試験の合格を目指すスタディングユーザーとSNS感覚でつながることができ、簡単なやりとりができます。
スタディング行政書士の良い評判⑦:スキマ時間でも無理なく学習できる
スタディング講座にはスキマ時間で学習できる仕組みがいくつも備わっています。
- スマホだけで学習できる
- 1講義の時間が10~25分と短い
- 音声ダウンロードすれば講義を聴くこともできる
こうした特徴から忙しい社会人を中心に人気を集めており、現在も受講者数を伸ばし続けています。
特に音声ダウンロードが無料で利用できるのが好評です。
講義音声をスマホにダウンロードしておけば、外出中でも講義を聴き流して「ながら学習」ができます。
ネット環境が不要ですし、バッテリーの消費も少なくて済むのでとても便利です。
スタディング行政書士の良い評判⑧:アウトプット学習で効率的に合格力が身につく
スタディング講座は他の講座と比べてアウトプットを重視しています。
出典:スタディング公式サイト
徹底したアウトプットカリキュラムを採用しているので、短期間のうちに効率的に知識が身につきます。
行政書士講座の場合は合格答練や合格模試もセットなので、試験直前までスタディング講座だけで勉強しても合格力をつけることが可能です。
スタディングの行政書士講座に向いている人
口コミ評判を踏まえて、スタディングの行政書士講座に向いているのは、次のような人です。
- 行政書士試験の勉強にかける費用を抑えたい人
- アウトプット中心で効率的に勉強したい人
- スマホ学習がメインになる人
学習費用をできるだけ抑えて合格力をつけたい人は、間違いなくスタディングが向いています。
また、効率的に学びたい人や、忙しくてスマホ学習がメインになる人もスタディングが有力候補になるはずです。
スタディングの行政書士講座が向いていない人
一方で、次のような人にはスタディングは向きません。
- 費用や勉強期間にこだわらずジックリ勉強して確実に合格したい人
- 合格後のことを考えてインプットを重視した勉強をしたい人
- オンライン学習ではなく通学で勉強したい人
学生や子供のいない主婦など勉強時間を十分に確保できる人や、費用を気にしない人にはスタディングは向いていません。
予備校に通ってインプットをしっかりしたい人にも、おすすめはできません。
LECや伊藤塾といった大手予備校が選択肢になるでしょう。
通信講座でガッツリ勉強したいなら、アガルートの行政書士講座が有力候補です。
大手予備校並みのカリキュラムとサポート体制が整備されており、高い合格率が講座の質の高さを証明しています。
スタディングの行政書士講座のまとめ
口コミ評判や実際に受講した経験を踏まえて、スタディング行政書士講座のメリットとデメリットをまとめました。
メリット | 圧倒的な低価格 効率化が徹底されている スマホ一つで学習が完結する スマホ学習に特化した講義画面 Webテキストなどの機能が便利 スキマ時間でも無理なく学習できる アウトプット学習で効率的に合格力が身につく |
デメリット | 質問サービスがない 講義時間が他の講座より短い 効率化を徹底しすぎてインプットが少ない スマホ学習メインだとWi-Fiやバッテリーが不可欠 |
\低コスト&スマホ一つで学習完結/
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