スタディング(旧通勤講座)は、2008年にサービスを開始したオンライン学習サービスです。
司法書士試験をはじめとする難関資格の対策講座を中心に開講しており、圧倒的な安さと手軽さが口コミで評判になっています。
特にスキマ時間にスマホで学習したい社会人に人気で、受講者数が急伸中です。
この記事では、スタディング司法書士の評判・口コミを紹介します。
\低価格&利便性の高いシステム/
スタディング(STUDYing)司法書士の評判は?
スタディングは、難関資格の対策講座を提供しているオンライン学習サービスです。
スマホ一つで学習できるシステムが口コミで評判になり、社会人を中心に受講生が急増しています。
圧倒的な低価格と「見て分かる講義」も人気です。
スタディング司法書士の特徴
スタディング | 特長 |
---|---|
人気講座 | 合格コース コンプリート |
税込価格 | ・99,000円(82,500円) |
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
合格実績 | 非公表(合格者の声7名) |
講師 | 講師数:1~2名 人気講師 ・山田 巨樹 |
教材 | テキスト:フルカラー・オリジナルテキスト、Web 冊子版は有料オプション(税込22,000円) 問題集:Web |
動画講義 | 収録:通信講座専用 形式:スライド+講師の説明 時間:1講義25分前後 |
講義時間 | 約177時間 |
オンライン学習 | マルチデバイス対応:有 学習サポート機能:有 ・Webテキスト ・学習フロー ・学習レポート ・勉強仲間機能 ・問題練習機能 ・メモ機能 ・検索機能 ・マイノート機能 ・問題横断復習機能 ・動画ダウンロード(アプリ) 音声ダウンロード:有(無料) |
学習サポート | 質問サポート:無 講座についてスタッフへの質問は可能 |
スタディングの司法書士講座一覧
スタディング司法書士講座は4コースが設定されています。
合格コース | 税込定価 |
---|---|
ミニマム | 46,800円 |
ベーシック | 69,300円 |
スタンダード | 89,100円 |
プレミアム | 91,000円 |
初学者がゼロから勉強してスタディングだけで合格を目指すなら、基本講座と記述式対策講座の両方が入ったプレミアムコースが向いています。
他の講座を併用するなら、ベーシックコースやスタンダードコースも選択肢です。
スタディング司法書士の気になる評判と口コミ
スタディング司法書士講座の気になる口コミ・評判は次のとおりです。
- 合格実績が不明
- 講義時間が短い
- テキストが別売
- スマホに特化している
- 講義への質問対応がない
スタディング司法書士の悪い評判①:合格実績が不明
スタディングの口コミ・評判で多いのが、合格実績が分からないというもの。
どの司法書士講座を受講するか決めるときに多くの人がチェックするのが合格実績です。
他の予備校や通信講座は公式サイトで合格実績を公表しているところがあります。
例えば、アガルート司法司書講座は令和3年試験の受講生合格率を17.8%(全国平均の3.43倍)と公表しています。
でも、スタディング司法書士講座は公表していません。
「合格者の声」には合格者の声が掲載されていますが正確な人数は不明です。
スタディング司法書士の悪い評判②:講義時間が短い
講義時間が短いという口コミも見かけます。
スタディング以外の司法書士講座と講義時間を比較しました。
予備校 | カリキュラム |
---|---|
アガルート | 約355時間 |
スタディング | 約150時間 |
クレアール | 約545時間 |
LEC | 約492時間 |
伊藤塾 | 約510時間 |
Wセミナー | 約465時間 |
資格スクエア | - |
他校は少なくとも350時間以上ですがスタディングは180時間です。
司法書士試験に合格するには、次のような法律を学ぶ必要があります。
基礎知識のインプットだけでなく記述式対策も必要になるので、講義時間はどうしても長くなるのです。
でも、スタディング司法書士講座はかなりコンパクトです。
理由は2つ。
- モチベーションを維持して勉強を続けさせるため
- 忙しい人にも無理なく合格する力をつけさせるため
実は、予備校や通信講座を利用して勉強を始めても途中で挫折する人が一定数います。
また、仕事や家事育児が忙しく、勉強したいけど時間が確保できなくなることも珍しくありません。
スタディングは、こうした挫折者を出さないように、あえて講義時間を短くしているのです。
司法書士試験の合否は、勉強時間だけでなく、合格に必要な知識とスキルを正しく身につけたかどうかで決まります。
「スタディングの講義は短すぎる」という口コミは多いですが、合格に必要な知識は盛り込まれています。
「スタディングだけで合格できるかな。」と不安になる人もいますが、インプットとアウトプットの繰り返しで効率的に知識を定着させ、合格できる実力を身につけることができます。
スタディング司法書士の悪い評判③:テキストが別売
スタディングは、「スライドを見て講師の説明を聴く」というのが基本スタイルです。
テキストを使わなくても学習ができるので冊子版テキストは付属せず、復習用にWebテキストが準備されています。
紙のテキストが欲しい場合は、講座とは別に購入する必要があります。
スタディング司法書士の悪い評判④:スマホに特化している
スマホで快適に学習できることは、スタディングの大きなメリットです。
でも、スマホ学習を考えていない人にとってはメリットにはなりません。
自宅勉強がメインになる人は、パソコン視聴に最適化された学習システムが整備されたアガルートやクレアールが有力な選択肢になります。
スタディング司法書士の悪い評判⑤:講義への質問対応がない
「質問できないのはツラい」という口コミ・評判があるとおり、スタディングの司法書士講座には質問サービスがありません。
運営に確認したところ、「講座価格を下げるためにコストを最大限に削った結果」という回答でした。
でも、講義は分かりやすいし、復習用のWebテキストも使いやすいので、質問が必要になることはありませんでした。
スタディング司法書士のよい評判と口コミ
次にスタディングの司法書士講座のメリットを書いていきます。
- 受講料が安い
- スマホだけで学習できる
- 講義が「見て分かる」スライド形式
- Webテキストなどの機能が使いやすい
- インプット→アウトプットの流れがスムース
スタディング司法書士のよい評判①:受講料が安い
スタディングの司法書士講座は、他の予備校と比べて圧倒的に安くなっています。
私が司法書士試験を受験するときにスタディングと比較した講座の価格は次のとおりです。
予備校 | 税込価格(割引価格) |
---|---|
アガルート | フル:272,800円 ライト:217,800円 |
スタディング | 99,000円 |
クレアール | 360,000円(177,200円) |
LEC | 479,700円~(434,700円~) |
伊藤塾 | 476,000円~(386,000円~) |
Wセミナー | 465,000円~(405,000円~) |
資格スクエア | - |
予備校のLECや伊藤塾と比較すると1/4程度、通信講座と比較しても半額程度の価格で受講できます。
司法書士試験にかかる費用の相場は独学なら15万円以下で、コスパでスタディングを上回るところはありません。
「安かろう悪かろう」を心配するかもしれませんが、合格者を輩出していることから合格できる講座であることが分かります。
合格お祝い金制度を利用しよう
合格お祝い金とは、スタディングの講座を受講して試験に合格すると現金などがもらえる仕組みです。
司法書士講座の場合、合格すると1万円のお祝い金がもらえます。
他の予備校と比べると少額ですが、元の講座価格が安いので1万円でもキャッシュバック率は高めです。
教育訓練給付金制度は対象外
講座価格を安くする制度に、教育訓練給付金制度があります。
教育訓練給付とは、国が指定した講座を一定条件を満たして修了すると、ハローワークから給付金が支給される制度です。
支払った費用の20%が支給されるのですが、スタディングの司法書士講座は対象外です。
スタディング司法書士のよい評判②:スマホだけで学習できる
スタディングの司法書士講座で最も多いのが、スマホ一つで学習が完結するという口コミ・評判です。
「あなたの可能性を現実に」というコンセプトのとおり、eラーニングシステムを利用してスマホ一つで学習できます。
講義動画・テキスト・問題演習が全てWeb対応なので、スマホ一つあれば、いつでもどこでも学習できるのが魅力です。
重い参考書と六法を持ち歩く必要はありません。
他のオンライン学習サービスでも、講義をスマホで視聴することは可能です。
例えば、アガルートや資格スクエアの講義もスマホで視聴することができます。
でも、見やすさや使い勝手が違います。
スタディングがスマホ学習をベースにシステムを構築しているのに対し、他講座はパソコン学習がベースです。
そのため、スマホにおける画面の見やすさも操作性もスタディングには遠く及びません。
講義時間も短いので視聴しやすい
スタディングの講義は1つ30分程度なので、通勤中や家事育児の合間でも集中して視聴できます。
仮に途中で中断することになっても、30分程度なら記憶にとどめておきやすいでしょう。
また、倍速機能を利用すれば時短できますし、講義音声をダウンロードすればオフライン環境でも学習可能です。
スタディング司法書士のよい評判③:講義が「見て分かる」スライド形式
スタディングの講義は、スライドを見ながら講師の説明を聴くスタイルです。
重要な情報をまとめたスライドが画面に表示されるので、スマホの小さい画面でも快適に視聴できます。
講義中にテキストを開く必要がありませんし、動きのついたスライドも豊富で、飽きずに視聴し続けられるのも魅力です。
情報の視覚化は、効率的に知識を定着させるのに有効で、企業のプレゼンなどで積極的に取り入れられています。
スタディングの講義は、こうした新しい方式を採用した画期的な内容です。
講義のスタンスが根本的に違う
司法書士試験の勉強は、テキストを見ながら講義を聴くというスタイルが一般的です。
でもスタディングの講座では、講義で学習してテキストで復習するというスタイルを採用しています。
当然ですが、テキストなしで知識をインプットするのは簡単ではありません。
掲載する情報の厳選、見やすく分かりやすいスライド作り、スライドに合った説明などが工夫されています。
その結果、ユーザーは視聴するだけで重要な情報を効率的にインプットできます。
また、ノートを作ったり六法を開いたりせず、視聴に集中できるのもメリットです。
スタディング司法書士のよい評判④:Webテキストなどの機能が使いやすい
スタディングには司法書士講座の勉強に役立つ機能が多数搭載されています。
- 重要なキーワードを講座やテキストなどから検索できる
- オンラインでWebテキストを閲覧できる
- 講義中にメモが取れる
- 講義中にオリジナルのノートを作成できる
- オンラインで問題集を解いてアウトプットができる
- 複数範囲をまとめて復習できる
- オンラインで暗記学習ができる
- 学習フローをナビゲートしてくれる「学習フロー」が使える
- 進捗状況が視覚的に分かる「学習レポート」がある
- 司法書士を目指す仲間とつながれる「仲間機能」が使える
重要なキーワードを講座やテキストなどから検索できる
スタディングには、気になるキーワードを講座や問題、テキストから見つけられる検索機能が搭載されています。
GoogleやYahoo!の検索エンジンと同じく、キーワード検索するだけで、様々な場所にある情報を一発で見つけられます。
場所ごとに検索結果が表示されるので、自分がインプットしやすい方法で確認できるのがありがたいです。
講座、ビデオ、問題、冊子、Webテキスト、メモなど検索する場所を絞ることもできます。
オンラインでWebテキストを閲覧できる
スタディングでは、オンラインでフルカラーのWebテキストを閲覧できます。
合格に必要な情報が整理されており、講義後の復習用としてだけでなく、講義中に閲覧することも可能です。
イラストや図表をたくさん使った「見て分かる」内容が多く、難しい法律用語や事例もスンナリ頭に入ります。
いつでもどこでも閲覧できて、重要キーワードも1クリックでチェックできるなど、使い勝手は抜群です。
講義中にメモが取れる
メモ機能というのは、講義中に気になった内容を付せんのようなボックスに書き残しておける機能です。
3つまで残しておけるので、後で見返して復習するのに向いています。
マイノート機能と合わせて使えば、ペンと紙を使ってnoteを作るのと同じことがオンラインでできます。
講義中にオリジナルのノートを作成できる
スタディングには、講義中に自分オリジナルのノートを書き込むマイノート機能があります。
講義画面の右側にマイノートスペースが表示されるので、重要ポイントやキーワードを書き込んで自分だけのノートを作れます。
マイノートに書きこんだ内容はサーバー上に残るので、同期すれば異なる端末で確認することが可能です。
オンラインで問題集を解いてアウトプットができる
スタディングのスマート問題集は、講義気インプットした内容をアウトプットして効率的に知識を定着させるのに役立ちます。
3つのモードがあるので状況に応じて使い分けます。
- 練習モード:問題と解答が交互に表示
- 本番モード:本番と同じく制限時間内に連続して出題
- 復習モード:設定した範囲内で出題
復習モードでは、「前回間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」を設定できます。
弱点を克服するのに向いているモードです。
複数範囲をまとめて復習できる
スタディングの問題横断演習とは、複数範囲の問題をまとめて出題してくれる演習機能です。
問題演習といえば分野ごとに個別に出題されるのが一般的で、スタディングの演習機能も以前は分野ごとの出題しかできませんでした。
でも今は、選択した複数分野の問題をまとめて出題できるようになっています。
科目だけでなく「前回間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」も選択できるので、苦手分野だけを復習することも可能です。
オンラインで暗記学習ができる
スタディングには暗記機能も搭載されています。
重要箇所が赤枠で隠されており、紙媒体の暗記帳のような使い方ができます。
ワンタップで切り替えできるので暗記帳よりも手軽に操作でき、スマホ内で完結するので荷物も少なくて済みます。
暗記ツールには用語確認の要点暗記ツールと、記述式対策のひな型暗記ツールの2種類あります。
学習フローをナビゲートしてくれる「学習フロー」が使える
スタディングの学習フローとは、各過程で学習することを自動的に示してくれる機能です。
上の画像のようにフローが表示されるので、「今日はどこから勉強しようか」と迷わずに済みます。
インプット直後のアウトプットで知識を定着させるのがスタディング式で、学習フローも講義と演習が交互になっています。
進捗状況が視覚的に分かる「学習レポート」がある
スタディングの学習レポートには、あなたの学習状況が自動的に数値やグラフで表示されます。
勉強の期間、毎日の学習時間や平均、講義を終了した数などが一目で分かります。
独学や予備校だと学習データは自己管理が原則ですが、スタディングならシステムが管理してくれます。
司法書士を目指す仲間とつながれる「仲間機能」が使える
スタディングには、司法書士講座を受講する人同士でつながれる機能もあります。
コメントをやりとりしたり、いいねを押したりして交流できるので、モチベーション維持に役立ちます。
SNSを使って受験仲間を探す人もいますが、スタディングの仲間機能を使えばより簡単に仲間が見つかります。
仕事につながることもある仲間機能
司法書士の仕事は横のつながりが非常に重要です。
勉強期間中に知り合った仲間と合格後も交流を続け、合格後にビジネスパートナーになるというケースは珍しくありません。
仲間機能を使って受験生に積極的に声をかければ、仕事を始めてから役に立つ関係も築きやすくなります。
オンライン学習サービスは独学が基本なので、モチベーションの維持が大変です。
でも、スタディングなら仲間機能で他の受講生と交流できるので、やる気を保ったまま勉強を続けられます。
スタディング司法書士のよい評判⑤:インプット→アウトプットの流れがスムース
インプット→アウトプットのサイクルを頻繁に回すのが、スタディングの基本スタイルです。
1講義30分と短く、復習のための機能が充実しています。
- スマート問題集
- セレクト過去問講座
- 暗記ツール
基本的には講義を視聴→スマート問題集で復習というサイクルを繰り返すことで知識を定着させていきます。
もう少し詳しく書くと、次のようなサイクルです。
- 講義を視聴
- 暗記ツールで用語確認と記述式対策
- スマート問題集
- セレクト過去問
通信メインの予備校の場合、予備校で講義を受けて家で復習というパターンが多いです。
また、独学の場合は、インプットがメインになりがちです。
でもスタディングなら、講義後にすぐ問題を解いて理解度をチェックし、必要に応じて復習できます。
私たちは時間の経過とともに覚えたことを忘れてしまうので、すぐ復習して定着させることは学習の効率化には不可欠です。
スタディング司法書士のよい評判⑥:音声ダウンロードでオフラインでも学習できる
スタディングでは、講義の音声データを無料でダウンロードすることができます。
メリットは2つです。
- オフラインで講義が聴ける
- 視聴期限後も音声は聴ける
音声ダウンロードしたデータは、外出中などオフラインの状態でも聴くことができます。
また、スタディングの講座は視聴期限が決まっていますが、ダウンロードしておけば半永久的に聴くことが可能です。
「本を聴く」オーディブルが流行っていますが、音声ダウンロードを利用すれば「講義を聴く」という新しい学習スタイルを実践できます。
スタディング(STUDYing)司法書士講座が向いている人
受講経験や口コミ評判を踏まえると、スタディングの司法書士講座に向いているのは次のような人です。
- 司法書士試験の勉強をお金をかけずにしたい人
- スキマ時間を活用して勉強したい人
- スマホ学習をメインにしたい人
スタディングの司法書士講座はとにかく低価格なので、学習コストをかけたくない人にはピッタリです。
講義の内容は他講座並みに充実しているので、「安かろう悪かろう」を心配する必要もありません。
また、スマホ学習に特化しているので、忙しくて予備校通いや自宅学習が難しい人にも向いています。
もちろん、パソコンでも快適に勉強できるので、パソコンとスマホの両方で学習したい人でもOKです。
法律初学者でも合格力が身につく
「スタディングだけじゃ合格は難しい」なんていう意見も見聞きします。
でも、私自身がスタディングの司法書士講座を受講して合格できたので、難しいことはありません。
司法書士試験は難関なので、一定の学習時間は必要ですし、苦手科目の克服や記述対策も必須です。
法律の勉強をした経験のある人に比べると、合格のハードルが高いのは確かです。
でもそれは、他の予備校でも同じです。
スタディングの講座でインプットとアウトプットを繰り返せば、誰でも合格するだけの実力をつけることはできます。
スタディング司法書士の評判と口コミまとめ
スタディングの司法書士講座について、私の受講経験と口コミ評判を踏まえてメリットとデメリットをまとめました。
メリット | 受講料が安い スマホだけで学習できる 講義が「見て分かる」スライド形式 Webテキストなどの機能が使いやすい インプット→アウトプットの流れがスムース 音声ダウンロードができる |
デメリット | 合格実績が不明 講義時間が短い テキストが別売 スマホに特化している 講義への質問対応がない |
講座を選ぶときは、必ず講義やテキストをチェックしましょう。
自分に合わない講座を選んでしまうと学習効率が上がらず、合格も難しくなります。
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