司法書士の予備校・通信講座を比較|おすすめ人気ランキング7校を合格者が紹介【2021年向け】

独学で司法書士試験に合格するには、2000~3000時間は勉強する必要があると言われています。

3000時間とすると1日5時間勉強で600日、10時間勉強しても300日かかる計算です。

一部の学生や主婦・主夫など一日の大半を勉強に充てられる人でないと、短期間での合格は難しいでしょう。

 

そのため、法学部生や大学などで法学の勉強をした人でも、大半が予備校や通信講座を受講して合格を目指します。

司法書士試験の対策講座は10以上ありますが、1~2年という短期間で合格を狙える講座は7つあります。

各講座にメリット・デメリットがあるので、基準を決めて比較することが「自分に合った講座」を選ぶために重要です。

 

この記事では、司法書士の予備校・通信講座を開講している7校を「6つの基準」で比較し、おすすめランキングを紹介します。

 

・司法書士講座の受講を考えている人
・司法書士試験の講座選びで悩んでいる人
・大手の比較サイトでは決め切れなかった人

 

こもり

私は司法書士試験の合格者です。

司法書士講座を選ぶときに情報を集めましたが、大手の比較サイトは「おすすめありき」の内容だと感じたので自分の基準で予備校を選びました。

この記事では、私が合格するための講座選びで用いた6つの基準で各講座を比較しています。

 

司法書士試験の予備校・通信講座7校(比較対象)

この記事で比較する司法書士講座は7校です。

 

司法書士の予備校・通信講座①:LEC

LEC東京リーガルマインド

LEC司法書士講座

LECは、全国に展開している日本最大級の予備校です。

司法書士講座を含む法律系講座だけでなく、各種資格や公務員講座などを幅広く取り扱っています。

LECの司法書士講座は、長年蓄積されたノウハウと合格実績、海野禎子先生などの看板講師による質の高い講義が魅力です。

 

・有名講師による講義の質が高い
・答練や模試が充実している
・長年の運営実績がある

 

司法書士の予備校・通信講座②:伊藤塾

伊藤塾

伊藤塾司法書士講座

伊藤塾は、法律系資格を中心に開講している予備校です。

司法試験や予備試験の講座が有名ですが、他にも複数の講座を開講しています。

伊藤塾の司法書士講座は、豪華な講師陣や質の高いテキスト、それを裏付ける圧倒的な合格実績が特徴です。

 

・圧倒的な合格実績
・質の高い講義とテキスト
・充実したサポート体制

 

司法書士の予備校・通信講座③:クレアール

クレアール

クレアール司法書士講座

クレアールは、50年以上も資格受験の指導をしている老舗の通信講座です。

短期合格を目指す「非常識合格法」という独自のメソッドや、通信講座としては手厚いサポートに定評があります。

司法書士講座も「非常識合格法」や手厚いサポートが評判で、通信講座で短期合格を目指したい人に人気です。

 

・短期合格に適した非常識合格法
・忙しくても無理なく学習できるカリキュラム
・通信講座としてはトップレベルのサポート体制

 

司法書士の予備校・通信講座④:アガルート

アガルート

アガルート司法書士講座

アガルートは、元LEC講師の工藤北斗先生が代表を務めるオンライン予備校です。

法律系資格の対策講座を中心に効率的に合格を目指せる講座を開講しており、サービス開始から10年未満ですが高い実績を上げています。

アガルートの司法書士講座は、初学者でも取っつきやすく分かりやすい講義とテキスト、過去問解析講義の質の高さ、講座価格の安さなどが口コミで評判です。

 

・初学者でも分かりやすい講義と、講師自作で講義との連動性が高いフルカラーテキスト
・質の高い記述過去問解析講義
・価格の安さと圧倒的な合格特典(全額返金+お祝い金)

 

司法書士の予備校・通信講座⑤:資格スクエア

資格スクエア

資格スクエア司法書士講座

資格スクエアは、鬼頭政人先生が代表を務めるオンライン予備校です。

コスパの良い講義が口コミで評判になっているうえ、代表のYouTube進出や巧みな広告戦略の後押しもあり、有名予備校レベルの知名度を誇るようになっています。

資格スクエアの司法書士講座は、業界トップレベルの人気講師による講義や使い勝手の良いeラーニングシステムが評判です。

 

・トップレベルの知名度を誇る看板講師による講義
・優秀なeラーニングシステム
・コスパの良さ

 

司法書士の予備校・通信講座⑥:スタディング

スタディング

スタディング司法書士講座

スタディングは、「忙しい社会人でも無理なく資格取得の勉強ができること」をコンセプトにするオンライン学習サービスです。

ほぼ全ての講座が業界で最安値であることと高性能のeラーニングシステムが高く評価されており、社会人を中心に受講生が急増しています。

スタディングの司法書士講座は、スキマ時間でもスマホで学習できる講義とeラーニングシステム、圧倒的な低価格が特徴です。

 

・スマホで学習を完結させられるeラーニングシステム
・スキマ時間でも無理なく学習できる講義
・圧倒的に安い講座価格

 

司法書士の予備校・通信講座⑦:Wセミナー(TAC)

Wセミナー

Wセミナー司法書士講座

Wセミナーは、法律系資格や公務員試験の対策講座を開講している予備校です。

2009年から大手予備校のTACが運営しており、TACと共通のシステムを導入するなど連携するようになっています。

Wセミナーの司法書士講座は、看板講師の山本浩司先生による講義やオリジナルテキスト、充実したサポート体制が特徴です。

 

・司法書士業界で抜群の知名度を誇る看板講師
・看板講師のオリジナルテキスト
・充実したサポート体制

 

比較対象から外した司法書士の予備校・通信講座

実は、上に挙げた6つ以外にも司法書士講座は複数あります。

  • ユーキャン
  • 小泉予備校
  • 東京法経学院
  • 東京司法書士学院

講座を選ぶときは、「無料講義の視聴」「サンプルテキストの閲覧」「資料請求」「不明な点の問い合わせ」を全講座で行いました。

でも、上記4校については講座選びの比較基準の1つまたは複数を満たさなかったので、この記事の比較からは外しています。

 

司法書士試験の予備校・通信講座7校を徹底比較

https://www.youtube.com/watch?v=mXQHdNvBxVY

司法書士試験の予備校・通信講座はそれぞれ特徴が異なるので、6つの基準で比較していきます。

 

比較する基準

6つの比較基準は次のとおりです。

基準内容
講座価格講座の購入にかかる費用
運営会社講座を運営する会社の業績など
実績過去の合格者数など
講座の質教材の質
オンラインオンライン講義の質
サポート学習サポート体制

 

こもり
6つの比較基準で講座を細かくチェックすると、自分に合った講座を短い時間で見つけることができますよ。

 

司法書士試験の予備校・通信講座7校の比較結果

最初に比較結果をまとめておきます。

講座
スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
講座価格
運営会社
実績
講座の質講師
教材
講義
カリキュラム
総合
オンライン
サポート

 

司法書士講座の比較①:講座価格

予備校スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
価格117,700円
(107,000円)
102,000円
(92,000円)
173,800円
(158,000円)
201,700円
(183,363円)
340,000円
(309,090円)
187,500円
(170,454円)
577,000円
477,000円
499,000円
(453,636円)
467,700円
(425,181円)
評価

いずれも初学者が一から学んで合格力を身につけるための講座の価格です。

価格表示は黒字が税込定価(カッコ内は税抜)、赤字が2020年10月時点の税込価格(カッコ内は税抜)です。
定価と2020年10月時点の価格が同じ場合は、赤字で表示しています。
青字は、講座の入れ替えなどの事情により2020年10月時点で販売されていない講座)
※LECは別売テキスト購入が必要なので、講座価格(税込434,700円)+テキスト価格(税込33,000円)を表示

表示している講座は次のとおりです。
・スタディング:司法書士 総合コース[2021+2022年度試験対応]
・アガルート:司法書士試験|2021年合格目標 入門総合カリキュラム
・資格スクエア:【2021年向け】初学者向け合格フルパック(Web教材のみ)
・クレアール:合格ルート超短期コースWeb通信
・Wセミナー:司法書士 20ヵ月総合本科生プラス<山本オートマチック>
・伊藤塾:2022年合格目標 司法書士入門講座 本科生プラス 秋冬コース
・LEC:2022年合格目標:新15ヵ月合格コース<秋生>スタンダード イン+アウト一括 通信

司法書士講座を最も低価格で受講できるのはスタディングです。

2番目に定価が安いアガルートと比べると約6万円、最も高いWセミナーと比較すると40万円以上の差があります。

スタディングは圧倒的な安さが人気のオンライン学習サービスですが、司法書士講座は特に安さが目立ちます。

 

注目したいのはクレアールです。

定価は税込340,000円と高めですが、毎月のように大幅割引キャンペーンを実施しているので、実際はアガルートや資格スクエアと大差ない価格で受講できます。

例えば、2020年8月の価格は187,500円で資格スクエアより低価格です。

(資格スクエアが新講座リリース前なので純粋な比較はできず。)7校の講義時間は次のとおりです。

予備校スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
講義時間約150時間約350時間約375時間約590時間462時間507時間390時間
2020年10月時点の情報です。
資格スクエアは新講座のリリース前なので、旧講座の講義時間を表示しています。

 

講義時間を比較するとスタディングが圧倒的に短いですが、「短い=中身が薄い」ではありません。

スタディングの講義は、「忙しい人でも無理なく勉強できるように」というコンセプトで徹底的に効率化されています。

そのため、講義時間は短いですが、合格に必要な情報量は他の講座と同じレベルで身につきます。

 

コスパの良さで見ると、アガルートと資格スクエア、クレアール(キャンペーン価格で受講した場合)も優秀です。

大手予備校は講義時間は長いですが価格が高く、コスパが良いとは言えません。

 

こもり

私はスタディングの講座を受講して司法書士講座に試験に合格しました。

最初は「安かろう悪かろう」を心配しましたが、勉強を続けるうちに「情報が凝縮されているから講義時間が短い」と分かり、安心して受講を続けました。

実は、資格スクエアの講座も迷ったのですが、スマホ学習メインの予定だったのでスマホ特化のスタディングに決めた経緯があります。

 

司法書士講座の比較②:運営会社

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
運営会社KIYOラーニング株式会社株式会社アガルート株式会社サイトビジット株式会社 クレアールタック株式会社株式会社法学館株式会社
東京リーガルマインド
評価
資本金や事業規模で評価しています。

7講座とも運営企業は安定した業績を維持しています。

スタディングを運営するKIYOラーニング、資格スクエアを運営するサイトビジット、LECを運営する東京リーガルマインド、Wセミナーを運営するTAC株式会社は特に事業規模が大きいです。

 

こもり

Wセミナーは、2009年から大手資格予備校のTACが運営しています。

法律系資格の予備校として有名でしたが、TACが運営するようになった後も特色は残ったままです。

 

司法書士講座の比較③:実績

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
実績非公表非公表非公表非公表非公表2019年度試験の
合格者占有率52%
2011~2019年度試験で
一発合格者115人
評価

実績が最も優れているのは伊藤塾です。

公式サイトには「2019年度の司法書士試験合格者の52%が伊藤塾を利用していた」と明記されています。

伊藤塾の合格実績

出典:伊藤塾公式サイト

 

また、LECも実績を公表しています。

LECの司法書士講座の実績

出典:LEC公式サイト

 

2011~2019年の間で一発合格者を115人輩出するなどの実績を公式サイトで確認できます。

 

Wセミナーは、伊藤塾やLECのように公式サイトで合格実績を公表していません。

でも、合格者の喜びの声というページがあり、2019年度は91人の合格者を確認できます。

全員が合格報告をしていない可能性もあるので、少なくとも91人以上の合格者がいると言えます。

 

その他の通信講座やオンライン予備校は、「合格者の声」や「合格体験記」などに合格者の感想を掲載しているところもありますが、具体的な実績は不明です。

まったく公開していない講座もありますが、公表している講座が大手予備校の2つだけなので、大きなデメリットとは言えません。

 

司法書士講座の比較④:講座の質

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
講師
教材
講義
カリキュラム
トータル

講座の質については次の4つのポイントで評価しました。

  • 講師
  • 教材
  • 講義
  • カリキュラム

 

講師

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
看板講師山田巨樹竹田篤史
小玉真義
三枝りょう清水誠

山本浩司

蛭町 浩
山村 拓也

海野 禎子
森山 和正など
講師数名浅野勇貴
千葉将人など
数名古川豪一など

竹下貴浩
姫野寛之など

高城 真之介
小山 晃司など

佐々木 ひろみ
根本 正次など
評価
看板講師とは、その講師を目当てに受講者が集まるレベルの講師です。

 

司法書士講座は、それぞれ看板講師を含む講師が担当しています。

講師数が多いのは伊藤塾とWセミナーです。

それぞれ、看板講師を含む10人もの講師が講座を担当する万全の布陣です。

 

「看板講師がいれば十分じゃないか」と思うかもしれませんが、看板講師の講義が自分にぴったりだとは限りません。

人には相性があるので、どれだけ評価の高い講師でも自分に合わなければ効率的に学習することは難しいです。

そのため、講師のバリエーションが豊富であることは受講生にとって大きな意味を持ちます。

 

こもり
「講師数は多いけど講義の大半は特定の講師が担当している」という講座もあるのですが、伊藤塾は複数の講師が同じ講義を担当しているので、講師で講義を選ぶことができます。

 

次いで講師力の高さを誇るのが、LECです。

看板講師の海野先生や森山先生の講義は人気が高く、講師目当てに受講を決める人がいるほどです。

他にも約5名の講師が司法書士講座を担当しており、いずれも高い評価を受けています。

 

看板講師の知名度の高さで言えば、資格スクエアの三枝りょう先生とWセミナーの山本浩司先生です。

三枝先生は、講師歴18年を超えるベテランで、LECやクレアールで教えておられた頃も評判でしたが、現在は資格スクエアでその手腕を存分に発揮されています。

山本先生は、6ヶ月の勉強期間で司法書士試験に合格された猛者で、オートマチックシステムという独自の勉強法や関連書籍が受験生の間で評判です。

 

りこ
山本先生や三枝先生には教わってみたいなあ。

 

こもり

看板講師には受講生を惹きつける力があるよね。

実際、講師で講座を選ぶ受験生って結構多いよ。

 

教材

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
教材・フルカラーテキスト
・Webテキスト
・オリジナル
・オプションで冊子版
(税込21,780円)
・フルカラーテキスト
・講師自作オリジナル
・Webテキスト
・冊子版も付属
・2色刷りテキスト
・Webテキスト
・オリジナル
・オプションで冊子版
(税込66,000円)
・2色刷り
・オリジナル
・全て冊子版
・2色刷り
・オリジナル
・全て冊子版
・2色刷りテキスト
・基礎力完成ドリル
・基礎力完成テスト演習
・全て冊子版
・2色刷り
・オリジナル
・全て冊子版
評価

司法書士講座の教材で評価が高いのはアガルートと伊藤塾、そしてWセミナーです。

まず伊藤塾ですが、司法系資格のテキストは軒並み評価が高く、受講生以外も「テキストは伊藤塾を使う」という人がたくさんいます。

司法書士講座のテキストも包括的で詳しい内容が評判で、試験に合格した後も手元に置く人がいるほどです。

 

アガルートのテキストは、伊藤塾のテキストとは対照的です。

徹底的に無駄を削ぎ落して合格に必要な情報だけを盛り込んであるので、薄いのに合格できる知識が身につくようになっています。

講師自作のフルカラーで図表が多用されているので、初学者にも人気が高くなっています。

 

Wセミナーは、山本先生のオートマチックシステムを始め、司法書士試験のバイブルと呼ばれる書籍を多数販売しています。

講義との連動性も高く、講義とテキストのかけあわせで学習効率が上がると評判です。

 

講義

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
内容通信講座専用通信講座専用通信講座専用通信講座専用通学生向け講義の録画通学生向け講義の録画通学生向け講義の録画
スタイルスライドWebテキスト/板書Webテキスト/板書スライド板書板書スライド/板書
評価

 

講義の評判が最も高いのは資格スクエアとWセミナーです。

 

資格スクエアは、看板講師の三枝先生の講義が「分かりやすく合格力が身につく」と評判になっています。

大手予備校の「資格スクール大栄」が三枝先生の基礎講座を採用していることからも、評価の高さが分かります。

資格スクエアの三枝先生の講義

 

Wセミナーは、次の3つの講座が高い人気を誇ります。

  • <山本オートマチック>20ヵ月総合本科生プラス
  • <基礎総合コース>20ヵ月本科生
  • <新竹下合格システム>ベーシック本科生

特に山本オートマチックは人気が高く、Wセミナーの看板講義となっています。

 

その他では、伊藤塾やLECの看板講師による講義も高い評価を得ています。

 

りこ
他の予備校に採用されるって、資格スクエアの講義はよっぽど質が高いんだね。

 

こもり

三枝先生はクレアール時代からものすごい評判だったからね。

Wセミナーの山本先生の講義も評価高くて、司法試験講座の伊藤真先生と比較されることもあるみたい。

 

カリキュラム

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
講義時間約150時間約350時間約375時間約590時間462時間507時間390時間
演習・Web問題集
・一問一答2800問
・過去問1000問)
・記述62問、添削6問
・択一:肢別過去問集
・記述:講義40時間

・Web問題集
・択一過去問10年
・記述10問

・択一:講義10回
・記述:講義6回
・答練:8回
・模試:4回
・択一:講義2回
・答練:6回
・模試:4回
・択一:講義12回
・記述:講義10回
・模試:2回
・択一:講義20回
・記述:講義22回
・答練:6回
・模試:4回
評価

講座のカリキュラムで評価が高いのは、アガルート、資格スクエア、大手予備校の伊藤塾とLECです。

伊藤塾とLECは初学者向け・学習経験者向けコースが充実しており、学習レベルに応じたコースを選べるようになっています。

特にLECは学習経験者向けの講座の数が多く、自分にぴったりの講座が見つけやすいです。

 

アガルートと資格スクエアの司法書士講座は、合格に必要な知識だけを厳選したカリキュラムが組まれています。

大手予備校のような網羅性はありませんが、必要な知識は漏れなく得られるので、忙しい人でも効率的に学習できる内容です。

講義時間が短いのでスキマ時間でも無理なく学習できますし、Web上で対応できることが多いので、忙しい社会人向けと言えます。

 

りこ
網羅的なのは合格後には役立ちそうだけど…

 

こもり

社会人だと網羅的に勉強する時間がなかなかないよね…

 

司法書士講座の比較⑤:オンライン

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
音声ダウンロード可(有料)
学習サポート・Webテキスト
・スマート問題集
・セレクト過去問集
・学習フロー
・学習レポート
・マイノート機能
・検索機能
・問題横断復習機能
・メモ機能
・勉強仲間機能
・Webテキスト・択一Web問題集
・オンラインレジュメ
・質問機能
・条文リンク機能
・Webテキスト
・過去問1000本ノック
・Web確認テスト

(一部講座は例外)
評価

オンラインというのは、オンライン講義(Web講義)やツールの使い勝手のことです。

オンラインで最も優れているのはスタディングです。

 

これはオンライン講義の画面を確認するとすぐに分かります。

LEC
LECのWeb講座
伊藤塾
伊藤塾の通信講座

出典:LEC(左)、伊藤塾(右)

 

クレアール
クレアールのWeb講座
資格スクエア
資格スクエアのオンライン講座

出典:クレアール(左)、資格スクエア(右)

 

アガルート
アガルート 講義画面
スタディング
スタディングの通信講座

出典:アガルート(左)、スタディング(右)

 

Wセミナー
Wセミナー司法書士講座

 

大手予備校のLECと伊藤塾、Wセミナーオンライン講義は、通学者向けの講義の録画をオンラインで視聴できるというレベルです。

オンライン予備校のアガルートは、オンラインレジュメが画面に表示されますが、やはり講義画面の学習サポート機能は充実していません。

 

資格スクエアの講義はオンラインで学習が完結する機能が備わっており、講義中の質問などユニークな機能も搭載されています。

ただし、スマホ視聴だと画面が小さくて利用しにくいです。

 

学習がオンラインで完結し、スマホ学習も快適に行えるのがスタディングです。

 

「忙しい人がスキマ時間で勉強できるように」というコンセプトでスマホ学習を前提に開発されているので、スマホでもYouTubeを見るような感覚で視聴できます。

画面いっぱいに映し出されたスライドを見ながら講師の説明を聞くというスタイルなので、テキストすら必要ありません。

Webテキストやメモ、マイノートといった便利機能もたくさん備わっているので、PCやタブレットでも快適に学習可能です。

 

PCメインなら資格スクエアやクレアールでも問題ありませんが、スマホ学習が中心になるならスタディング一択です。

 

りこ
スタディングの講座って本当に見やすい!

 

こもり
スタディングのオンライン講義を視聴すると、他の講義ってどうしても見劣りしちゃうんだよね。

 

司法書士講座の比較⑥:サポート

講座スタディングアガルート資格スクエアクレアールWセミナー伊藤塾LEC
サポートなし・Facebookグループ
・質問の回数制限なし
・講師が回答
・他の質問回答閲覧可
・講義画面から質問可・Eメール
・FAX
・i-support
(Web質問システム)
・電話質問
・FAX
・公式サイトから質問可・教えてチューター
(Web質問システム)
評価

サポート体制が優れているのが大手予備校の伊藤塾とLECです。

講師と受講生の距離が近く、講師に直に質問したり相談したりできるのは通学メインの予備校の大きな強みと言えます。

また、答練や模試も充実しているので、知識をアウトプットして自分のレベルを把握しやすいのもメリットです。

 

通信講座のクレアールもサポート体制で高い評価を受けています。

「通信講座なのに?」と思うかもしれませんが、通学メインの予備校と同じレベルのサポートがウケられると口コミでも評判です。

例えば、無制限に質問できることや答練の添削をしてもらえるあたり、伊藤塾やLECとそん色ありません。

学習は通学ではなく通信講座が良いけど、答練や添削を受けたいし質問もたくさんしたいという人はクレアールがおすすめです。

 

アガルートは、受講生限定のFacebookグループを設置しており,グループ内で何回でも無料で質問をすることができます。

講師が回答してくれるので、分からないことがあれば気軽に質問できますし、「いざとなればグループで質問できる」という安心感が得られるのも魅力です。

 

 

資格スクエアは、オンラインの項目にも書いたとおり講義中に質問できる機能があります。

講義を視聴して疑問に思ったことをすかさず質問できるシステムです。

ただし、講義中に質問できるだけで、回答には3日程度の日数がかかります。

 

りこ
通信で手厚いサポートが受けられるのは良いね。

 

こもり
他のオンライン講座にはないメリットだよね。

 

クレアールは講座がとても多いうえに公式サイトが非常に分かりにくいので、自分にぴったりの講座を選ぶには公式サイトから資料請求をしてじっくり検討する必要があります。

 

司法書士の予備校・通信講座のおすすめランキング

司法書士試験の予備校・通信講座7校について、「価格」「運営会社」「実績」「講座の質」「オンライン」「サポート」という6つの基準で比較しました。

最後に、比較結果に基づくおすすめランキングの第1位から第3位までを紹介します。

 

司法書士講座のおすすめランキング第1位:アガルート

価格 4.5
運営会社 4.5
実績 3.5
講座の質 5.0
オンライン 4.0
サポート 5.0
総合 4.5

 

価格

アガルートの司法書士講座は、初学者向けの講座が173,800円とスタディングに次ぐ2番目の安さです。

講義時間が360時間とスタディングの2倍くらいあるのに価格は6万円程度しか違わず、コスパではスタディングを上回ります。

他のオンライン予備校や通信講座と比較してもかなり低価格なうえ、合格すると全額返金+お祝い金3万円という驚異の特典があります。

 

また、各種割引制度も充実しているので、併用すればかなりお得に受講できます。

 

こもり

一発合格の自信があり合格特典で選ぶなら、アガルート一択です。

難関資格なので合格特典だけを目的にするのはおすすめしませんが、合格後の特典が大きいのは確かですね。

 

運営会社

運営会社は株式会社アガルートです。

他の予備校の運営会社に比べると規模は小さめですが、業績に問題はありません。

 

実績

アガルートは、司法書士講座の実績を公表していません。

大手予備校と比べると、実績を公表していないことで不安に感じる人は少なくないでしょう。

アガルートは新興のオンライン予備校なので他校と肩を並べるだけの実績がないのかもしれませんが、非公表なのはネガティブな印象があります。

 

ただし、オンライン予備校やオンライン学習サービス、通信講座は実績を公表していないところが多いので、アガルートだけの課題とは言えません。

 

講座の質

アガルートの講座で注目すべきなのは、何といっても質の高い教材です。

 

アガルートのフルカラーテキストは、伊藤塾のテキストと同じかそれ以上の評価を受けており、テキストだけ購入する受験生もいます。

徹底的に無駄を削ぎ落して重要ポイントだけ記載されているので、効率的に合格を目指す人にはバイブルともいえる存在です。

講師による手作りなので講義内容との連動性が高く、初学者でも理解しやすいと評判になっています。

 

また、カリキュラム全体が効率的に合格できるように組まれているので、働きながら勉強している人がスキマ時間を活用しながら勉強しても合格を目指すことが可能です。

 

オンライン

アガルートはオンライン予備校ですが、オンライン講座の評判は高いとは言えません。

オンライン画面にWebテキストを映し出すことは可能ですが、ただテキストが見れるだけでメモやマーカー引きはできません。

条文リンクや質問などの学習サポート機能も搭載されていません。

 

また、スタディングのようにスマホ視聴時の快適さもなく、オンライン学習システムのレベルは大手予備校と同じ程度です。

ただし、音声ダウンロードが無料で利用できるので、オフラインで講義を聴きたい人にはありがたいです。

 

こもり
音声ダウンロードは有料オプションにしている予備校もあるので、アガルートは良心的と言えます。

 

サポート

アガルートは、受講生専用のFacebookグループで回数制限なく質問を受け付けています。

質問すれば必ず講師がしてくれるので、「行きづまったら質問しよう」と安心して勉強することが可能です。

大手予備校のサポート体制には及びませんが、オンライン予備校の中ではサポートに意識が向いている講座だと言えます。

 

総合

以上より、6つの比較基準のバランスが良いうえに、働きながらでも合格を目指せる講座であることから、司法書士講座のおすすめランキング第1位に選びました。

 

・コスパ重視で講座を選びたい人
・一発合格して合格特典を得たい人
・評判の高いテキストを使って勉強したい人

 

アガルート
4.5

アガルートアカデミー

アガルートの司法書士講座は、コスパの高さと驚愕の合格特典(全額キャッシュバック+合格お祝い金3万円)が魅力です。フルカラーでイラストや図表をふんだんに使ったテキストも評判が良く、法律初学者でも無理なく勉強できます。

 

司法書士講座のおすすめランキング第2位:スタディング

価格 5.0
運営会社 5.0
実績 3.5
講座の質 4.0
オンライン 5.0
サポート 3.0
総合 4.0

 

スタディングは、難関資格の対策講座を取り扱うオンライン学習サービスです。

圧倒的な低価格とスマホで完結する学習スタイルが口コミで評判になり、多くの受験生が受講しています。

特に、十分な学習時間を確保しにくい社会人の人気を集めています。

 

講座価格

スタディングの講座価格は税込117,700円円で、他の司法書士講座よりも圧倒的に安いです。

大手予備校になると50万円を余裕で超えるので、スタディングの価格設定は驚異的と言えます。

オンライン予備校でもアガルートが173,800円、資格スクエアが201,700円で、1.5~2倍近い価格です。

 

また、司法書士試験を独学で勉強する場合にかかる費用の平均は15万円程度と言われていますが、スタディングの講座価格は独学の費用より安くなっています。

もちろん追加でテキストや参考書を買うことはあるでしょうが、それでも15万円もしないでしょう。

スタディングの講座価格には製本テキストが付属しませんが、購入してもプラス19,800円なので独学より安価です。

 

運営会社

スタディングの運営会社KIYOラーニングは働く人向けの教育コンテンツや教育サービスの企画などを行う企業です。

企業規模も業績も申し分なく、スタディングも安定した運営で着々と受講者を増やしています。

 

こもり
2020年6月には7万人を突破していました。

 

実績

スタディングは実績を公表していません。

公式サイトに「合格者の声」というページに司法書士試験の合格者の声が掲載されているので、合格者がいることは分かります。

でも、スタディング受講生のうち何人が司法書士試験に合格したのかは把握できません。

 

こもり

実績を公表していないのは残念なポイントです。

でも、私を含め、スタディングの司法書士講座を利用して試験に合格した人は何人もいます。

 

講座の質

スタディングの講座の質は、大手予備校やオンライン予備校・通信講座と同じレベルです。

「この人の講義を受けたい」という看板講師はいませんが、スライドや図表を使った分かりやすい講義には定評があります。

また、他の講座と比較すると効率化に特化しており、忙しい人でもスキマ時間で無理なく勉強できるのもポイントです。

 

例えば、重要ポイントを押さえた1つ30分程度の講義は、昼休みや家事育児の合間などにも視聴できるので効率重視の人にはありがたいものです。

 

「安かろう悪かろう」だという人もいますが、もし講義の質が気になるなら無料のお試し講義を受けてみてください。

 

こもり
私も最初は不安がありましたが、お試し講義を受けて質の高さを実感し、受講を決めました。

 

オンライン

オンライン講義で選ぶなら、スタディングが第一候補になります。

視聴の快適さとインターフェイスの使い勝手の良さは、他の講座とは比べ物になりません。

特にスマホ学習がメインの場合、オンライン講義に定評のある資格スクエアでさえ見にくさが気になるところ、スタディングの講義は快適に視聴できます。

 

仕事や家事育児の合間にしか学習時間がとれないという人には特におすすめです。

 

サポート

スタディングがイマイチなのがサポート体制です。

オンライン学習サービスなので通学タイプのような手厚いサポートは難しいにせよ、せめて記述式の答練や添削は欲しいところです。

司法書士試験が択一式を重視した試験とはいえ、さすがに記述式のアウトプットがないのは不安になります。

 

ただし、独学メインの人なら大きな問題はありませんし、答練や添削だけ他の予備校の単品講座を受講する方法もあります。

スタディング+単品講座でも他の予備校のパックコースより安いので、価格の安さというメリットは失われません。

 

総合

以上の理由から、スタディングを司法書士講座のおすすめランキング第2位に選びました。

 

・講座費用を安く抑えたい人
・スマホ学習が中心になる人
・スキマ時間を活用して効率的に学習したい人

 

スタディング
4.0

司法書士

スタディングの司法書士講座は、圧倒的な低価格とスマホ一つで学習が完結するところが魅力です。忙しくてまとまった勉強時間を確保できない人がスキマ時間を利用して学習するのに向いています。スマホ特化のオンライン学習システムは、PC、タブレット、スマホどれでも快適に利用できます。

 

司法書士講座のおすすめランキング第3位:資格スクエア

価格 4.5
運営会社 5.0
実績 3.5
講座の質 4.5
オンライン 5.0
サポート 3.5
総合 4.0

 

第3位は資格スクエアです。

 

価格

資格スクエアの司法書士講座の価格は、オンライン予備校や通信講座の中では標準的です。

それでも大手予備校に比べると半額程度で済みますし、独学でかかる費用の平均16万円より少し高いだけです。

また、380時間という受講時間の長さを踏まえると、コスパは司法書士講座の中でトップレベルと言えます。

 

こもり

講座選びで価格を重視する場合、価格単体ではなくコスパも重要な要素です。

そして、コスパで選ぶなら資格スクエアは十分に選択肢に入ります。

 

運営会社

資格スクエアの運営会社は、代表講師である鬼頭先生が代表取締役の株式会社サイトビジット。

事業規模も業績も申し分ありません。

 

こもり
鬼頭先生のYouTube進出や、大手予備校とタッグを組んだ模擬試験の創設(別資格の講座向け)など話題性も抜群で、今後も成長を続けることが予想されます。

 

2020年8月31日、資格スクエアが、他出版社の書籍をテキストやアプリで不正利用していたことが発覚しました。

これを受け、今後は多方面で支出が増えることが予想され、経営状態に暗い影を落とす可能性は否定できません。

状況の変化があれば追記します。

 

実績

資格スクエアは司法書士講座の実績を公表していません。

伊藤塾やLECといった大手予備校が実績を公表していることを踏まえると、「非公表」というだけで不安になる人はいるでしょう。

しかし、実績のフタを開けてみると合格者数を公表している予備校は少なく、合格者に占める受講生の割合など曖昧な書き方が多くなっています。

 

また、資格スクエアは新興のオンライン予備校なので、華々しい実績を出すにはもう少し時間がかかる側面はあるでしょう。

 

講座の質

資格スクエアの司法書士講座で最も注目すべきなのは、何といっても看板講師の三枝先生の講義です。

LECやクレアールの講師時代から評判が高く、資格スクエア移籍後も、大手予備校の「資格スクール大栄」が講義を利用するなど高い評価を受け続けています。

もちろん評判が良いのは講義の質が高いからで、他の予備校を受講しながら三枝先生の単品講座を受ける人もいます。

 

オンライン

視聴の快適さやインターフェイスの使い勝手はスタディングと同レベルで、条文リンクがついたオンラインレジュメは非常に使い勝手が良くなっています。

また、講義中に抱いた疑問質問をその場で質問できる仕組みも便利です。

 

ただし、スマホ視聴となるとスタディングほどの快適さや利便性がなく、他の予備校と同じレベルまで下がります。

また、音声ダウンロードが有料オプションなのもマイナスポイントです。

 

サポート

資格スクエアもオンライン予備校なので、通学タイプほどのサポート体制は整っていません。

答練や添削もないので、記述式の対策に不安を抱える人には物足りなさがあるでしょう。

 

ただし、答練や添削だけ他の予備校の講座を受講すれば問題は解決します。

そもそもオンライン予備校の多くは費用を抑えて効率的に合格することに特化しているので、サポート体制の薄さは織り込み済みなところはあるでしょう。

 

総合

価格(コスパ)・講座の質・オンラインの評価の高さと講座全体のバランスの良さから、司法書士講座のおすすめランキング第3位に選びました。

 

・コスパの良い講座を選びたい人
・PCメインでオンライン学習をしたい人
・看板講師の質の高い講座を受講したい人

 

資格スクエア
4.0

資格スクエアの司法書士講座は、看板講師の三枝りょう先生の分かりやすい講義が魅力です。また、視聴性・操作性に優れたオンライン学習システムも評判が良く、特にPCでの学習が中心になるなら有力な選択肢となります。

 

司法書士講座のおすすめランキングにオンライン予備校が多い理由

ランキングを見て「オンライン予備校ばっかりじゃないか」と思われたでしょう。

実は、2019年度に作ったランキングは次のとおりでした。

 

大手予備校の伊藤塾をランクインさせています。

圧倒的な実績、講座の質の高さ、サポート体制の充実度で他講座を上回っているので、今年も伊藤塾をランクインさせるつもりでした。

また、講師と講義、テキストの評価が高いWセミナーも、個人的には魅力に感じていました。

 

でも、「こもり部」を見てくれている人は、働きながら司法書士資格を目指したい社会人が大半です。

そのため、効率的に合格できるカリキュラムがあり、オンライン講義・学習システムの質が高い講座を優先的に選びました。

また、私自身が関西の田舎に住んでいて通学が難しいので、同じ状況の人に読んでもらうことも意識しています。

 

司法書士試験の予備校・通信講座の比較・おすすめランキングのまとめ

司法書士試験の予備校・通信講座7校を6つの基準で比較し、おすすめランキングを紹介しました。

今から司法書士試験の勉強を始めて合格を目指すなら、社会人の受験生に向いているのはアガルートです。

・短期間で効率的に学習して合格を目指したい人
・まとまった学習時間の確保が難しい人
・学習コストをできるだけ抑えたい人

 

1~1.5年くらい十分な学習時間を確保することができて、金銭的にも余裕があるなら伊藤塾も選択肢に入れても良いでしょう。

圧倒的な合格実績は魅力ですし、それを支える有名講師による講義は初心者でも分かりやすいです。

 

一方で、仕事が忙しく自宅で机に座って勉強する時間さえないという人は、スマホ特化のeラーニングシステムが優秀なスタディングが向いています。